蝶ヶ岳登頂 地獄の2日目
2日目。4:30。ガタガタと窓に叩きつける風の音で目を覚ます。
本当なら朝日に燃える穂高連峰のモルゲンロートを期待しての4:30起きだったが、
辺りは深く雲が立ちこめて真っ白。
向かいにある外トイレの建物すらかろうじて目視できるかといった感じ。
徐々に明るくはなってきたものの、白世界は変わらず、おまけにかなり風がきつい。
今日は常念岳まで4時間、さらにそこから大天井岳までと考えているが
果たしてまったく無武備な稜線上でこの暴風に耐えることができるんだろうか…
かなり不安がよぎりますが、荷物の支度をする。
昨晩ハイドロ暴発のせいで濡れてしまった衣類は少し乾いたもののまだ少し湿っている。
そして補給品の大半が水没して消失してしまった。
受付に行って朝食のかわりにお弁当を用意してもらって受け取る。
5:00頃になり明るくなってきたので、試しに周辺を少し歩いてみる。
ヘッデンをONしてテン場へ向かうが、全然視界が効かない。
そして梓川から吹き上げてくる風の圧がものすごいこと!
10分ほどウロウロして戻ってくるとみなさんは朝食の準備を今か今かとロビーで集まっている。
TVがついていて天気の案内を見ていると、松本は雨の予報50%。翌日は80%と高い。
聞き耳を立てていると、みな三俣や上高地へと下るような話をしていて、
これから常念へ向かう人はいなさそうだった。
しかもみな悪天候の具合を見て出発を遅らせようかと相談している。
うむ〜、あんまり状況はよろしくない…。
悪天候は覚悟してきたものの、今回の一番の正念場となる区間でこのコンディション、
そりゃあ、槍や穂高の上に比べれば、稜線も幅広で難易度は低いにしても、正直不安しかない。
なにせこの常念山脈の稜線は、梓川流域から吹く風の唯一の通り道であって、
(槍・穂高が屏風のように立ちはだかって他に空気の出口がないため)
その風をマトモに受けながら進んで行かなくちゃいけない。
どうしようかかなり不安だが、とりあえずここから30分の所にある蝶槍までは行ってみて、
無理ならその手前にある横尾分岐でエスケープすることにして、
早く出た方がいいと5:30に出発する。
とにかく無理しない、慎重に進むということを肝に銘じて。
小屋を出て、昨日撮影ポイントとしていた瞑想の丘の羅針盤まで進むが、
そこすら小屋から確認できないほどの白世界。
ヘッデンをつけ、足もとを確認しながら進んでいく。
羅針盤を過ぎてしばらく下り、幅広の稜線を進んでいく。
ものすごい風で雲がひっきりなしに左から右へと流れていくその中を進んでいく。
時折雲がはっと切れる瞬間があって、その一瞬に姿を現す向かいの穂高連峰の荘厳なこと!
なんというかラピュタな世界。
それをぜひ撮影したくてカメラを構えてみるのだがなかなかうまく雲が切れてくれない。
試しに撮影してみるがあまりに真っ白でオートでピンが定まらない。
ダウンジャケットを着込んでいたのだが、
手袋はしていなかったので手がかじかんでうまくシャッターも押せない。
↓ホワイトアウト〜(写真はまだ雲は晴れて見えている方)
そのうち、カメラうんぬん言うている場合ではなくなり、風がもう一段きつくなってきた。
おまけに真横から顔をたたきつけるような雨が降ってきた!
慌ててカメラをしまい、レインウェアを着込み、ザックにカバーをつける。
素手のままではもはや前進もできないので、トレッキングポールを登場させ、
確実に地面をキャッチしながら少しずつ進んでいく。
ただでさえキツイ風なのに、時折狂ったように突風が吹きつけるときがあり、
そんな時はもう、とにかくポールにしがみついて風が少しでも収まるまで耐えるのみ。
こんな安定した幅広稜線上ならまだしも、
ここから先、常念に近づくにつれ線が細まり、ガレ場となっていくのに、本当に大丈夫か?
前後を見渡しても何も見えず、当然人影もなく超不安。
全く視界不良だが、道はしっかりと跡が付いているし、
随所にマークもしてあってロストの心配はない。
1時間ほどしてようやく横尾との分岐に到達。予定の倍の時間がかかったぞ…。
とりあえず、エスケープルートは確保したので、最悪引き返すとなってもヒュッテまで行かず、
この分岐で横尾まで下ればいい。ただし風が吹きつけてくる斜面に向かって下るのだが。
ただ無条件に即下るというのもアレなんで、
ここを起点にとりあえず行けるだけ行ってみることにする。
ここまでは緩やかな起伏だたのだが、蝶槍と言われるだけあって、
少し勾配が急になり、岩礁で不安定な場所となる。
しかもさきほどまでの幅広でべったい稜線ではなくなり、
先細りの突端に向けて進んでいくので、ますます風をまともに受けることになり、
さらにいっそうの慎重を期して進まなくてはならない。
本当にポールを少しずつ打ちつけながら、確実に次のステップを決めて、
一歩ずつ進んでいくような感じ。
左から右へ容赦なく体をなぎ倒そうとする風に、真横からバチバチと打ちつける雨粒の痛み。
辺りは厚い雲のせいで真っ白で何も見えず、
ただ山全体が唸るようなゴオオ〜という不気味な音を立てて恐怖心をあおる。
昨日の夕刻に夢見た槍・穂の大パノラマを愛でながら悠々と稜線歩きは一体どうなったんだ!
