記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

サマーエンデューロはりちゅう ロードレース ビギナーⅠ

こないだのバル飲みで、勢いで参戦決定したはりちゅうロードに行ってきました。
kurubi教官、しおアニキの精鋭部隊とともに挑戦してきましたが、
個人的には、土砂降りの雨の中、テクニカルなダウンヒルに苦しみ、
スタートまでに1時間以上雨に降られた結果、心肺に不調をきたした結果、
満足のいくレースとは行きませんでした。
まあレース仕様になるようなトレーニングや調整を一切してなかったし、
6月はギリギリまで走り倒してかなり疲労が蓄積していたので自業自得なんだけど。
とはいえもし万全だったとしても最後まで先頭集団に残れなかったと思う。
アレについていくには鈴鹿で先頭集団2周乗れるようにならないと難しい!
ビギナーだからと言って全然甘くないゾ!
チームで連携して(って3人中2人もエントリー時にチーム名入れ忘れてるケド(笑))
アシストできればと思っていたが、それ以前の問題だった。シュン。


とりあえず色々あり過ぎた1日でしたがレースについてのみ報告。
5:00初大阪駅始発に乗り、7:40に1つ手前の社町駅に着いた時には
相当な雨。
雨の中を走るのは慣れているが、レースとなると別。
落車や事故を考えるとどうなることやら。
とりあえず先に行っている2人にTELを入れる。
1つ前の駅で降りたのは、軽くウォームアップで走るため。
急いで組み立てて3km走る。
到着してTELを入れるも不在で、きっと試走しているのだろうと受付へ行くと、
試走戻りのしおアニキと落ち合う。
試走時間終了5分前だったので、アニキの車に急いで荷物を置いてコースイン。
何しろ初めてのコースで、未知数の部分が多すぎる。


スタートしてすぐ上りが始まる。9%程度あってまずまずしんどい。
ゆっくりとS字を描きながら300mほどでトップに到達し、
急なヘアピンで方向転換し、ジワジワと下り区間へ。
本格的に下りに入るとテクニカルなS字。
すでにかなり水がたまっていて、スリップの恐れが大きくて車体をインに倒せず
試走の段階でオーバーランしてしまう。
ハイドロ状態でブレーキが全く効かず、スゲー難しい。
そこを抜けると再びS字で今度は軽く上り。2段階ほど斜度をあげて、
上りきると再び激下り。
下りの終点は大きな右へのスプーンカーブ。ここもブレーキングが難しい。
そこからは緩めの下り基調で、クネクネとしつつもイージーなコースラインで
50kmオーバーで攻める。ただしところどころグレージングやマンホールがあり、
そこでのスリップは要注意。
一度広場みたいなところに出てから少しずつ上り基調となり、スタート地点まで少しの上り。
といったコースレイアウト。
自分は上りでの高速展開は難しいので下り勝負なのだが、
このコースコンディションでは全く攻められない。
特にあのS字はレースペースで曲がりきれる自信が全くない。
上り下りの間隔も頻繁で、まさにジェットコースター。
これは大分心肺も脚も揺さぶられそうな予感。


で、本番前になぜか自分だけ無料で参加できる1周勝負のタイムトライアルに参加申し込みしていたので、
試走後慌てて集合する。
本番直前に疲れてもアレなんで、もう少し試走するといったイメージで走るつもり。
集合するが、雨脚が激しくなり、びっしょびしょのまま待機する。
体が冷えて、喘息の気がうずきだす。非常にまずい兆候…
20秒おきにスタートしていき、いよいよスタート。


↓タイムトライアル、スタート待ち


前の1人がゆるゆると上りをこなしているので、ダンシングですぐにパス。
例のS字、本番前にもう一度トライアルで攻めてみるが、
1つ目で川のように流れている水のラインに乗ってしまい、
うまく回れずに大減速して大外回りになってしまいロス。うむ〜まずい。
そのロスを挽回しようと次の上りでペースをあげるがちょっと脈が乱れたのでペースを落とす。
下りきっての大スプーンはうまくこなし、50kmオーバーで後半は攻める。
最後はスパートしてゴール。
結果は5:31:389(av32km)。18位/26位でした。
まあこんなコンディションでTTしようって言うんですからなかなかの猛者ぞろいでした。
それにしてもウェットがすぎてマシンをうまくコントロールできないゾ…
ブレーキが全くほとんど効かない。ヤヴァイ。
(実はその原因の1つが夕方に最悪の結果として判明するのだが…)
戻ってきて再び3人と集合。ビッショビショのままこんどは本戦の集合。


↓いざ出陣


20分ほど、スタート地点でドブネズミ状態。
さっきのTTで一旦体は熱くなったが、この待ちの間に散々降られているうちに一気に冷える。
ちょっとマズイ予感がするが、この期に及んでどうにもならない。
2人と話をして気を紛らわせて落ち着かせる。
コースインになって3人離れずに、事故回避のためにできるだけ先頭にうまく陣取る。
と、横でおっさんが若い子に向かって、もっとドケやみたいなクソえらそうな罵声を浴びせている。
ほんま何様なんでしょうねえ。気持ちよくレースできないもんでしょうか。
こういうトラブルって大抵おっさん。困ったねえ。
スタート前に健闘を祈って2人と握手していよいよスタート。


↓ずぶ濡れで待機


↓緊張の面持ち?


