ジョーカーゲーム
久々に本の話。
今まで通学・通勤の電車の中で読書するのが常だったのだが、
ただでさえ近かった職場が、引越しをしてさらに近くなり、
わずか1駅分しか時間がなくて、最近はあまり本を読めない。
じゃあ家でゆっくり読めばと思うかの知れないが、
家だと他の誘惑がたくさんあるし、落ち着きすぎる空間だと
逆にあまり読むペースが悪くなる。
ざわざわしている雑踏の中で、一人集中・没頭して読むのがすき。
去年読んだ本の中でダントツに面白かったのが、
柳広司著の「ジョーカーゲーム」。
伝説のスパイ結城中佐が極秘裏に設立したD機関の活躍が描かれたスパイミステリー。
いつものように装丁を見てジャケ買いしたのだが、これがなんともおもしろかった。
切れ味抜群の文体、テンポの良い展開、
描かれている内容の先にもっとダークな世界が想像できる奥行きの深さ。
こちらも途中でやめる事ができずに、一気に最後まで読んでしまった。
結城中佐を主題にぜひシリーズ化していただきたい。
- 作者: 柳広司
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/08/29
- メディア: 単行本
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