記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

上ミノ堪能ライド 往路

土曜日。
いつものように娘とお唄のレッスン。
お昼はブーランジェリータカギでパンを買いこんでうちで食べる。
午後からいきなりの大雨で、超ロングの予定に文字通り暗雲が。
夕方にようやく雨が上がり、ちょっくら木馬へ。
52mmのリム幅に対応するチューブ予備がなく、
梅パでも梅シルでも見つからなかったので。
やっぱり自分が行くと、どえらいトラブル抱えてきたと思われて、
てんちょうにビビられました。
ちょっとギアチェンの具合が良くないと伝えると、
軽く診てもらえ、噛みが少しマシになりました。
帰宅後、家族で回る寿司行って、行きつけの珈琲屋でまったり。
超ロング前に余裕な感じですが、
それは本当はフェリーに乗って別の目的地に行く予定だったため、
どうせフェリーで寝れるやと思ってたのです。
しかし帰宅後、天気情報を見てたら、そちら方面は翌日も雨。
しかもある程度まとまった雨らしいので、急遽目的地変更。
雨雲の様子を見ていたら、唯一終日雨が降らなそうだったのが東海方面。
名古屋は行ったことあって味気ないし、どこかいいところがないかと
ネタ帳のプランを探って、最終的には一番難易度の高い郡上八幡に行くことに。
片道240km近い、今までで最長ライド確定である。
大急ぎで道を検索して頭に叩き込み、あれこれ支度をして、21時就寝。
あっちゅうまに23時半になり起床。
当てがハズれて2時間半しか寝れなかったがこれは終盤に堪えそうだ。
寝ぼけまなこで、シャワー浴びて、マシンのセッティングとか色々やって、
出動したのが0:45。
路面はほぼほぼ乾いていて問題なし。
湿度が高めだが、まだ夜中ということもあってそれほど暑さは感じない。
ただ雨雲レーダーを見て雲の流れが妙だと思ってたら、
珍しく東からの向かい風がけっこう厳しい。
城北公園通り〜太子橋今市〜R1〜大日〜府道13号と進む。
深夜なので交通量もそれほどなく順調に枚方まで。
向かい風がひどいので淀川沿いに出ずにR1で行こうかと思ったが、
やはり安全第一で、関西医大前を通過して府道13号。
牧野あたりでおっさん2人が猛ケンカしとったが、関わりたくないのでスルー。
御幸橋まではモーレツな向かい風。これは滋賀の大平原が思いやられる。
府道81号に入り、宇治方面を目指す。
ここで山間部に入る前に一回コンビニ休憩。
少し体が冷えたのでカップヌードルで温まる。


リスタート後、宇治市街へ突入し、府道3号に入って天ケ瀬ダムを目指す。
いつもはここは快適な道なのだが、この日は最悪もいいところだった。
途中から谷底にエキゾースト音がこだましたかと思うと、
ざっと数えても15台ほどの暴走車がバトルをしている。
一番手前のホテルの駐車場から、宵待橋までの区間を何度も行ったり来たり。
カーブではインを責め、対向にはみ出しながら追い抜きをかけたりしていて、
こちらとしてはまるで生きた心地がしない。
先頭の車はまだしも、真後ろにベタつきしている2台目、3台目などが
追い抜きチャンスをうかがっていきなり対向にはみ出してくるのだが、
こちらの存在を気付いているはずもなく、
これはアカン!という危機一髪の瞬間が何度もあった。
あんなところで跳ね飛ばされても、こんな時間に誰も気付いてくれないだろう。
引き返そうにももうバトルの真っただ中にいて、同じことなので進むしかない。
もう安全第一で、車列が来たなと思ったら、
とりあえず大急ぎでマシンを下りて、ガードレールの外に避難し、
スキを見つけて猛ダッシュを繰り返す。
あんなに怖い思いをしたのは初めて。
もうニ度と夜中にこの道は走りません!


