記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

名古屋→大阪 with Sさん

やり終えた感で爽快感漂うぱしゃ君に見送られて、ここから一人旅が始まる。
名駅通りをJRに沿いながらとりあえず南下。
走り出してわずか2,3kmなのだが、話し相手がいなくなって急速に孤独を感じる。
話し相手がいないと、蒸せ返るような暑さや、強烈な眠気、蓄積された疲労のごまかしがきかない。
名古屋高速4号の高架下の馬鹿でかい道を南下。日比野、六番町、東海通と順調に南下していたのだが、
このあたりからポツポツと小雨が降りだす。
直射日光はうんざりだが、雨は雨で困る。何せあと200km以上ある。
R23(またの名を名四国道)を通過し、港湾地区っぽくなってくる。
夏休みということもあってか、水族館へ向かうであろう車の行列を縫って、名古屋港に到着。
とりあえずSea to Sea(大阪港〜名古屋港)は達成。12:00くらい。
ああ帰りたい。


↓名古屋港


名古屋港から来た道を北上し東海通で左折。雨が少し強くなってきたので慎重に走るが
魔の悪いことに路線バスと前後して、停留所や信号で抜きつ抜かれつになり、
非常に気持ちが萎える。
お腹も減っていたので競馬場を過ぎたあたりのコンビニに逃げ込む。
そこで補給しながら電話で奥さんに現状報告していると、三重県のSさんからメール。
出発前に今年の鈴鹿8時間の件でメールをやり取りしていて、
ちょうど明日あさってで、そっち方面に走りに行きますと言っていたのだが、
名古屋出るときに電話をくれたら、休みなので加勢しますとのこと。
さっそく電話を入れると、今自宅の鈴鹿なので、ちょうど中間地点の桑名で落ち合おうということに。
鈴鹿からSさんがどのくらいで桑名までかかるのかわからないので、ここから孤独のもがき開始。
引き続き東海通を西進する。この辺は基本ド平坦なのだが、
中州地帯なので、たくさんの川があってその度にジャブの嵐。
子宝新田というところでようやく路線バス区間が終わり、弥富の手前でR1に合流。
さすが幹線道路だけあって交通量も多く、大型車がバンバン。
路肩は狭く荒れてるし、ここからしばらく雨が強くて、とにかく慎重に走る。
尾張大橋で木曽川を越え、愛知県とオサラバです。
長島をはさんで、伊勢大橋で長良川揖斐川をまたぐ。でっかい川だな。
この頃には雨はすっかり止み、恐怖のピーカン。
ここからさらに2,3km進んで、待ち合わせの桑名駅のバスターミナルに到着。
13:30。
Sさんはまだ到着していないようだったので、バス停のベンチで補給&仮眠。
途中で、セレブホテルで涼んでいるぱしゃ君から電話。
こっちも元気にやっておるぞよ。
30分ほど待ってようやくSさん登場。


尾張大橋


はてさて、鈴鹿トロッフェ以来の再会となるSさん、今日も元気有り余ってます。
とりあえず地元のSさんと作戦会議。
これから進もうと考えているルートは、とりあえず亀山へ行き、旧R25に入って柘植、
そして県道50号で朝宮、そこから一気に和束に下って、木津。
木津まで行けばあとは夜練で行っている安全圏。
問題は、日没までにどこまで行けるか。可能であれば、明るいうちに木津まで、
無理でも朝宮にはたどり着いておきたい。
特に、柘植〜朝宮の県道50号が走ったことがなく、地図で見ても夜間に走るには怪しそうなので。
ただSさんの話では、桑名から亀山まで思った以上に距離があるらしく、
R25も上りは確かなのだが、難易度は未知数。
なので、そのルートは難しいんじゃないかな〜、それよりオススメの峠があるんですよ〜
とノリノリのSさんの話では、R306を北上して、石鎚峠というところを越えて、
滋賀県の多賀へ抜けるルートらしい。
ちょっと待て!確かにリスクを負って山間部を行くより、
できるだけ早く平坦の滋賀県へ抜けた方が日没後を考えると得策ではあるのだが、
せっかく南下ルートをたどっているのに、彦根付近までバックするのは、
すでに280km以上も走っている身としてはさすがに辛すぎる。そんな迂回したら500km行ってしまうがな…
と思いつつ、Sさんの勢いに押し切られ、そのルートを行くことに。


