記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ロハスな滋賀の旅

土日は、久々の家族旅行でした。
行き先は滋賀。滋賀です。
この半年で2ケタも行っていますが、やはり滋賀。
滋賀といえばarkibitoというのがいつのまにか社内でのイメージに。
実は、とあるセレブなホテルから試泊のお招きを受けたので、
家族でいくことになったのです。


土曜日はいつものように奥さんが午前中は仕事。
13:30にJR大阪駅で合流して出発。
大阪から大津までは新快速でわずか40分。滋賀って意外と近いのです。
そっから浜大津まで歩いて、レンタカーを借ります。
湖西をずずんと北上して海津大崎までのドライブ。
途中どっか見どころがあればよいのだが、何もない。
本当に観光名所というのがないねえ・・・。
なのでひたすら湖西道路〜志賀バイパスと進む。
すると鵜川ファームマートのところで、黄色いワゴン発見!
休憩がてら、風月堂のホットドッグにありつきます。ウマッ!
3ヶ月ぶりだが、やはりウマいものはウマい!
ちょっと辛めのソースなのでどうかと思ったが、
コハにあげてみるとパクパク食べた。
休憩後、あとはひたすらR161を進む。海津まで来たら、湖岸道路へ出ます。
ビワ1の時、一番気持ちよく走れる奥琵琶湖。
そのほとりに建つのが今回のホテル。
ビワ1のときは、こんな所になにやら高そうなホテルがあるなと思ったが、
まさかそこに泊まることになるとは、いやはや。
しかも普通に泊まったら1人1泊5万ですよ。5万。(汗)


無事に到着。
コハもおりこうにチャイルドシートで乗ってくれました。えらい!
敷地のゲートが閉まっているのでインターホン押して開けてもらう。
むむむ、いきなり高級なかんじだ。
平民なのでちょっとしたこともビビリまくり。
本棟に到着し、スタッフの方のお出迎え。チェックインを済ます。
お部屋は今回は、ヴィラ(北欧)にしました。
再び車に乗り込み、部屋の目前まで車を乗りつける。


部屋に着くなり圧倒される。
すごいいい部屋。リビングがあって、ベッドルーム、ロフト付き。
室内風呂も広く、それとは別にシャワールームまで!
わが家より広いですやん!
北欧家具に囲まれ、広々クリーンなお部屋、最高です。
しかもアメニティはロクシタン
ルームシューズはビルケンシュトック!しかも持ち帰ってOKですぞ!
さすが休日をただのんびりと過ごす滞在型宿泊施設、
別荘のように使えるお宿というコンセプトだけあります。
ありがたや〜。


↓お部屋はこんな感じ


↓外観


↓敷地は広くて、まさに静けさを求めた保養所


まだ明るかったので、夕食の前に、周辺をお散歩です。
敷地は広く、近くの山から引いた小川が流れています。
ずっと続く芝生の上を、超ご機嫌で歩くコハ。
持ってきていた小ぶりのビーチボールでサッカー。
ボールが跳ねたり転がるのが楽しくてしょうがない様子。
そんなこんなで1時間。家族3人でのびのびと過ごす。


しばらくして夕食です。
某有名ソムリエがプロデュースの、滋賀の幸を使ったフレンチコース。
ワインはようわかりませんが、お勧めのものをグラスで頂く。
コハは特製のお子様プレート。それも本格的でおいしそう。
料理は、平目のカルパッチョにはじまり、ワカサギと木の芽の天ぷら、
鯛のパイ包み、そしてメインは近江牛のステーキ!まあ素敵!
どれも本当においしくて、正直ほっぺがおちそうになりました。
素晴らしい!


↓コハっちょんの特製お子様ディナー


↓メインの近江牛のステーキ


でも・・・はじめのうちはおりこうさんだったコハ。
が!2皿目ではやくも本性をむき出しに!
一番おとなしくして欲しかった所で、わがまま放題。
イスに座ってられずに絶叫しながら歩き出し、しまいにレストランから脱走!
スタッフの苦笑いに、他のお客さんの目・・・
お願いヤメテの必死の願いももむなしく、
どや、私すごいノリノリやろというような勝ち誇った目で
事態はどんどんエスカレート。
おまけに、やわらかいので食べれるかと思ってあげた近江牛をポイッ!
これにはさすがの奥さんも怒り心頭で(笑)、
将来大きくなって、ええ肉食わせといわれたら、
この日のことを言ってやると心に決めたそうな。
結局、どちらかが食事を止めて、コハ番をして、
レストランを出たり入ったり、慌しく食す。
それでも最後の箸休めのおそばとスイーツにたどり着けず、
その分だけはお部屋まで持ってきてもらうことになりました。
多分1日おでかけで興奮状態で、お昼寝もしてなかったので
眠気が限界状態だったようです。
部屋に帰って、お乳あげたら即効寝付きました。
しばらくして届いた温かいおそばのやさし〜こと。


2日目。9:00と遅めの朝食。
前日大立ち回りを繰り広げたレストランへ行く足取りはちょい重。
今日はもうおりこうにしてよという切なる願いが、
無事聞きうけられたのか、終始ニコニコとイスに座って朝ごはんを食べるコハ。
心底ほっとして、ゆったりと食べます。
忙しい毎日でなかなか家族3人揃って朝食は珍しいのでうれしい。
焼きたてのパンに、フレッシュなサラダ、
嘘みたいにフワフワでやさしいオムレツ♪
絞りたてのオレンジジュース。
もう完璧すぎる朝食。最高でした。