宵待橋の手前で片側工事をしていて、バトル区間はそこまでのようで助かる。
ただ、こちら側に延長してくる可能性もあるので、
とにかく一刻も早く石山側へ走り抜ける。
ここからは人工的な明かりが一切なく、まったくの暗闇ライド。
どこをどう走っているのかわからない。
どのくらい時間がたったかわからないが、ようやく曽束大橋に到達し一安心。
南郷温泉〜石山寺と進んで瀬田唐橋に到着したのが4時くらいだったかな。
そこからR1で、交通量が増える前に爆走して距離をできるだけ稼ぐ。
手原でR8に入り、野洲川大橋を渡るが、片側工事中だったので歩道で。
いつものように小篠原でR8を離れて、久野部から県道2号に入る。
この辺りでようやく空が白んできたが、黒っぽい雲が多く天気はよくなさそう。
さて、ここから米原まではド平坦の単調な一本道。
あいかわらず嫌味な向かい風に抗いながら30km前後で無理せずに進む。
近江八幡を過ぎ、安土のところの北腰越の少しの上りをこなす。
能登川を過ぎ、愛知川を越えると、いつもなら伊吹山が遠くに見えるのだが
そちら方面は全面的に雲の中で見えず。
7時前に彦根市街に突入。市街を過ぎたところのコンビニで2回目の休憩。


彦根城天守小さすぎていつも撮りづらい


リスタート後、県道329号で北上を続け、米原でR8に復帰。
西円寺でR21に入るが、滋賀・岐阜県境方面は全く深い雲に覆われていて
ちょっと天候が不安。それでも行くしかありません。
米原ICを過ぎたあたりから微妙に上り基調になります。
醒ヶ井〜一色を過ぎ、柏原までに長いのぼり。
柏原の集落を越え、国をまたぐと、悪い予感的中でついにウェット状況に。
雨が降っているというよりも、ひどく濃い霧で、
湿度が高いために水蒸気が飽和状態で液化するのか、
ミスト状のつぶてをひたすら浴びる。
路面も少し湿り気味で、関ヶ原までのまとまった下りを慎重に下る。
で、4月以来の関ヶ原に到着。
ここからは未走区間に突入します。
一ッ軒のところでリドレーノアにのったローディーさんと遭遇。
ここでR21本線を下りて関ヶ原バイパスに移る。
霧雨がどんどんひどくなっていくし、雲が低く垂れこめて視界不要。
もう引き返すタイミングを逸しているので行けるだけ行く。
山間部を抜け、日も高くなって気温が上がればきっとマシになるはずと信じるしかない。
野上北でバイパスを下り県道53号に入る。そのまま道は県道216号になり、
ひたすら東進。
この道はなかなか走りやすい道でした。
いよいよ走行距離が150kmを越えたところで大垣市に突入です。


↓濃霧の中、大垣市突入


霧のツブテは緩むどころかどんどん増してきたゾ。
これはより山中にある郡上行きを諦めるべきかどうか…
とりあえず岐阜駅までは行くことにする。
そのまま県道216号で東進するとJRをニ度越える。
ニ度めの路線はそういえば東海道本線の枝線で、この近くに終着駅があるはず。
と、道をそれて、少し北上すると、ありました。
でっかい貨物用の停車場の脇にちょこんと木造の古い駅舎がありました。
美濃赤坂枝線の終点、美濃赤坂駅です。
なかなか錆びれたたたずまいですが味があります。
この一帯の山からは豊富な石灰石が採掘されるので、
そういった施設や工場がかなり集まっています。イビデンなどは全国的にも有名。
いつも新幹線から眺めるとごっそりと山が削られていて気にはなっていました。
このわずか3駅しかない路線は、旅客数はおそらくかなり少ないのでしょうが、
一応売り上げなども東海道本線とコミコミで勘定されるので、
地方の赤字路線とは違って、枝線は路線撤退の対象になりづらいらしい。
例えば和田岬線なんかも同じです。
一応旅客の路線はここで終点ですが、
ここからさらに北へ西濃鉄道という貨物専用の私鉄が揖斐のあたりまで延びています。
とりあえず全身すっかりびしょびしょなので少し雨宿りさせてもらいます。
体が冷えて冷えて寒い…