R1からすぐに右折し、桜通を西進。いきなり結構な斜度の上りがあり、灼熱の中で気を失いそう。
それでも元気ハツラツのSさんの強力な曳きについていくため、ダンシングで上っていると、
いやな感触。まずい…と思ったら前輪パンク…
でた〜そうでした、Sさんはパンクの神様だったのでした。
暑いし、しんどいし、上りの途中だし、リスタート直後で入れ直したエンジンがシュポポ〜と切れる。
もう完全に意気消沈で、道の脇へへたり込む。
近くに日陰がなく、照りつける日差しの中パンク修理。
前輪の一ヵ所が丸くめくれてました。もうヘトヘトでタイヤをはがして、チューブ入れてと進めるが
新しく購入した携帯ポンプがうまく使えず、かなり焦る。
Sさんが助け船を出してくれて、CO2ボンベで即効入れてもらって、タイヤまではめてもらう。
この時点で心身ともに限界MAXで、もう意識がやばい。
Sさんにもう1mmも遠回りしたくないので、当初の最短ルートを再提案。
R258のバイパス(自転車交通可)から一気に下ってR1に復帰する。
この時点で15:00を過ぎてる。この1時間で家まで進んだ距離がわずかに10km…
このロスはかなりヤバすぎる…
ここからは小細工なしでR1を南下。この道がまたヒドイ。
Sさんは、三重のローディーはこれで慣れてるので全然普通ですよ〜と気楽なのだが、
路肩は最小限で、大型がバンバン通るからかワダチがずっと続いてるし、
まだ門真あたりのR163の方がマシ。
かといって他に使えそうな裏道もなく、ひたすら緊張しながら進む。
この時間帯が色んな意味で一番ヤバかった。


なんとか四日市まではR1で来たが、さすがにこの状況で事故が怖いので
裏道を希望すると、Sさんが色々道を案内してくれるが、何処をどう走ったかあんまり覚えてない。
そのうち大きい川に出たのでやっとこ鈴鹿川かと思ったら、
Sさんが明るく、これは違う川ですよ〜と一言、なぬ〜。
そこから少し遠回りらしい道を通りながら、ようやく鈴鹿川までやってくる。
Sさんによると、ここから亀山まであと15kmもあるらしい…遠いなあ…
鈴鹿川の土手沿いを西進。カンカン照りの西日が暑くて暑くて、相当バテてきた。
Sさんが相変わらず曳いてくれるが、徐々に遅れてしまうので30kmまでペースを落としてもらい、
命からがら進む。
この頃はもう瀕死状態だったこともあって、
Sさんがしきりに日没になったら電車で帰りましょうと推してくるようになる。
いやいやここまで来てそれはない、それはないと、突っぱねていると、
Sさんが、わかりました、じゃあ自分も行ける所までお付き合いして、
帰りは終電で帰るので、家近いんで自宅に輪行袋取りに寄りますと言ってくれる。
マジっすか!?ありがたや〜。
ひたすら鈴鹿川を遡上し、平和橋で対岸へ。R306で高台の住宅街に到着。
すでに300km越えてます。
Sさんが自宅に戻っている間に、ちょっとでも休憩とコンビニで補給しようと思ったのだが、
気付いたらチャリの傍で気を失ってました。
で、奥さんの電話で意識が戻り、まだ亀山だと告げる。今日中に帰れるかどうか…
しばらくしてSさんが戻ってきて、作戦会議。
現在17:00。あと2時間半はなんとか明るいだろう。その間にどれだけ行けるか。
特に未知数なのは旧R25の状況。予習した時は確か上りがあったはずで、しかも一部は未舗装区間
そこでどれだけ時間がかかるかが問題。
でもとりあえず20km先の柘植までは明るいうちに着けるだろう。
でもそこからさらに未知数の県道50号経由の朝宮〜木津ルートは厳しそう。
なので、柘植から草津経由で大津というエスケープルートを考える。
19:00に20km先の柘植として、さらに40km先の大津までは21:00には着けそうか。
Sさんは亀山まで戻る電車を考えると大津21:00がデッドなのでそこを目指す。
そっから先は自分のテリトリー。ダラダラでも帰れるだろう。


