記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

神戸にお出かけ

土曜日。微妙なお天気だが、雨は振らなそう。
コハもごきげんだし、家族で神戸におでかけ♪


奥さんの仕事終わりに梅田で合流して、阪神電車に乗り込みます。
いきなしグズり出すコハ。
そのうち、ガタンガタンに乗っているとわかると大ハッスル。
周りの乗客にご迷惑をかけながらなんとか元町に到着。
この時点ですでに激疲れ…。頼むよホントもう…


到着してすぐ、小腹を満たすため南京町直行。
カニのから揚げを頬張っていると、コハが激しく主張。
さすがにこれは食べれないからねえ、と桃まんを与える。
めっちゃ好きみたい。


さて今日のお目当ては、神戸ビエンナーレ
大規模なアートイベントは横浜ビエンナーレ以来。
コハが生まれてから美術鑑賞なんて全然できてなかったので楽しみ♪
行ってから知ったが、会場はメリケンパークだけじゃなくって
神戸港に県立美術館と3箇所に分かれているみたい。
正直子連れにそんだけ巡れというのは難しい。
今回はメイン会場のメリケンパークのみ。


空きコンテナに色々な作品が展示されていて、
ふーんとかそうとか言いながら見る。
行列の出来ている展示は見れなかったが、一応全部見た。
好きなのは、紙ふぶきを舞いあげるやつと、
windowという昔の記憶を再現したようなやつ。


正直、横浜のが作品にバリエーションもあって、
体験型のものも多くあってすごく楽しかった印象があったので
同じように期待していたが、正直小粒な印象がぬぐえなかった。
なんか同じような素材を使っていたり、似たような表現方法ばかりじゃない?
主催者側があえて似たような作品を集めたのか?
そうだとしたら、アートの多様性を無視してまでイベントすることかなあ。
もうちょっとよく考えてもらいたい。


逆に同じテーマに沿って各クリエイターが作品を持ち寄ってみたら
すごく同じような作品になったのか?
そうだとしたら、現代アートはもう限界だと思う。
お題を出されて、みんな似たような作品しか出来ないってことは、
想像力が欠如しているとしかいいようがない。
アートって非日常とか意外性とか、あるいは日常の再発見でもいいけど
着眼点とか発想とかが大事なんじゃないのかなあ。
こうゆうのどこかで見たなとか、さっきの展示とおんなじじゃんとか、
見る側の想像力を超えていくようなパワーがなかったら寂しいねえ。
別会場はもっと面白かったのかもしれないけど見てないし
何とも言いようないけど、少なくとも見た中ではちょっと期待はずれでした。


そのあと、少しだけお買い物。
神戸に行く時は必ず寄る、ボタンや洋裁、生地のお店RoroとRoroStockへ。
コハが悪さするといけないので、奥さんが見ている間、2人でお外をウロウロ。
そのあとこれまた必ず行くコム・シノワへ。
もう閉店間際だったのであまり商品が残ってなかったけど、
おいしそうなパンを購入。


街を歩いている途中でコハが疲れて寝てしまったので、
このまま起きなければ洋食屋さんで晩ご飯をゆっくりと。
ということでグリル十字屋に入り、お目当てのハンバーグとエビフライ♪
……
あ、コハちゃん起きてる…
いや、その、あの晩ご飯を食べようかなって…
も、も、もちろんコハさんが起きるのを待ってたんですよ…
いや、もう、ホントに。
コハ目が据わってます。
そこからはもう戦争です。
セットについていた大好きなコーンスープにライスを途中まではお利口に食べてたのに
急にめちゃくちゃグズり、米粒を四方に撒き散らし、最大音で号泣。
お店の方、お客さん、スミマセン・・・
せっかくのごちそうも、できるだけ早く退散できるように味わう余裕もなく流し込むのみ。
神戸、優雅に洋食を頂こうかしらん?などと思った
お父ちゃんお母ちゃんが甘かったです…


帰りは阪急で帰ったほうが梅田から歩いて帰るのにはいいが、
できるだけ電車に乗っている時間を短縮しないとヤヴァイのでJRで。
奥さんは座席でグロッキー状態なので、
大阪までお母さんといっしょの歌をコハの耳元で歌い続け、
変な顔で気を惹き、あの手この手で荒ぶる神をなだめ倒してなんとか大阪。


神戸行ったらやろうと思ってたことは全部出来たのに、
満足感よりも徒労感漂う父と母。
やりたいことをやりきったコハは帰ったら即寝でした。
ふい〜。