スタート直後はマトリックスの選手によって上り明けのヘアピンまでは誘導。
幸いにしてマトリックス選手の真後ろに陣取ることに成功し、ゆっくりと上っていく。
その上りで真後ろで何かあったのか後ろで大ブーイングが起こっている。
(どうもフラついている人がいたみたい)
上りを開けて、集団全員がヘアピンを抜けたところからレースの火ぶたが切って落とされる。
速い人たち6,7人が一気にペースアップを開始し、自分もその後方にぴたっと付く。
前の人のタイヤが跳ねる水しぶきが辛すぎる。
鬼門のS字で、やっぱりブレーキが効かず、みるみる前の選手との差が詰まるので、
ヤバいと思ってアウトに逃れるが、そのせいで少し差が開く。
ヤバイヤバいと上り返していたら、しおアニキが右から上がってきたので、
アニキの後ろについて大スプーンへの下りに入り、先頭に追い付く。
が、この大スプーンのブレーキングでもリアがすべって、
目の前のしおアニキに危うく追突しかける。ヤバいと思ってここで不利と分かりつつも
唯一の逃げ場である最インへ舵を切り衝突回避。
コーナーリングのラインがタイトなため大減速をしたため、下りの立ち上がりで差がぐぐっと開く。
下りこそ前の人について温存せねば、差が致命的になりかねないので、
必死でアニキのケツに追い付く。
そのままなんとか集団に追い付いたが、そこで脚を使ってしまったため、
スタートラインからの上りでジリジリと遅れてしまう。
でもまだ集団の背中が見えているので、ここは耐えて下りでのリカバリーを見据えてダンシングで
差が開かないようにペースコントロール
ヘアピンを抜けて下りに入り、少しずつ差を詰めていく。
で、再びのS字で、今度は失速を恐れて慎重な入りになってしまったためペースが落ち、
どんどん差が開く。これはイカンと、次の上りでダンシングで攻めるが差が縮まらない。
大スプーンから50kmオーバーで、落ちてきた人たちをパスしながら、
かろうじて見えている先頭集団を切れずに追う。かなり疲労が来たぞ。
3周目の入りの上りで、再び心肺が大きく乱れ気分がぐわっと悪くなり、ここで実質レース終了…
もう無理せずにペースを落として、ひたすら安定を図る。
呼吸を意識して整え、上りきってから少しずつ様子を見ていると、kurubiさんが横にやってきた。
あれ?前じゃなかったの?と不思議がっていると、
ロードはヒルクラのようにはいかないようで、すでに終戦モードに入っています。
2人で協調してゴールを目指してもよかったが、それでリザルトがどうなるわけでもないし、
自分は下り中心の攻め、kurubiさんは上り中心の攻めで、ペース配分が全く違うので
それぞれ上り下りで交差しながら進む。
心肺の方は雨のせいかあまりよくないので3周目でDNFしようかと思ったのだが、
kurubiさんの登場で、とりあえずゴールはせねばと切り替える。
最終回9%上りでkurubiさんに大分差を広げられるが、徐々に差を詰めていく。
S字のところで選手が2人ほど傷んでいる。落車か接触か。
大スプーンからの下り基調で捲き上げ、ラスト200mくらいで猛然とパスしてスパートをかけるが
集合地点から少し上ってのゴールのところに入る手前で
もう1段階スパートするためにギアチェンしようとしたら、不調だったギアが噛んでしまい、
回せずにペース落ちたところをクビ差で差し替えられてしまいました〜。
ゴール後は疲労困憊でエスケープまでの上りが上れないほど。
まあとりあえず事故なくゴールできただけでもよかった。



で、戻って先行していたしおアニキと合流。3周目までは先頭集団でバトルしていたらしく、
なんと結果9位と大健闘!さすが勝負師。入賞も近いうちに手が届くでしょう。
一方kurubiさんは、ロードとの相性の悪さを痛感したようで、より一層ヒルクラに精進するそうです。
自分はといえばちょっと最近ガチで走った時の心肺の乱れが激しいので、
レース的な走り方自体ちょっと見直さないといけないかも…
発作が出たらもうその時点で勝負にならないし、何より危険なので。
今日は雨もあってちょっとキツイのが来たので危なかった。
ロングのようなじっくりとした走りは問題ないのだが、
急にペースが上がったりするようなのはちょっと気をつけないと。
まあどのみち実力がないのでアレなんですが、せめてチームメイトのアシストくらいはできればなあ。
ちなみに我々は25,26位と中盤でのフィニッシュでした。なんとがギリギリav30km切らずに済んでよかった。
とりあえずこの大雨の中3人無事に完走できてよかったです。
ゴール後は同クラスの表彰台とリザルト張り出しを確認して解散します。
自分はこの雨模様ですが、色々寄り道をしながらお約束の自走で帰ります。
ロング編に続く…