東海道本線の枝線の終点


↓終着駅・美濃赤坂駅


しばらく空模様を観察していたが、相変わらず雲が晴れることはないが
かといってどしゃ降りになりそうな感じでもない。
カンカン照りで暑さに喘ぐことを考えると、まだササメ雨の方がマシかも?
路面がウェットで滑りやすいのと、顔に水を浴びるのは難儀だが、
今くらいのミスト雨くらいなら問題はなさそうだと判断しライド続行します。
次は岐阜駅を目指します。
R21は市街地に近づくにつれ交通量が増えるので裏道を探す。
が、揖斐川木曽川長良川を渡れるポイントが限られているので
ルート選びは慎重にしないと、思わぬ遠回りを強いられるので注意。
駅を出発して、西濃鉄道とランデブーで北進。
しばらくすると中山道・赤坂宿に到達。


中山道・赤坂宿


大垣〜岐阜間は約15kmと意外と離れている。
赤坂宿で東進に転じ、県道230号に入る。
生活道路で路肩がそれほどないが、交通量は少なめ。
東赤坂で養老線をまたぎ、ずんずん進んで鷺田橋で揖斐川を渡る。
十九条で樽見鉄道をまたぐと、少しずつ交通量が増えてくる。
そのうち右手からJR線がやってきて並走し、穂積駅に到着。
スルーして、線路に沿ってそのまま長良川の堤防に出る。
一瞬方角を間違って支流の糸貫川沿いに進んでしまうが、
すぐに気付いてバックして、長良川右岸に入りなおす。
この県道163号は路面が悪く交通量も多いのであんまり好きではない。
県道92号まで迂回してようやく長良川を渡る。
この道は東西の目抜き通りで、バス道になっていて、交通量が多い。
バスと何回かバトルして、9時前に岐阜駅に到着。
岐阜駅って意外と都会なのねん。
駅ビルもでかくて、周辺も高いビルが立ち並んでビックリです。
さて、この時点で180kmくらい。目的地まであと45km、家までは…。


↓JR岐阜駅


彦根での休憩以降何も口にしていないのでお腹が減りました。
どっか喫茶店でモーニングとも考えたが、
行きたいパン屋さんがあったのでそこで購入して駅ビルのベンチで食べることにします。
南口に移動して、そこから南に続いている大通りを少し下ると、
右手に古めかしい味のある商店「サカエパン」に到着。
店舗の横にある工場ではおばちゃんたちがせっせとパンを作っていていい匂いがします。
さっそく店内に入ると、所狭しとたくさんの種類の総菜パンが並んでいる。
雰囲気としては学校の購買部のような感じでとっても親近感。
甘い系のパンには「○○ちゃん」、惣菜系のパンには「○○くん」と
ネーミングされていてかわいらしい。
どれもこれもがおいしそうでかなり目移りしてしまう。
結局甘い系1つと、辛い系2つをチョイス。
たこ焼き君なんてのもあったので面白そうなので購入。
もう1つ面白そうだったのがアイスパン。
でも体が冷えて寒いので今回はやめときました。
3つともどれも素朴な味でめちゃうま。
味付けがいいのかなんなのか普通のパンなのに食が進みます。
タコ焼きパンはマジで2個たこ焼きが入っているのだが、
これがものすごくおいしかった。大阪のパン屋さん、負けてるゾ!
3つも食べるとボリューム満点ですっかりお腹が満たされました。
粉や製法にこだわったこだわりの詰まったオサレな店も悪くはないが、
こういう地元の子供や学生にどうやったら腹いっぱい食べさせてあげれるか、
お客目線のお店の方が自分は好きです。
もし家の近所に会ったら毎日通うなあ。


↓サカエパン


↓「みかんちゃん」「たこ焼き君」「チョリソ君」


さて、腹ごしらえも済ませ、いよいよ今回のハイライトに向けてリスタート。
駅の北側へ伸びる金華橋通りを北上する。
すっかり寂れてしまった柳ヶ瀬をスルーし、そのまま進むと右手に金華山が見えてくる。
あいにく雲が低く垂れこめていて全景が見渡せない。
雨のせいでお尻がびしょびしょで気持ちが悪いので、
岐阜公園のところのファミマで薄手のハンドタオルを買って、
尻とパンツの間にサンドする。これでどれだけ尻が濡れようとタオルが守ってくれる。
すぐ横に鵜匠の町で有名な川原町があったので少しだけ見学。


