記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

黒豆買い出しライド with しおアニキ&Kurubiさん

日曜日はしおさん主催の黒豆買い出しライドに行ってきました。
なかなか味わい深いイベントでした。


朝6:00、息が苦しくて目覚める。
夜半から冷えた空気を吸い込んで寝ていたために発作が起こってた。
吸入をすれば呼吸困難は収まるが、そうすると副作用で動けなくなる。
しおさんには”のんびり”でとお願いしていたが、
その”のんびり”が果たしていかほどのものか怪しかったので、
できるだけ心臓に負担はかけたくなかったので、1時間ほど安静にしながらゆっくり準備。
7:00には出発しようと思っていたのだが、
あまり状態がよくなかったのでギリギリまでゆっくりしてしまい結局7:15出動。
待ち合わせは箕面駅のロータリー。
朝一無理すると一日台無しになるのだが、遅刻しないようにがんばる。
天竺川を北上中に、パンク修理中のしおさんにバッタリ!
ちょうど修理が済んだところだったので2人でスタート地点を目指す。
タイミング的にギリアウトな感じだったので、協力してペースをあげ結局朝からハイペース。
10分程度の遅刻で到着し、Kurubiさんと初対面です。遅刻してスミマセヌ。
朝から何も食べてなかったので、補給品に羊羹とヤングドーナツ、お茶を購入。
そういえば参加予定だったぱしゃ君ですが、
前日の夕刻、信号無視の自転車の飛び出しを避けようと急ブレーキして自爆、
自転車にダメージと、初事故のショックのため不参加。(もう問題なし)


そこから早速、しおさん先導で箕面DWを上ります。
のっけだし、ゆっくりペースで上がるのかと思いきや、
やはり”のんびり”は思ってた”のんびり”ペース。
ただ朝からのハイペースで発作が再びくすぶりだしてマズい状況。
しおさんはアタック合戦をしたそうなオーラが出てたのだけども、
今無理すると迷惑をかけてしまうので、シッティングで我慢。
無事に上り切り、下り区間で一息つく。
途中のトンネル抜けからしおさんがペースをあげ始めるが、
このペースで170kmは厳しそうだったので、kurubiさんの方へ下がって喋りながらペースキープ。
高山の下りで追い付き、そこから妙見口交差点まで曳く。
堀越峠東側の上りくらいでようやく呼吸が安定して一安心したのだが、
ここから朝ごはんを食べなかった影響でハンガー気味。
こっそりと背中からヤングドーナツを1つずつ盗み食いしながらダマシダマシ。
倉垣からR372旧道まではしおさんと交代で曳く。
ここでは鈴鹿の練習と思って35km切らないようにがんばったが、向かい風が厳しかった。
旧道は生活道路なのでペースを落とし、イベントのこととかお話しながらゆっくりと。
一度ピークを越え、天引峠の旧道へ。
使われなくなった道路は、まさに廃道で、倒木やらでかい石の塊やらがゴロゴロ。
鹿の親子に遭遇してプチアドベンチャー
そこから福住のローソンにて1回目の休憩です。
かなりのハンガー具合だったので、がっつりドリンク2本とおにぎりセットとお菓子。
走っていると暑いけど、休憩で足を休めるとそろそろ寒い季節になりました。



エネルギーチャージで復活!ここから篠山の市街地あたりまでは前を曳きます。
相変わらず風がきつい。
そして市街地をかすめて昼前に川北の販売所に到着。が!門が閉まっている!
まだお昼なのにすでに売り切れ閉店。むむむ。
中の人にお願いをしてみると、持ち帰りなら2袋残ってるという。うむう、こちらは3人。
すると1つくらいなら取ってきてあげるわと言っていただく。ありがたや。
それにしても、篠山周辺はいたるところで枝豆が売っているが、
この群を抜く人気、流石だなあ。
この日オーラスの枝豆をゲットできてラッキーでした。
無事目的を達成して折り返し。
背中には1.2kgの戦利品、これがけっこうずっしり存在感のある重み。
残り100km、これは確実に体力を奪う。しかも背中が蒸れるので余計に苦行。
はてさて観光客ごった返す篠山市の市街地でお昼をということになったが、
お店でゆっくりとも行かず出店で済ますことに。
でもカレーかパンかしか売っていなくて、結局カレーをチョイス。
おいしかったが、このスパイシーな香りが、のちのちの上りでリバースしないだろうか。


