記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

初めての家族旅行 福岡

コハが生まれて初めての家族旅行に行ってきました。
(実は先々週末。ブログさぼりすぎだわ)
コハ用の大荷物と、だっこせえとうるさいので単なる荷物と化したベビーカーをひっさげて。
さてさて初めての外泊はどうなりますことやら。


朝ゆっくりめに出発。ヨルとネルよさらば。
10時台ののぞみに乗り込む。
座席では大荷物に囲まれ、しかもコハがぐずぐず。
そこで連結まで行って窓から流れる車窓を見せると大ハッスル。
途中何度もトンネルに入って真っ暗になるもの驚きの様子。
そうして体力を消耗してか、岡山を過ぎたあたりでこっくりこっくり。
そこで座席に戻って静かにだっこのまま寝かせる。
結局そのまま門司までお休み。


さてコハ九州初上陸です。
そういえば今まで九州は何度か来たことがあるが、
福岡はいつも乗換やスルーばかりだったので楽しみ。


駅につくとちょうどお昼過ぎ。
まずは腹ごしらえと、調べておいた博多駅から歩いてちょっとの
博多ラーメン屋を目指して歩く。
スピーカーからぶつぶつ文句を博多弁でまくしたてるおっさんの声を聞きながら
炎天下のなか歩いていくと・・・・・・がーん、店閉まってる・・・・・日曜定休
のっけから失敗。
そこから博多駅まで戻るのも大変なので、タクシーを拾って天神へ移動。


タクシーで急ぎ調べなおして、気を取り直してようやく博多ラーメンにありつく。
とんこつの味がしっかり出ていて、麺もカタでスープによくなじんでいるんだけど、
ん〜、そもそも論としてとんこつ100%の味ってあんまし苦手かも?
とはいいつつも替え玉には挑戦しました。
コハもお昼ごはん。何もかかっていないおにぎりを注文する。
白米をパクパク、たくさん食べる。結局1/2もたいらげる。


↓とんこつラーメン


腹ごしらえを済ませて、その足でいったんホテルへ荷物を置きにチェックイン。
しばらくの休憩ののち、1日目の目的地、太宰府天満宮へ。
天神駅から西鉄に乗ります。
なんか駅の雰囲気とか車窓とか、まるまま南海電車の感じです。
一度乗り換え後20分くらいで到着。
なぜ大宰府に来たかというと、コハの氏神大阪天満宮菅原道真さんだからです。
せっかくなら本家の大宰府に、コハの健康と安全をお祈りしに行こうと決めていました。
有名な太鼓橋(住吉大社にあるやつ)を渡って、本殿にお参り。
その後コハには開運御守、自分には交通安全御守を購入。
門前通りでは名物の梅ヶ枝餅をいただく。
その名前から梅の餡かと思いきや小豆100%でした。


あっさりとお参りを済ませて天神にカムバック。
18:00でまだ日は高いけど、早めの晩ごはんに中洲へ。
今回のお目当て中洲屋台にチャレンジです。
ベビーカーで幼児連れなのでダメ元で行ったけど、
ピークになるのは21:00とか夜が更けてからなので、
夕方早い目なら小さい子連れでも全然OKなのだ。


色々なお店があって、子連れなのに声をかけてくれるのだが迷ってしまう。
その中で天ぷらがおいしいと評判の『司』に入る。
ビールを飲みながら料理が出来るまで枝豆をつまんでいると、
カウンターに肘をついて様になっているコハの姿が見えて爆笑。
この年で屋台の似合う女とは!
しばらくして出てきた料理はどれも絶品!
天ぷらのネタはどれも本当に新鮮。エビやキス、タコは身がしっかりしていて
プリップリ、ホクッホク。揚げもサクサクで最高です。
奥さんは特にモロヘイヤの天ぷらが気に入ったようで
後日の晩ごはんに早速採用してました。
焼き物も最高!
地鶏の網焼き、豚バラのシソ巻き、明太子のあぶり焼き。
こんなのが近所にあったら通ってしまうわなあ。


↓福岡と言ったらやっぱり中洲の屋台!焼物・天ぷらが絶品の『司』


屋台ですっかりご満悦のあとは、そのままホテルに戻ります。
やっぱりコハ連れでの旅行は今までの気ままな旅行とは勝手が違います。
ホテルなのでベッドなのだが、夜中にコハはよく寝返りするので落下してしまう恐れがある。
そこでベッドの2辺を壁にくっつけ、残りの2辺に沿って2人が壁となって寝る作戦。
(つまり奥さんとは直角に寝る)
大きいベッドの上で思いのままにゴロゴロして、3人でいちゃいちゃ。
そのうちにみんなZZZ…。