↓川原町


↓鵜飼の屋形船


金華山は雲の中


長良橋を渡り、県道94号に入る。しばらくはこの道で長良川とランデブーしながら
20km先の美濃を目指す。
狭い土手道で交通量が結構ある道で難儀。
しかもこの辺を走っているときが一番雨脚が強く、視界がとりづらいし、
轍だらけの路面はスリッピーだし、帰りは別の道を使うことにしよう。
藍川橋を過ぎると交通量が少し落ち着く。
広い広い長良川の河川の対岸はもう関の町。
北上を続けるごとに、雨脚は弱まり、道の駅むげに着く頃には止む。
相変わらず周辺の山々は雲に覆われて入るがどしゃ降りはなさそう。
武儀川を渡り、少しヒルトップ越えをこなし市場という交差点で右折する。
東進に転じて、少し交通量の多い新興住宅を抜ける。
藍川団地で左折し、少し上って下って、長良川右岸に出る。
このまま右岸を行ってもいいのだが、この後板取川との分岐で回り道になるので
新美濃橋でいったん左岸へ渡りR156に入る。
標識が見えて、郡上まであと30km弱。
ちなみに高山まであと70km、富山まで130kmらしい。
こんな地名を見るなんてやはり遠くまで来たものだ。
標識だけ見るといけちゃう気もするが、往復と考えるとやはり日帰りは難しいかな。
さて、この道、東海北陸道ができた後でも交通量が多い。
その上舗装がめちゃくちゃ荒れていて、
大型トラックが走った跡だけアスファルトが剥がれていて、かなり危険。
このままR156では行きたくないので、湯の洞温泉口の先で、
長良川をはさんで並走している県道324号で郡上を目指します。
この道は、交通量も全くなく、大河のせせらぎを聞きながら爽快に走れる
最高の快走路です。
吉野川沿いの道と匹敵するええ道です。
この日は天気のせいかローディーを一切見かけなかったが、
こんな道が近所にあったらさぞかし楽しいだろうなあ。
ここから郡上までは十何回と川は蛇行を繰り返します。
それに合わせて当然道もワインディンウしていて楽しい。
道は行き違いが難しいくらいの道だが、車はめったに来ず、
路面はR156よりよっぽどしっかりしている。
郡上に向かっては若干上り基調だがあまり気になるほどでもない。


長良川沿いを行く


八坂で対岸から樽見鉄道が渡ってきてしばしランデブー。
子宝温泉を過ぎて、大矢の手前でいったんR156に合流するため対岸に渡ります。
しばらく交通量の多い道を我慢して、今度は右岸をなぞる県道61号を行きます。
このくらいの時間帯になると日差しも若干出てきて雨の心配が遠のく。
直射日光がない分、暑さでバテバテということもなく快適な河ライドを楽しむ。
美並のあたりで、川面ににぎやかな色が見えてきた。
数多くのリフティングのカヌーたちが流れに身をまかせながら下ってくる。
時々流れの激しいところでは参加者がワアキャア言っていて楽しそう。
ついこないだ初めてカヤックをやって楽しかったのを思い出す。
でも海と違って川は流れがあるからまたちょっと違うかも?
それにしても楽しそう、涼しそう。
いくら直射日光がないとはいえ、多湿でそこそこ暑いなかずっと走ってるもんな。
汗でベッタベタです。


