記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

大阪→名古屋 with ぱしゃ君

ぱしゃ君の夏休みにロングライドしようと言う話になり、
いつかやろうと言っていた名古屋までのロングライドに出掛けることに。
で、自分はこないだの300km走れたこともあって、よっしゃ往復でと。
前日はよく寝ておくつもりが、いつものように3時間ほどしか寝れず。
妙な興奮状態だったのもあるが、
入念に何度もルートを検索し、交差点名などを覚えたりするのに手間取ってしまった。
ぱしゃ君との出発は日付が変わって0:30からだったのだが、
こないだの時のようにSea to Seaになるように、22:30に先んじて出動し舞洲へ。
やたら向かい風だったので、行きは淀川CR使って行った方がいいかも。
本当は第2京阪で行くつもりだったが、そっちのほうがアップダウンも少ないし。
で、えっちらおっちら舞洲到着。すでにお祭りは終わっていて、
スタッフたちが慌ただしくステージを解体している中、お決まりの記念撮影。
取って返すが、早く着きすぎて集合時間まで30分あるので、
一旦家により、補給とシャワーをして再び集合地点へ。


↓お約束の舞洲出陣式


予定より少しだけ遅れて出発。やはり風が東方方面に吹いているので、
予定を変更して淀川の土手を行くことにする。
追い風で快調なのだが、車止めが本当に厄介でフラストレーション。
途中でぱしゃ君のクリートの具合が悪くなり、真っ暗やみの中調整。
枚方大橋で土手を離れて、県道13号にスイッチ。
ここでぱしゃ君が、お前は帰りもあるからと積極的に前を曳いてくれる。
体型といい気性といい、後ろから見るとヴィノクロフに曳いてもらっているように心強い。
追い風にも乗って快調に御幸橋に到着。
そこを渡ってすぐに右折、しばらく宇治川の土手を行くが、
すぐに曲がらないといけないのだがチョイ自身がなかったので、
ぱしゃ君のスマホで念のため検索し、無事に県道81号に入る。
第2京阪を通過し、R24を渡ってすぐのコンビニで補給&休憩。だいたい2:00くらいだったか。
リスタート後、小倉で左折し県道69号に入るが、すぐに曲がらないといけなかったのに
ボヤボヤしてオーバーラン。あやうく観月橋に行ってしまうところを、
途中で気付いて、再びスマホで検索して、Uターン。
県道249号に無事復帰し、宇治をスルーし、いよいよ県道3号のミッドナイトランに突入。
白川から河原沿いではなく、本線をいく。天ヶ瀬ダムをスルーし、
ここから慎重ながら先頭交代してペースアップしていく。
相変わらず真っ暗で時間の感覚も、スピードの感覚も、上ってるか下ってるかもわからない不思議ゾーン。
でもこの区間は走ってて爽快。
無事に暗闇区間を抜けたが、南郷のところで再びぱしゃ君のクリートが不調なので、セブイレで休憩。
リスタート後すぐに唐橋に到着。3:30くらいだったかな?
すると、クロスとロードの2人組の人がいてはった。こんな夜更けからビワ1でしょうか?
一応記念撮影しておく。


↓唐橋にて


リスタートしてすぐにR1に入る。この辺で走行距離が100km越える。
草津のところですぐに県道2号に入る予定だったが、
まだ交通量がほとんどないので、できるだけ回してR1継続。
栗東でR8にスイッチし、野洲川大橋を越えて、東の空がだんだん白み始める。
三上のコンビニで一回休憩。そろそろ眠い。
リスタート後、交通量が増え、大型も通りだしたので、ここで裏道に移動。
小篠原の交差点で左折しJRを越えてすぐに県道2号に入る。
あとはこの道1本で彦根まで。
ここまで快調だったのに、ここからえらい向かい風。
ぱしゃ君が積極的に前を曳いてくれるが、結構疲労度が出てきているようなので
近江八幡を越えたところから先頭交代。
この辺で完全に陽が昇るが、幸いにして薄曇りで、直射日光はまだなくて助かる。
安土山のところで北腰越の少しの上りを無理せずに超える。