重い腰を上げてリスタート。Sさんが亀山バイパスが速く走れるというので
そちら側へ行くが、予想通り車が高速でバンバン走っていてかなり怖い。
アップダウンもそこそこあって、これはさすがに無理と思ってSさんに別道をお願い。
県道302号で左折し、一旦下って上って、亀山市街地を通る。
県道565号(東海道)に出て、西進。
余裕があれば食べていくはずだった亀八食堂をスルーし、JR関西本線をくぐって裏道へ。
鈴鹿川沿いの静かな道を通って、亀山ICのところ避ける。
Sさん、実はこの裏道を全く知らなかったようで、
R1のような混雑して走りにくい道路で慣れているので、ぴゃ〜っと幹線道路しか使わないらしい。
自分の場合、急ぎの場合などを除いて、できるだけ幹線道路を避けていかに裏道を使うか、
というところを考えているので、ちょっと意外でした。怖いもの知らずの三重ローディー。
いったんR1を横断し、短いがえらく斜度のきつい坂を上ると、そこが味わい深い関宿。
すでに夕方で、お盆ということもあって、閑散とした宿場町はなんとも風情があってよい。
ここにオススメの甘味処があるんですよ〜とSさん。
でも今日は先を急ぐので前を通っただけ・・・
しばらくして宿場町を抜けR1にぶつかる。ここからいよいよ山間部に突入。


↓関宿


R25の20kmは走ったことがなく、上り基調で未舗装区間があるという情報しかない。
旧道だから路面の状況とか悪いんだろうなと予測していたが、
走り出しは路面が張りかえられていてむしろとっても走りやすく、
Sさんもこんないい道が近所にあるなんて!と驚いていた。
山間を進む旧道が思った以上に快適で、しかも30kmはあると思っていたら20kmだったこともあって
気分が爽快で、さっきの区間ボロボロだったメンタルも立て直す。
途中飼い犬の突撃にあい、危うく噛まれそうになるハプニングもあったが、
涼しくなってきたし、上り区間と思っていたのにほとんど上りがなくてよかったが、
後で一気に来る可能性もあるので気を緩めず。
加太の集落を越える所から、道幅が狭くなり、徐々に上り基調。
ここでタルんではいかんと思ったのか、Sさんが何気にペースをあげ始める。おお、スパルタン。
レンガ造りのJRの陸橋のアーチをくぐって、本格的に上り。
まだ勝尾寺の序盤ぐらいの斜度だが、20kmオーバーでSさんの曳きについていくのが精一杯。
そのうち、イシバシ工業の敷地の所からいよいよ未舗装区間が始まる。
完全なガレ場状態で、バキバキと石を跳ねながら、進む。
これはジロ・デ・イタリアですか?
何気に斜度も上がってきているし、何より石に乗って転倒しそうで怖い。
オマケに、さっきなんでもないところでパンクをやらかしているのもあって
慎重にペースを落として進むのだが、Sさんはお〜危ない危ないといいながら
ペースを維持して上っていくので、1カーブくらい離されていく。
いやいや置いていかないでおくれと心の中で叫びつつ、これ以上の遅れないようについていく。
1kmくらいで未舗装区間終了。ここは日が落ちた後の通過だったら危なかった。
しかしまだ上り区間は続きます。少しだけ斜度が厳しくなり8、9%くらいの上りをえっちらと。
Sさんはさらにペースアップしていくので、ペースをあげて何とかSさんに追いつこうとするが、
こちらのペースアップに気付いてSさんもなぜかダンシングを開始してペースアップ!
おいおい!バトってるんじゃないんだってばあ!
ああ、この人ガチだわ・・・
仕方なしに、こちらも覚悟を決め、ヒルクラモードに突入し、
クネクネ区間の終わりでなんとか真後ろまで追いつく。
ここで間違って追い抜くと油に火を注ぎかねないので、気楽に話しかけて併走に留め、
2人でようやく上りを終えて、爽快な下りに入る。
あまりに爽快で夢中になって、道を間違えて伊賀IC方面へ行ってしまいそうになるが
JR沿いの道に戻る。
で、まだ明るいうちに柘植の駅に到着。累計340kmくらいで到着が19:00くらい?
思った以上に旧R25がよくて早くに着けたが、日暮れ目前ではあるし、
やはりここからもうひと上りするのは危険だろう。
それにSさんも木津からよりも大津からの方が帰りがスムーズなので、
ここから大津方面へ進むことにする。
行きの地図を名古屋で捨ててしまい、ここから大津までの詳細なルートがわからないが、
関宿での標識では大津まで60kmなかったので、ということはあと30kmちょっとくらいか。
であればなんぼ遅くても20:30には大津に着けるだろう。
でも実際は大津まで45kmもあったのだが、それはまだ知らず・・・


