記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

君は、下の廊下を知っているか?

チャリの目標とは別に、山歩きの目標も。
今年のチャレンジは当然無理なのだが、もう少し修行を積んで30代で行ってみたいところ。
それが下の廊下。
黒部ダムから下流にある黒部渓谷鉄道の欅平駅までの約27km区間に、
存在する超級のアドベンチャールートで、
黒部川の左岸部分を、最低限、人が通れる程度(幅1m弱)に単純に岩をくりぬいただけ。
当然転落防止の柵など存在せず、高度感たっぷり。
ルートとしては高低差が厳しいわけでも、クライミングスキルを要する難所があるわけではないが
一歩足を踏み外したら即ジ・エンドという、DEAD OR ALIVEな状況はあまりにもデンジャラス。
しかも巨大な雪渓がほぼ年中行く手を遮っているため、
通行できるのが9月末から10月のわずか1ヶ月間のみ。
そしてその巨大すぎる雪渓を乗り越えるための簡易の梯子を幾度も通過するという
気が遠くなりそうな危険地帯。
唯一、中間地点にある小屋以外にエスケープゾーンはなく、
一度入ってしまえばもう後戻りはできない。
何気に高所恐怖症な私にとっては、難易度が高すぎるミッションだが、行ってみたい。
実際行って大泣きするはめになるんだろうけど。
とりあえず単独行は、もしものときに致命的になるのでパートナーを探さねば。


*写真は某所から拝借、問題あれば削除します


↓こんな道が13km続く

↓何?このスケール感


ちなみに、下の廊下があるということは上の廊下もあります。
こちらは日本有数の本格的な沢登り。