リスタート後、県道77〜R372とつないで、県道12号。古坂峠にて帰り。
1度上ったことがあるが、そんな激坂というわけではなかったはず。
序盤はダラダラとした上りが続く。直射日光が暑くてかなわん。
池を過ぎたあたりから徐々に斜度が上がる。
あいまいな記憶では、2連ヘアピンがあって、それでおしまいと思っていて
ペースを少し上げたしおさんについていったのだが、
実はもう一回2連があって激萎え。
それでも上らないと帰れないのでダンシングを交えて上りきったはいいのだが
ダンシングのたびに背中の荷物が揺れて、少し腰に影響がくる。
トンネル抜けて豪快にダウンヒルをこなすが、
クラウチングの姿勢が厳しく腰の痛みが悪化しだす。むむむ枝豆め。
今度は西峠への上り返し。ここもそんなきつい坂じゃないはずなのだが、
腰の痛みが結構しんどい。今回この辺がいちばん厳しかった。
なんとか上りきって杉生までのダウンヒル
腰が痛いので攻めすぎずに時々伸ばしながら下る。
杉生のヤマザキで小休憩。


本音としては、翌週の鈴鹿もあるし、
腰の具合が不安なので県道12をそのまま下って帰りたかったが
元気いっぱいのkurubiさんが
「そういえば野間峠、下ったことはあるけど上ったことがないなあ」とおっしゃるので
しおさんと2人でじゃあじゃあ行くしかないですねぇ(苦笑)となる。
ああ、そうするとぉ?まずは変電所の鈍い上りでしょ、んで逢坂。(明月峠の手もある)
そして野間、トドメは高山…
あああ、のんびり買い出しライドが、すっかり坂バカ走行会ですなあ。
体がきつくて泣きだしそうなのに、坂ばかりのルートを3人で上れる嬉しさと、
色んな感情がこんがらがって、ニヤニヤしてしまった。
で、リスタート後はkurubiさんが先頭で行きます。
ここでも「ゆっくり行きますね」とのはずが”ゆっくり”でした〜。
変電所の鈍い鈍い上りを少し遅れながらついていく。
どうも腰の様子が悪く、ダンシングができないようなので封印。
なんとかピークまでには遅れを取り戻してしゃっと下る。
来栖まで下って、県道54号から逢坂峠。
ちょうど堆肥を乗せた軽トラの後ろについてしまったので、
しおさんとあの後ろを走ると臭いからなあと少しペースを落とすいているうちに、
kurubiさんが随分と先へ行ってしまった。ああ、元気やなあ。
しおさんが気を利かせて合わせてくれたのか、上りで曳いてもらいついていく。
ピークまで残り僅かのストレートで、しおさんがkurubiさんを冷やかしに行ってきますと告げて
ダンシングで飛ぶように加速していく。
前方でプチバトルが繰り広げられているのを見ながら、遅れちゃいかんとペースをあげる。
ダンシングができないのでなかなか差が詰められず、ピークを越えて下りで追い付く。
なんとか倉垣橋まで戻ってきて、そこから野間中の交差点で小休憩。
だいぶ疲弊してきました。
そして野間です。kurubiさんがTT初挑戦と言うことで先行して早速姿が見えなくなる。
しおさんと2人でえっちらと上ります。
2つめのヘアピンまでは同じペースでついていけたのだが、
そこから少し遅れて最後の2連ヘアピン、遅れちゃいかんとちょいと無理してダンシング。
トンネルまでには追い付きゴールするが、kurubiさんの姿なし。
あれれ、どこいったと思ったら、妙見との分岐で休憩中でした。
時間的にも暑い時間帯で、すぐにのどが渇いたので、そこでたまらずコーラ補給。
そしていよいよ高山を残すのみとなりました。ああ、長かった。
もう先が見えたので、残りかす全部ここからつぎ込む。
休憩後、高山のスタート地点まで曳き、上りも曳く。
ダンシングが使えないので、ひたすらシッティングで上げる。
追い込みが足らなかったがもう今日はこれでご勘弁。
そこから高速でダウンヒルして、分岐から勝尾寺までのちょい上り、
3人とも安心して気が抜けたのかヘロンヘロンでした。
そこからしゃっと西田橋まで下り、あとはいつもの道で南千里
ここでkurubiさんとはお別れです。
そこから4級を越えて豊津でしおさんともお別れ。


枝豆を買いに行くというなんともグルメポタの雰囲気でのんびりゆったりを勝手に想像していたのだが
思わぬ強度というかやっぱりというか坂バカ走行会となり、
大変しんどかったけどなかなかやりがいのあるおもろい企画でした。
そしてそして肝心の黒豆はうわさ通りの絶品で、おいしゅう&ありがたく頂きました。



しおさん、kurubiさんありがとうございました!


走行距離:171.13km
TOTAL:6274.62km