↓さすがリフティングの本場


ここからはひたすら右岸の細い道を行きます。
ところどころアップダウンも発生し、えっちらおっちら上っていきます。
何度も何度も皮は蛇行し、東海北陸道だけが直進しているので何度も高速をくぐる。
メーターを見るとすでに距離は220kmを越えている。
そろそろお疲れモードでまだかまだかと気がはやる。
相生でR256とぶつかるところで、R156に合流します。
右岸の道はまだまだ白鳥まで続いているが、
あいにく郡上の町のところで川を渡れそうにないので、早めに渡っておく。
R156に入ると標識にあと6kmの表示。
がぜん気合が入って高速で回します。
途中1か所長めの隊道があってそこは歩道で。
中野の交差点でR156とおさらばして、脇道に入り、
郡上八幡駅横を通過。
城南の交差点から目抜き通りに入ると、もう雰囲気は城下町の風情。
やはり人気の観光スポットだけあって観光客が多いので慎重に進み、
宮ヶ瀬橋に到着が12:30。
ようやくようやく235kmもの道のりをかけて到着しました!
大急ぎで写真を撮るがセルフセッティングしているうちに、
どんどん人や車が往来するのでうまくいかず。


↓清流・吉田川


↓タイマーにちょい間に合わず…


郡上八幡にはかれこれ5年前、
まだ娘が奥さんのお腹の中にいる頃に来て以来です。
懐かしいなあ。
それにしても、さすが清流の町だけあって水がきれいで、
町のいたる所で水が流れている。
今はどうか知らないが、地元の子らはこの高い橋の上から
吉田川にダイブして遊ぶらしいが、こんな高跳びは怖くてようしない。
やなか水の小径や宗祇水などめぼしいスポットはとりあえず見る。
さすがに郡上八幡城は高台にあるので無理だし、
名物の食品サンプル体験は時間がなくてできない。
ちょうど郡上おどりの期間中だが、夕方までいるわけにもいかないし、
そうするとあとはもう、名物のうまいもんを食べるしかない。


↓やなか水の小径


↓清流の町


ということでやってきたのが吉田屋という旅館がやっている「美濃錦」という和食処。
今日のお目当ては鰻です。ウマイ鰻を食って、
精をつけて過酷な帰りに向けて体力をつけようということです。
しかし、さすが評判の良い店だけあって行列。
順番を記したノートを見ると7,8番手。
時間が惜しいしかなり悩んだが、
ここまで来て納得のいくものを食べれないことほど辛いものはないので
ここは待たされても絶対に食べるという強い意志で待つことにする。
待っている間に、付近で家への土産を買う。
奥さんは土地土地の手ぬぐいを集めているので、郡上踊りの手ぬぐい。
娘には食品サンプルの店で好物の三色団子のマグネット。
これは本物と全く区別がつかないなあ。
さて大急ぎで店に戻って順番待ちのベンチに腰掛ける。
腰かけた瞬間、即落ち。
10分くらいだろうか、お店のお母さんに起こされて席へ通される。
うな重が食べたかったが、まあまあいい値段がする。
手持ちがかなり寂しいので、うな丼にしておきます。
それでも2300円の上物です。


↓吉田屋 美濃錦


そうして出てきたのが、これです。
おおお!丸々1匹贅沢に使われております!
お腹ぺこぺこなのでいきなりガッツキます。
んんん!なんですかこの鰻は!
外の皮はほどよくパリパリで香ばしく、中の身がフワッフワ。
タレも濃厚なのに後味さっぱりで、百点満点!
今まででダントツに一番おいしい鰻です。
新地や銀座、浜松でも鰻は食べましたが、この鰻に勝るものなし!
ああ、待った甲斐があった〜。
いやあ、これだけのためにまた郡上まで来てもいいなあ。
給仕のお母さんにめちゃおいしかったですと告げると
うれしそうに「待ってもらってよかったです」と言ってくれました。
いやいやこちらこそごちそうさまです!


↓うな丼(2300円)


さて、ただ今時刻は13:30。
来るべきところまでは来た。
食うべきものも食った。
あとはひたすら家に向かって帰るだけ!
しか〜し、行きはよいよい帰りは恐い・・・
すでに250km近く走ってきて、体力は明らかに低下している。
しかも寝不足でかなり眠い。
しかも贅沢をしてしまったせいで手持ちの金額が1500円を切った!
水分や補給品も贅沢できない状況。
でも帰るしかない、帰るしかない、帰るしかないのだ〜
復路へつづく…