↓安土山と観音正寺の間から日の出


ひたすら同じような田園地帯を、容赦ない向かい風に抗いながら進む。
なかなかペースが伸びず28kmペース。まだまだ滋賀は続く。滋賀長い。
ここまでくっちゃべりながらだったのがだんだん口数が減る。
眠気と疲労のダブルパンチ。
愛知川を渡ったところのコンビニで休憩。
冷たいミルクティーを飲んだところで体に変調。
急に腹下しが始まる。
かなりきつめの腹下しで、しばらくトイレから出れず。
リスタートしたものの、お腹に力が入らず、全くパワーが出せない状態。
そのまま彦根城に到着。6:00くらい。
すぐさま記念撮影して、トイレに駆け込む。このまま名古屋行けるかな…。
とりあえずだましだまし、休憩個所を増やして進むしかない。
米原を越えたところで、R21に入り、交通量が増える。
ここから若干ながら上り基調で、しかも相変わらずの向かい風。
腹に力が入らずぱしゃ君の曳きにもついていけなくなり、たまらず一色のコンビニに駆け込む。
やばい。とても腹が痛い。もう出せる者は全部出したのだが、腹下しが治まらない。
温かいもので少し腹を休ませ、リスタート。
左手に伊吹山を見ながら、柏原を抜けてようやく滋賀を脱出。


彦根城


↓ぱしゃ君越しの伊吹山


ここからはしばしの下り、関ヶ原まで爽快に下るが、腹を冷やさないように慎重に。
関ヶ原西町交差点で右折しR365に入り、そのまま県道56号を、牧田川ぞいの平坦を回していく。
養老あたりからアップダウンが始まり、2人して難儀する。
すでに太陽がコンニチワして非常に暑いし、相変わらずお腹の具合がよくない。
そしてハンガー気味になってきたのでコンビニで軽食がてら休憩。
ここでも長い長いトイレタイム。頼む収まってくれ!
9:00ごろにリスタート。県道8号を南東へ。
このくらいになると東海のローディーさんが対向から続々とやってくる。
挨拶をするが皆不思議そうだったけど、そんなに怪しい二人組だったかな?
駒野まではアップダウンの連続で、上りと下りで、2人のペースが一定せず、着いたり離れたり。
ようやく山間部を終えて、ここから3大河川を渡る。
まず福岡大橋で揖斐川を渡り、海津市を過ぎて東海大橋で長良・木曽川を渡る。
いよいよ愛知県突入&200km越え!


東海大


さてあと名古屋まで30km。気合を入れ直します。
最初は田園地帯だったのが、名鉄を越え徐々に郊外エリアに入る。
交通量が相当多くなってくる。名古屋の人の運転は荒いと聞いていたので注意しながら。
2車線あるのに、右折レーンになっていて実質1車線に車が集中し、
頻繁に割り込み車線変更があって、そのあおりを食らってペースが出ない。
それから対向車線の右折車が結構無茶なタイミングで強引に右折するのでビビる。
これが名古屋なのねん。さすがに交通量が多いところでは歩道にエスケープした。
途中たまらずに二度ほどトイレ休憩。
あとはとりあえず気力で行くしかない。
庄内川のところでようやく名古屋駅のターミナルビルの姿が見えた!
いそいそと回して、目の前を通過する新幹線の下をくぐり、
名駅の桜通口に到着。おうおう名古屋だ!
10:45到着。舞洲から232km(ぱしゃ君は201km)、10時間のライドでした。
一旦ぱしゃ君の本日のお宿、マリオットアソシアに移動。
ホテルの人がお迎えに来るまで駅ナカの喫茶店でコーラで祝杯。
ぱしゃ君も初の200km越えでお疲れさまでした。
ぱしゃ君には散々、無理せんと新幹線で帰るか、ホテルに一緒に泊まろうと言われたが、
意地でも帰りますよ。
しかも本当に不思議なのだが、コーラを飲んだおかげで腹が治った。
さて、名古屋に到着して10分足らずですが、もう名古屋に用はないので
気持ちが切れないうちに出発します。
地獄の帰路に続く…


↓JR名古屋ターミナルビル


↓ここでぱしゃ君とお別れ