記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

カラタパールへ行きたい

地デジ対応TVにして以来、BSが見れるようになった。
BSって、旅行ものや山関連の番組がとても多い。
この間、何年か前にやっていた「エベレスト街道をゆく」とかなんとかいう番組を再放送していた。
ルクラからナムチェバザールロブチェを経て、60km先のカラタパールを目指すというもの。
何回か見てるのに、何度見ても心躍る。
容赦ない自然と、それと向き合うシェルパの民。
天を突き指さんと、鋭い矛先を白く染める聖なる山々。
見たことのない世界があそこには広がっているのだと思うと、ソワソワする。
ちょうど今月から月刊化した「PEAKS」に、
”おじゃまします夢のエベレスト”という初心者でもいけるエベレスト街道の特集。
隅から隅まで読んだ。


決めた。
いつかカラタパールの頂から生のエベレストを見たい。
世界最高峰とやらとじっくり対峙してみたい。
一生のうちに必ずエベレスト街道を歩いてみたいと思った。
自分は才能がないから、エベレストに登頂するということはまず無理だ。
でも、そのエベレストを拝むカラタパールまでなら、がんばれば行けるかもしれない。
そこだって標高5550m。十分大冒険だ。
待ってろよ。


エベレストに行けない自分の才能と、カラタパールを目標にがんばる気持ち。
なんか、自分の今の自転車の向かっている方向と一緒なのだ。
小っちぇえ目標だなあとか、夢くらい大きく見ろよとか言うなかれ。
こちとら真剣なのだ。


PEAKS ( ピークス ) 7 2010年6月号

PEAKS ( ピークス ) 7 2010年6月号