チェックアウトは14:00までなのだが、
寄りたいところもあるので11:00に宿を出ました。
シンデレラタイム終了〜。
かなりお騒がせをしてしまいましたが、
行き届いたサービスありがとうございました。贅沢させてもらいました。


今日はびっくりするくらいいいお天気。日差しがポカポカします。
せっかく琵琶湖に着たので、ちょろっとだけ水遊びさせてやろうと
マキノサニービーチに寄る。
静かに波打つ大きな水に、真剣な顔で立ち向かうコハ。
水がまだかなり冷たかったこともあって、すぐに退散。
近くで近所の人がエサをあげているので、カモメの大群が飛来して、
それに大興奮のコハ。指差しながら、うぉうぉと雄叫び。
しばらくして眠そうだったので戻る。
道の駅藤樹の里あどがわで一旦休憩し、おみやげを見る。
新鮮なお野菜に惹かれたが、帰りの電車が恐怖なので、
結局名産のアドベリージャムだけ。


↓奥琵琶湖やっぱり好きだ



そして今日のお目当ての場所へ向かいます。
ソラノネ食堂でランチ♪
空が近く、ただ畑が広がっているあの独特な雰囲気がたまらなく好き。
前回自転車で訪れた時は、ケーキだけしか食べなかったので
新鮮な食材の料理が楽しみ。
道は覚えているのですらすらと泰山寺の小高い丘を上る。
到着してびっくり。こんな駅からも遠い山の上だし、
そんなにお客さんはいないだろうと思ってたら、ほぼ満席。
すごいすごい。
かまどで炊いたごはんがお櫃で出てくるランチは残念ながら売り切れ・・・
でもカレーがあったのでそちらを頼む。コハにはシフォンケーキ。
先に出てきたサラダ。なんと白菜のサラダ。
これがまたうんまい!生で白菜なんて初めてだけど、甘い。
やはり新鮮だからこそできるんだろうなあ。
次に出てきたのが、ゴロゴロ野菜の入ったキッシュ。
やさしいおいしいで、家でも真似したいと奥さん。
そして最後に出てきた十穀米のカレー。
トマトベースのひき肉カレーで、炊いたお野菜がゴロゴロどん!
野菜のうまみ甘みが最初に来て、最後にピリでとってもおいしい!
コハもびっくりするぐらいパクパク。おいしいんやね。よしよし。
コハも奥さんも大満足でした。
ちょっと遠いし、車でないとなかなか行けないけど、
(それがまたちょっとした旅気分を演出してる)、
ソラノネ食堂、何度でも訪れたいなあ。
コハがもうちょっと大きくなったら、
かまど体験とか、お野菜の収穫とかもさせてあげたい。


↓十穀米のカレー


↓空と土のある風景


↓気になる方はソラノネ食堂サイトへいってらっしゃい
http://soranone.jp/cafe


お店の方と少し談笑して、名残惜しくお店を後にします。
ここからさてどうしよう。
大津まで大した観光スポットもないし、寄りたい場所もない。
とりあえず湖西道路をひたすら南下。
だたお昼食べて帰るのももったいないなあ。
そうだ!比叡山を越えればそこは京都。
レンタカーを返す時間もあるが、うまくいけば久々一乗寺恵文社にいける?と急ぎます。
バイパスを下りて車で山中越です。
しかしここはクネクネカーブが多く、道幅が狭いうえ、
道の脇に溝があったり、電信柱がはみ出してたり怖い。
ここでチャリが脇を走っていようものなら、ぶつかるんじゃないかと思った。
ドライバーの気持ちで考えると、このコースでTTするのが怖くなった。
なんとか山中越をして出てきたのが北白川別当
ちょっと行って無事到着。
でもここは駐車スペースがなく、猶予は10分足らず。
しかもコハがぐっすりご就寝だったので、奥さんだけ見てきてもらい
車で周囲をグルグルしておく。残念だがまたの機会に。
一乗寺はほとんど恵文社目当てでしか行かないが、
車で路地を回ると色々なお店がそこかしこにできてる様子。
と言ってる間に、戻らないといけない時間になったので携帯で奥さんを呼び出す。
駆け足で申し訳ないが仕方がない。それでもパパっと見てよさげな6冊ほどを買ってきた。


さっと来た道を取って返し、予定の17:00を少し過ぎた時点で無事車を返却。
滋賀みやげをと大津港の売店まで行くが閉まってる・・・
大津駅キヨスクにも大したものがなく、
仕方なしに(別によかったのだが)、京都駅で途中下車してみやげを買う。
奥さんの大好物マールブーランジェの「茶の菓」。
そこから、グズリ出したコハをなんとかなだめすかして帰宅。


特に観光名所を巡ることもなく、おみやげをあくせく買うこともなく、
おいしいものを食べ、のんびりとした時間を家族で過ごす、
まさにロハスな旅でした。


↓旅行のお供にいかがです?ちなみに表紙写真は年明けのがんばりが採用されました