↓旧R25を爽快に走るSさん


↓柘植で日没


しばらくレトロな駅舎で休憩する。懸念してた旧R25はそれほどでもなかったのだが、
Sさんのバトルモードで思いがけず体力を消耗してしまったので。
そのSさんはいまだ元気ハツラツで、この人こそあと2〜300kmくらいペロっと走りそうな勢い。
こちらは汗と砂粒で全身ドロッドロ。
地図を名古屋で捨ててしまったことを後悔しつつ、駅の案内板の地図で前方確認。
ここでは確かな距離はわからないが、関宿でR1よりも西へ進んでいるのだから
当然R1とR8の合流地点より大津寄りで行きに通った道に合流するとばかり思い込んでいて、
そっから大津ならそんなに大して距離がないだろうと思っていた。
実際はその合流地点の20km手前のR1に合流するのだが・・・
ともかく日がもう落ちかけているので先を急ぐ。
県道50号を少し下り、JRとぶつかる手前で県道4号を甲賀方面へ。
途中裏道でうまく抜けたと思ったら、行き止まりで少しロスしたが、
そこからは爽快な下り。ボーナス区間に突入で35kmペース(もう下りでも40km出ない・・・)で稼ぐ。
油日、甲賀とJRに沿って順調に下り。
もしこのまま琵琶湖まで下り一辺倒だったら、1時間で大津に着けるじゃ〜ん!と2人も余裕綽々。
でも、それは大いなる過ちだったのです・・・
寺庄の手前で、日没となり、詳しく道がわからないので、とりあえず草津線に沿って行くことにし、
JRを越えて山のほうへ続いている県道4号に別れを告げる。(そのままでよかった・・・)
しばらく農道を進んでいくと、道がJRからそれて、真北の方角へ行くが、
その先の小高い丘が竜王あたりで、その先には琵琶湖まで広がる平野部だと思い込んで
少しばかりR1に早く合流してもいいしと、気にせず進む。(実際はそこを越えてもまだ水口・・・)


すでに真っ暗になってしまって、道の具合もわからず、ざっくりとした方角だけで進んでいると、
どうやら馬鹿でかい新興住宅地の袋小路にはまり込む。
途中で草津駅はどっちかと聞くと、「えっ?草津?なんで草津?とりあえず方角はあっち」と
非常に漠然としたマズい返事。
草津駅が的を得てないということは、この辺はまだ草津からだいぶ遠いということ・・・。
why?すぐそこじゃないの?
とりあえずこの住宅街から抜け出さねばならないが、ぐるぐる回ってるだけで出口が見つからない。
希望が丘という、現状をあざ笑うようなネーミングの住宅街に、いつどっから入り込んだのか・・・
刻一刻と暗闇は厚くなって、無駄な時間ばかりが過ぎ、焦る。とにかく焦る。
ひとまず大きめの道に出て、そのまま道なりに進む。住宅街は意外と人が少なく、
ようやく老夫婦を発見し、とりあえず住宅街を抜けてJRはどっちかとたずねると、
道なりに行けば甲南駅に出れるよと教えていただく。
で、30分以上かけてようやく住宅地から脱出。
あとで確認したらわずか1駅3kmの区間をグルグルと・・・おとなしく県道4号でよかったのに・・・
そこからJRに沿って伸びる畦道を進むと、先に大き目の駅が目に飛び込んできたので、
これは草津!と思い込んだら、またしても思い込みで、貴生川・・・
な、なんでこんなに草津が遠いんだ・・・
そこからとりあえず幹線道路を目指そうとなって、
そこそこのまとまった道で進んでいくとようやくR1が見えてきた!
おお文明の明かりがまぶしいぜ!
とりあえず色々憔悴してしまったので、一旦コンビニで休憩。
この時点で草津まであと17km、大津まで32kmの距離。時刻は20:30くらい。
このままでは大津でのSさんの帰りの電車に間に合わないので、
とりあえず草津までお付き合いしてもらうことになる。スンマセン。


