記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

和歌山センチュリーライド? 後編

鍋谷峠を降り、R24に出た時点で14:30。
いちばんの難所を無事クリアし、
あとは和歌山城まではあっさりと思っていると、標識にあと36km。
36kmって、大阪〜京都の距離じゃないか!
とはいえ、また鍋谷峠を引き返しても仕方がない。
この時点で、今までにないロングになることを覚悟。
できるだけスピードを上げる。


国土で県道14号に入り、岩出で紀ノ川を渡って県道9号へ。
のどかな風景がひたすら続く。
そろそろ疲れと空腹が襲いだす。
休憩を兼ねてコンビニに寄りたいのだが、当分ありそうにない。
峠で大量にドリンクと食べ物を消費したため、手持ちが少なく、
ハンガーノック状態でフラフラ。
10kmほど走ってようやくサークルKを発見!
おにぎりにドラ焼き、SOYJOIにガリガリ君にありつく。
それからドリンクも補給。
奥さんがキモくてはまっているという細マッチョのCMを思い出し、
プロテインウォーターを買ってみる。うん、悪くない。


パワーチャージ後、残り10kmを疾走。
無事に和歌山城に到着。
さあ撮影とウロウロするのだが、すでに葉桜…
しかも城と桜がうまく入るアングルがなかなかない。
日も暮れはじめ、一刻も早く撤収しなければ。
結局満足な撮影もできず…。


16:30。帰宅に向けて再スタート。
北島橋で紀ノ川を渡り、県道15〜146号といく。
そしてもう一本TTを開始。
2km弱の猿坂峠。
8:10。
やっぱり腰が痛い…。
そのまま、山中を突き進む。
いったい何処?本当に大阪側に抜けられるの?
ギモンを抱きつつも、爽快な下りに身を任せる。


そうしてようやく山間部を抜け、大阪府に突入したときには、
西の空は赤く焼けていた。
ここからはひたすらR26を北上。
車の交通量が非常に多く注意して進んでいたのだが…。
箱作であわやの大惨事になるところだった…


大阪へ行く車線は渋滞で車が詰まって完全に停まってしまっていることが多く、
その隙をついて歩行者が無理に横断したりしていたので、十分に注意していた。
すると急に反対車線から黒のベンツが右折!
あわてて急ブレーキをかけて衝突は免れたのだが、ペダルが外れず転倒、
そのはずみでライトが外れて反対車線へ…そしてあえなくひき逃げ…。
こけたときに周りの人が心配してくれ話をしているうちに、
当のベンツは何事もなく走り去る。
右折禁止エリアで無茶をして右折してきて何様なんだろう?
こちらが慎重に走っていたから大事故にはならなかったけど、
マナーのない車が多すぎる!


少し休憩をして落ち着きを取り戻す。
幸い、体もマシンも無傷。
前ライトが破損して失ったのは、
辺りが暗くなってきた今、非常に不安だがとにかく帰るしかない。
この時点で大阪まであと46km。


下出北で交通量の多いR26を離れ、県道63号を進む、
泉大津貝塚、岸和田と抜け、高石のすき屋でカレーを補給。
そこから大和川まで、超安全運転の原付2人組に引っ張られ、スピードアップ。


結局家に着いたのが10:00前。
本日の走行距離実に180km。
いつもの倍の距離。
もうヘトヘトです。
肝心の撮影も不調だったし、腰は痛いし、結果からいえば散々だったが、
それでもセンチュリーライド160km、
そして200kmブルベ並みの距離は走れることが実証できた。


結論。和歌山は意外に遠い。


走行距離:180.1km
TOTAL:1848,7km


↓岬公園の夕焼け