次の日は9:00にチェックアウト。
地下鉄に乗って姪浜駅まで。そこからしばらくのんびり歩いて、能古渡船場に到着。
と、すぐに出港とのことであわてて乗船。ぎりぎりセーフ。
コハは初の船旅です。
小さなフェリーでわずか10分。コハは風を浴びながら、
船が水をかき分けていくのを見てご機嫌。


↓船で10分の楽園・能古島(のこのしま)


船着場からは島内循環バスに乗ります。
島の反対側にある「のこのしまアイランドパーク」が目的地。
お花畑や、ちょっとした動物ふれあいもできるのんびりした施設。
なかなか上り甲斐のありそうな坂道をゆっくりとバスが行きます。
(なんでも自転車目線なのはローディーの悪い癖)
15分くらいで到着。月曜日はさすがに人が少ない。
敷地はかなり広大。緑のあちこちに手入れの行き届いた花壇やお花畑。
お花の大好きなコハは手を出してナデナデ。
しばらく行くとヤギ小屋発見!コハはヤギやお馬が大好き。
柵越しに頭をなでさせてもらったり、足でちょんちょん。
昨日とんこつラーメンに豪快に突っ込んだ足をペロペロされてくすぐったかった様子。
今度はお隣のうさぎ小屋へ。これでもかって位のウサギの数。
しばらく動物とたわむれた後、先へ進むと、大きな木に据えつけられたブランコを発見!
これもコハの大好物。
膝の上に乗せて大きくこぐ。いつもの公園のものより大分半径が大きいので
ゆっくりながら大きく回るので、迫力があっておもしろい。
コハもとってもいい顔でニコニコ。手足はうれしくてバタバタ。
お次は、博多港を見渡す高台のお花畑!と思ったらちょうど植え替えの時期で残念。
でもずーっと続く芝生の向こうに海があって、その先に博多の町が見えてとてもキレイだった。
炎天下でずっと遊んでいたので、水分&栄養補給のため
施設内にあるうどん屋でランチ休憩。
この島の名物の「能古うどん」をいただく。
もちもちとした弾力があって、なおかつそうめんみたいにつるっとしたのど越し。
とてもおいしい。コハもびっくりするくらいパクパク、ちゅるちゅる。
午前いっぱい使ってのんびり遊んだので、能古島を後にする。
帰りは船着場の所にある「のこの市」で土産を買ってから。
コハ大好き「能古うどん」や産直の野菜などなど。
能古島は他のテーマパークみたいに何かすごいものがあるというわけではないけど、
の〜んびり、ゆったりできてとてもよかった。


お昼は何も考えていなかったのだが、前日に博多リバレインの前を通ったら、
博多アジア美術館で、絵本の世界みたいな催しがしている様子だったので、
少し寄ってみる。
すると、中は、絵本の世界を積み木や布で立体化したような世界になっていて、
フェルトでできたお花や、お菓子の家、紙でできた巨大な恐竜などがあった。
もちろん絵本もたくさん置いてあって、靴を脱いで広場で読めるようになっている。
コハはさっそく手当たり次第に絵本をめくって遊んで、ハイハイであっちゃこっちゃ。
お次は積み木のコーナー。
ボールプールみたいに囲いの中に小さな積み木が山のようになっていて
コハは手にとっては投げ、手にとっては投げしたりして大ハッスル。
やっぱりというか、思った以上に長居をしてしまったが、
コハも大満足だったし、結果オーライ。


結局早めに帰ろうと思っていたのに、予定を大きくオーバーして18:30ののぞみ。
車内に乗り込む前に、名店街で土産を物色。
色々悩んでいると、いろんなとこからコハへ声がかかる。
どこのお店のおばちゃんも本当に気さく。
結局、会社用ににわかせんべい、自宅用にやまやの明太子、博多通りもんなどをゲット。
そして売店で晩ご飯代わりの駅弁を購入。
帰りの車内はコハ超ぐずぐず。多分かなりのお疲れなんだけど、
寝れないし、態勢は悪いし、しんどかったんだろう。
お弁当をゆっくり食べる余裕もなく、みんなお疲れで新大阪到着。迷わずタクシーで帰宅。


初めてコハと一緒のお泊り旅行。大変なことも多かったけど、
ゆとりあるプランニングで無理しなければ、問題なさそう。