リスタート後は、余計な策は立てずにひたすらR1。
交通量は多いし、大型のトラックがバンバン。
当然路肩も狭い上に、わだち状態。
でもSさんの電車までの時間がないので、Sさんの強力な曳きについて行く。
Sさんは白線の上をできるだけトレースするように走るのだが、
自分は白線より内か外とラインが微妙に違う。
Sさんは体格が大きいので、真後ろに着くと前方の様子が全く見えず、
いきなり路肩が広がったり狭まったり、障害物があったりするので
ちょっと距離を開けて走る。
さっきの不用意なルートロストに、予想以上に距離が残っていることへの落胆で
モチベーションがダダ下がり。
加えて、日が落ちて暗くなり、眠気も襲ってきて、かなり苦しい状態なのだが
一心不乱に32〜33kmペースで先行し続ける鬼のようなSさんにしがみついて走る。
もうしゃべる気力も元気もなく、真横を通り過ぎる大型車にビビりながら
とにかく事故らないように集中して走る。
途中あまりにしんどいので、信号待ちのときに、
ついていけるところまで一緒に行きますが、
電車に間に合わないようなら、Sさん一人で先に行ってください、と告げる。
了解です!と走り出したSさん、まるで水を得た魚のように
さっきよりペースアップして35kmオーバー・・・
ま、待って〜。必死のパッチでくらいついていくしかない。
ようやくR8との合流地点を通過し、しばらくして草津駅の標識!
た、助かった〜(泣)
無事に21:00前に草津駅に到着。380km越えました。
貴重なお休みに、わざわざアホなロングライドに付き合っていただいたSさんに感謝。
桑名から草津まで100km近く(自宅からなら150kmライド)お供してもらい、
強力な曳きで死にかけたけど、でも1人だったら孤独と疲労でお先真っ暗だったと思う。
感謝感謝でお別れします。アディオ〜ス!またトロッフェでがんばりましょう!
そこで再び1人になり、気を抜くとやばいので、JRを渡って、県道18号に。
そのまま大通りを進み近江大橋をわたる。
えっちらおっちらと湖岸道路を走ってようやく大津到着。390kmくらい。21:30。


↓大津!


大津で奥さんに電話を入れ、日付が変わるか変わらないかくらいには帰れるだろうと連絡。
コンビニでおにぎりとドリンク補給をして、リスタート。
問題はどうやって京都へ抜けるか。
こないだのシミュレーションで小関越が漆黒の闇だったので、使えないことがわかったので、
ここはノーチョイスでR1しかない。疲労困憊なのと交通量が多いのでおとなしく歩道を使う。
えっちらおっちら山科へ越えて、駅のほうには行かずに名神高速ぞいに進む。
途中で気付いたら大台の400km越えてた。
六地蔵観月橋区間が嫌いなので、県道36号はスルーして、
県道35号で藤森に抜ける。が、ちょっとばかしの丘越えでヒーヒー。
ようやく上りきっても下りでは回せず。
そんな状態だったので、帰り第2京阪のアップダウンは辛すぎるので回避することに。
竹田のところでいったん第2京阪に入り、久御山JCTのところでR1へ迂回。
まずまずの交通量だが、三重や甲賀区間に比べたらどうってことない。
そこからにぶいにぶい洞ヶ峠を這うようなスピードで上る。この辺でもう意識朦朧としてます。
枚方を通過して、ようやく帰ってきたなあと実感。
守口までもうひと我慢して、そこからは阪神守口線へ逃げてダラダラ。
無事に家にたどり着いたときには、450km越えてました。
なんとか日付が変わるまでにはと思ったが、15分ほど過ぎてしまったが、
ブルベタイムでも十分余裕があるペースでよかった。
そのままシャワーを浴びて、布団にバタン。


行き、積極的に前を曳いて風除けしてくれたぱしゃ君に感謝。
帰り、助っ人参戦で落ちかけたところをガンガン引き上げてくれたSさんに感謝。
前日、何かあったら電話してくれたら迎えに行きます!と勇気をもらったウメさんにも感謝。
そして、アホでワガママな遊びを許してくれた奥さんと娘にもありがとう!
また懲りずによろしく!