南紀出張
昨日おとついと南紀に出張へ行ってきました。
1日目は串本へ。
去年、自然の猛威をまざまざと見せつけた台風12号がやってくる直前に行って以来です。
串本では養殖マグロのえさやり体験をしました。
マグロの養殖なんてさぞかし難しかったと思いますが、
マグロの漁獲が世界的に制限されつつある今、貴重な産業です。
それにしてもまるで海の畑のようでした。
あんなに狭い狭い円形のゲージの中を1匹30kgもの黒マグロが所狭しと泳ぎまくってました。
↓本マグロの養殖場。この円形のゲージの中をひたすら泳いでました。
もちろん見るだけじゃなくてしっかり頂きました。
その名も近大マグロ。大学名がついた食材なんてきっと珍しい。
天然ものと違って養殖だと全身がトロのように脂がのるんだそうで、
おいしゅう頂けました。
↓近大マグロ丼
そこから串本海中公園へ。
海遊館やらとは違って、ペンギンやジンベイザメのような人気キャラはいません。
カメとサンゴとイソギンチャクがメイン。
でも個人的には昔から一番好きな水族館です。
バックヤードでは色々触らせてもらったり面白かった。
宿泊は南紀勝浦温泉でも1,2を争うデカさの浦島さん。
半島まるまるが敷地で、岩壁の中をくりぬいて施設が点在しているので
まあ、洞窟迷路のようです。
まるでマカオのリスボアを思い出します。(ちょっといい風に言いすぎかな)
全部で6か所の温泉があるのでとりあえず制覇しときました。
晩飯は再びマグロです。勝浦ですからね。
解体ショーをみながら、中国人ツアー客の強引な横やりに呆れつつ、
大トロ・中トロをいただきました。
ああ、太りそう…
2日目は太地町へ。近年時々話題になるクジラの町です。
そこではドルフィンスイム体験。
ウェットスーツを着て、イルカやクジラがたくさんいる水深4mのプールへ。
彼らはとても人懐こいのだが、とても臆病でデリケートな性格なので
最初はタッチしようとしてもなかなか手の届く位置にやってきてくれない。
そおっと近づいて徐々にスキンシップを図っていくといいらしいのだが
水中での慣れないので、なかなかバランスがとりづらく、
泳ぎのプロである彼らに全く付いていけない。
しばらくして一頭が徐々に間合いを詰めてきたので、
脅かさないように慎重に近づいてようやくタッチ成功!
一度タッチすると、ようやくバリアが解けたのか、
どんどん近付いてきてくれるので、ひたすら体をなでてやる。
すると気持ちがよいのか、お腹を向けてなでてほしいポーズに!
この子はアマルちゃんという名のシャイガールのクジラらしく、
客さんにおねだりポーズしたのは初めてだったらしい。
そこからずっといっしょに並走しながらプールを横断したりして遊ぶ。
インストラクターの人から「まるでラブラブカップル♪」といわれちゃいました。
一頭だけ相手していると他の子が嫉妬したりもするらしく、
いつも仲良しというイルカのメロン君がしきりに後を追ってきてましたが
結局ずっと2人で泳いでました。
その後、別の水槽でもう少し大きくて芸の出来るイルカのひれにつかまって泳いだり、
浅瀬でトレーナー体験。イルカって猫みたいな声で鳴くのが意外でした。
それにしてもみんな賢い!
ドルフィンスイムなんて柄じゃないと思ってましたが、
こんなに楽しくて癒されるもんだとは!やってみるもんですね。
今度はぜひ個人的に家族でも行きたいと思います。
で、その日の昼食はクジラ料理です。
若干ツアープランがシュールですね。
なんか直後なんで少々気がひけます…。
いまや貴重となったクジラを昼間から贅沢にいただきます。
昔小学校の給食で何度か食べた記憶があります。
個人的にはマグロの方が好きかな?
味の好みはともかくも、こういう昔からの伝統・文化をヨソ者が
どうこう言うどころか、あからさまな妨害行為するというのは一体全体。
例の危ない集団は、クジラを食べる人を野蛮だとか何とか言いますが、
自然の食物連鎖のなかで、狩る狩られるの長い歴史がある捕鯨と、
人間が食べるために人工的に”栽培”されてゆくマグロやオージービーフ、
どっちが一体、グロテスクでしょうか、なんて考えてしまいました。
昼御飯のあとは、シーカヤック体験。
残念なながらカメラが濡れるといけないので写真はなし。初めてのカヤック体験でしたが、これはこれで面白いなあ。
いつか、あこがれのパタゴニアの地をチャリとカヤックで巡るなんて夢もありですな。
また新しい趣味増やすと体持たないし、奥さんに三行半つきつけられそうだけど。
と、まあいたれりつくせり、存分に南紀を満喫してきました。
去年の台風被害以降、風評被害で観光客の足が遠のき、
産業がダメージを受けているようですが、南紀は元気です!
みなさんぜひこの夏は南紀へいってみてください。
一応、勘違いされちゃうとアレですが、レッキとした仕事ですから。仕事。