記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

お伊勢参り 往路

日曜日の晩。ちょっとのどが痛いのが気にはなるが予定通りお伊勢参りへと向かう。
夜間の山間部はかなり寒そうだが、昼間の運動会では日差しがかなり暑かったので装備に困る。
実際問題として日中の方が走る時間が長いので、
起毛なしのロングスリーブにして、上下ヒートテックのインナー。指きりグローブで。


0:15出発。
走り出してすぐに足がズーンと重たいことに気づく。
昼間の運動会の影響で太ももの表側がパンパンなのだ。
全然回せない感じで、30kmペース。
城北運河〜R163〜第2京阪。向かい風が強い。
ここまでのんびりペースだったので、清滝峠は軽くTTモードで。
13:44。
汗をどっぷりかいてしまって、そのあとの下りが激寒…
そのままR163を東進して2時間で木津に到着。
伊賀上野までの山間部に突入する前にローソンで補給。
温かい室内でイートインできたのでとっても助かる。
とにかくどん兵衛でとにかく温まる。


リスタート後、R163でひたすら伊賀上野を目指す。
こんな時間帯なので交通量も少ないだろうと思っていたら、
夜中でもでかいトラックバンバン走って怖い。
笠置トンネルを疾走し、大河原の鈍い上りをこなす。
この辺で気温は10℃。寒い。寒すぎる。
寒さのせいで心肺はこたえるし、足の回りも鈍く、難易度が高くなってる。
かなりメゲていたところ、ようやく伊賀上野の町の明かりが見えて少しほっとする。
R163を右折し、上野城を左に見ながら高台を上る。
と、ここで分岐点。当初はこのままR163を進んで長野峠を越えて津に入るルートを考えていたが、
当初よりもかなり早く到着してしまったことや、R163の予想以上の交通量を考えて進路変更します。
ここからR422で南進し、R165で青山峠越えを目指します。
とその前にファミマで小休憩。


↓4:00の伊賀上野


リスタート後、木津川と伊勢鉄道と並行しながら、交通量の少ない田舎道を進む。
この辺では気温がなんと8℃。体感は当然もっと寒い。
この寒さのせいで、咳が止まらず、非常に苦しい。
念のため吸入器も持ってきてはいたが、これから本格的な上りに入るので
心臓への負担が大きすぎるために使えない。
なので、ミンティアでごまかしごまかしするが、これがまた口が冷たくて。
寒いし、暗いし、孤独だし、非常に辛い時間帯が続くが、
こんな時間にこんな場所でDNFなどできないし、
あと2時間もすれば夜が明けるのでそれまで我慢我慢の走行が続く。
5:00に青山朝へ突入し、R165へ入る。


↓5時にアホ


伊賀神津から青山峠までは10km程度の緩やかな上り。
この上りはブルベで実走済みなので代替のコースレイアウトは知っている。
序盤は県道110号並みの緩斜面。えっほえっほと上り、徐々に体が温まってくると呼吸も楽になってくる。
西青山駅を通過すると上りが本格的になり、7〜9%程度の上りが続いていく。
距離は長いがそれほど難易度の高い上りではない。
空が少しずつ白み始めた5:30ごろに青山峠に到着。
青山峠まで来て夜が白み始めたので、うまくいけば青山高原から日の出が見れるかと期待して
ちょっと寄り道で県道755号(青山高原道路)を北上。
結局7kmもきっつい上りおかわりしたのに高原らしいところはなく、
あやうくR163までバックするところだった…
この道は練習にはもってこいのいい道ではあったが、
ロングライドの途中に余計な体力と時間を使ってしまった。
結局途中の見晴らしのいいところでぱっと写真を撮って、青山峠までバック。


青山高原からの朝焼け


寄り道から青山峠まで戻ってきたのが6:30。伊勢まで残り約50km。
ここから東青山までの6kmはハイスピードの本格的な長い下り。
もうすでに夜は明けていて、寒さもいひと段落&明るい状態での下りで思惑通り。
東青山からはアップダウンをこなし、久居の手前で県道503号に入って南進。
一志からはほぼド平坦で、県道58号〜県道24号。
まだ7:00そこいらというのに交通量が多い。さすが車大国三重。
松阪まで来て、いったん県道756号に入って、あとは伊勢まで県道37号で一本道。
この道がまた路肩が非常に狭いうえに、ところどころ白ライン上にデコボコとアイキャットが埋まっていて怖い。
結構な交通量もあるので、向かい風ながらここはペースをあげて一気に駆け抜けていく。
宮川を越えて伊勢市街に入ったのが9:00。
まずは順番通り、外宮へお参り。
警備室の目の前にチャリンコを止めて、大急ぎで正宮だけお参りに行く。
ビンディングシューズで玉砂利を歩くのがものすごくしんどいぞ!
まだ朝も早いのに大勢の参拝客がいる中を、変な格好のおっさんが走ってる姿はおかしかったことでしょう。


↓外宮


外宮から5km離れた内宮へ向かう。
途中ひと山越えて内宮に到着すると、こちらは輪をかけて人が多い。
宇治橋前の駐輪場にしっかりと施錠して、大急ぎで正宮を目指す。
再び長い長い玉砂利ロード。かな〜り体力が奪われる。
お参りを済まし、休憩所で無料の温かい番茶を2,3杯いただいて、
チャリンコへ戻る。


↓内宮・宇治橋


ここまで約160kmのライド。
かなり体力的に堪えたが、無事に目的の一つお伊勢参りを済まし
あとはお目当てのグルメを中継しつつの帰路。
復路へつづく…