記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

映画

 プール

先日映画「プール」を見てきた。 以前から書いているが、映画にせよ小説にせよ、 特別なことが起こらない日常を切り取った淡々としたものが好きだ。 心から大好きな「かもめ食堂」「めがね」と同じキャスト、おもしろくない訳がない。 胸躍らせて映画館へ行…

ホクテンザ

家から歩いて1分のところにあるボロボロの映画館です。 毎月義母からタダ券をもらうので、 このところ毎月奥さんとのデートに重宝してます。 設備はボロボロだし、音響とかも一昔のままです。 パンフも置いてないし、イスもガタガタ。 それでも人が少ないし…

エヴァンゲリオン「破」

ちょっと前に、トメとエヴァを観にいった。 僕らの世代のど真ん中はガンダムではなくエヴァ。 当時高校2年〜3年というナーバスな年ごろだったし、 20世紀の終わりで終末論的なイメージが時代によくあっていたころだった。 確かに去年あたりから当時の社会情…

崖の上のポニョ

ちょうどコハの出産の前後で、観にいけなかった「崖の上のポニョ」。 DVDが発売されたので早速購入して奥さんと鑑賞。 絵のタッチとか色使いとか新鮮でとてもよかった。 特に、ポニョが嵐の海の中を疾走するシーンの海の描写には ホントにドキドキ、ワクワク…

剣岳 点の記

タダ券をもらったので、昨日は奥さんと映画を観に行く。 地図会社で働いていることもあって、気になっていた「剣岳 点の記」。物語は、ただ地図を完成させるためだけに、 危険を顧みず、未踏の厳山・剣岳に挑む測量隊の話だ。 でもそれだけではない。 もうひ…

ウェディングベルを鳴らせ!

こないだたまたまタワレコに行った時に、 大好きな映画監督ベスト3に入るエミール・クストリッツァ監督の 最新作が上映されているのを知り、さっそく日曜日に行ってきた。 クストリッツァ監督は旧ユーゴ・セルビア共和国の監督さんで 「パパは出張中」「アン…

デュプリシティ 〜スパイはスパイに嘘をつく

インフル蔓延のこのご時世に映画に行ってきた。 どうしても前から見たいと思っていら、 インフルで行政から劇場へ営業自粛の呼びかけもあることので急遽鑑賞。 そういえば今年はまだスパイ物しかロードショー行ってないが、 「ボーン」シリーズ、「フィクサ…

ワルキューレ

今年2本目のロードショー。 不思議に隔年の法則があって、 バカみたいに映画を見る年の次の年は決まって映画を見る機会が減る。 今年も例に漏れず、去年たくさん見たせいかチャンスが少ない。 (見たい映画もあまりないが) キャストやスタッフを見るとド派…

めがね

こないだの日曜日の晩。もう少しのんびり気分に浸っていたくて、 奥さんとお気に入りの映画「めがね」を見た。 この映画も僕の好みの”何も起こらない”映画。 しみじみほろりとさせられること多数。 ロケ地の与論島のゆったりとした時間の流れに逆らわず、 映…

007 慰めの報酬

今年1発目のロードショー。 前作からジェームス・ボンドを演じるダニエル・グレイブは 無条件でカッコいい!それだけでも見る価値がある。 今このカッコよさに対抗できるのはジョージ・クルーニーくらいじゃないか。 前代ピアーズ・ブロスナンの、貴族が片手…

鉄塔武蔵野線

巷では団地やらダムやら工場やら、公共物・産業遺産が密かな注目を浴びています。 中でも断トツですきなのは鉄塔。 そんなこともあって、このブログデザインは、鉄塔。 中学・高校時に住んでいた部屋からは、果てしなく続く鉄塔の列と青空がよく見え、その景…

歩いても歩いても

映画にしても小説にしても、 劇的なことは起こらない、 ただ淡々と流れる日常を切り取っただけのものが好きだ。 何も起こらない情景をじっくりと見せてこそ真の映画だと思う。映画「歩いても歩いても」で描かれるのも、 事故で亡くなった長男の命日に集まっ…