と嘆きながらも、とにかく今は耐えるしかない。
そうして少し足場の悪い岩礁をどうにかピークまでやっつけ、蝶槍の舳先に到達する。
蝶槍までで常念までの行程の約1/3、1/4といったところ。
そこから急な下りをこなして再び小ピークを2つこなして、
最後は標高差400m分を常念岳の山頂まで稜線伝いに上る。
そこから小屋まではさらに足場の悪い下りを1時間はかかる。
このまま行けばなんとか昼にはたどり着けるか…
と色々思案しながら、急な下りを下っていたのだが、
突然猛烈な突風が襲い、バランスを崩す。
危ない!と思って必死に体勢を立て直そうとして慌てて転倒し、
右ひざを思いっきり岩にぶつけてしまい悶絶!
どうにか安定した場所を確保して座り込む。
すぐにひざの状態を確認する。
見た目的にはそれほど腫れてはいない。
ただ少しピキピキとした痛みがある。特に左右に振ると痛む。
歩行にそれほど支障がある感じではないので、
少し休憩をし落ち着かせてから歩行を再開する。
最初は大丈夫そうかと思っていたが、
アップダウンになるとどうもバランスが安定しない。
それに激しく責め立てる暴風に抗って態勢を維持するのに少し痛みを感じる。
いかんいかんちょっとぶつけたくらいで何だと、気合を入れて進む。
いや気合を入れたというよりも、単純に焦りが生じていたのだろう。
予定よりも進み具合が遅いし、天候は悪化する一方、
そのうえでまさか風に煽られて転倒ということで、
自分では冷静なつもりで軽くパニックに陥っていたのかもしれない。
そんな状態で再び歩き出したものの、蝶槍を下って安心してしまったのか、
石にけつまづいて、今度は右足首をやってしまう。
カーンと石に躓いてそのままつま先がピーンと張った状態で落下し体重が足首にのしかかり、
その瞬間に筋が延びたようなビキッという感触。
状況的にはアンクルホールドを完全に決められた感じです。
もし脚の表側ではなく裏でそうなってたらアキレスが切れて歩けなかったかも?
思いっきり足首をねん挫し悶絶。
ハイマツの低い影に身をひそめてとりあえず応急処置。
足首を回してみると少し痛むが回るのでとりあえずは大丈夫。
ただ体重がぐぐっと前傾にかかると痛みがますようなので、
持っていたトイレットペーパーから芯を取りだし、
それを潰して平たくし、それをわずかに持っていたガムテで足首に巻いて、
足首ができるだけ動かないようにする。
ちょっと歩きにくいが一応大丈夫そう。
もう一度気持ちを立て直して前進してみるが、
上りで前に体重がかかるとやはり歩きにくいし痛い…
こんな状況で常念の400mの上りはちょっと難しそう。
雨風は一層強くなるし、後続から人が来ていれば追いついてきてもいい頃なのに誰も来ないし、
手負いの状態でかなり心細い。
今は症状は大したことがないが、ここは逃げ場のない2500m山上の尾根道である。
もし状況が悪化して自力で歩行不能になってしまったら、
色々な人に迷惑をかけるし、それより命の危険にもなる。
これは色々よくない事態が連鎖的に起こっているし、もう潮時だと観念して
無念の撤退を決意する。
行こうと思えば行けないことはないかもしれない。
ここでの撤退はあとできっとたっぷり後悔するだろうし、
こういう状況を乗り越えていかねば強くなれないのだろう。
でも今日は冷静になって中断する。撤退と決める。
回れ右をして再び蝶槍を上り返すのだが、モチベーションが下がっているし歩きにくいしで
もどかしいことこの上ない。
慎重に岩場を切り抜け横尾の分岐に戻ってきたのが7:30ごろ。
せっかく2500mまで上がってきてここで無念の下山ということでかなり悔しい。
昨日の感じだとこの標高でも歩くペースはよかったし気力体力は十分だったのだが…
名残り惜しく、ゆっくりと横尾に向かって尾根を下りる。
樹林帯に入るまでは、上がってくる雲と風に真正面からぶつかる感じで大丈夫かいなという感じだが、
樹林帯に入るとその圧は一気になくなり一安心。
濡れた急斜面を慎重に慎重に下っていく。
長塀尾根も大概キツイがこちらの傾斜もなかなかのものである。
それでもこんな天候にもかかわらず上ってくる人がちょいちょいいるから驚きだ。
高度が下がるにつれ風の勢いは収まってきた。
ただし上空では風のすさまじい鳴りがしているので、風が弱まったというわけではなく
木々によって単純に守られているだけ。
そして高度が下がると今度は雨が本格的に降ってくるようになる。
レインウェアを来ているので不快ではないが、それにしても中が蒸されて暑い。
1時間半ほど下ると少し開けたところがあってそこが槍見台。
その名の通りだが、雨雲のせいで槍は拝めず。
休憩していると、若者2人組が上から追いついてきて、
そこからは少し距離を保ちながらそろって下っていく。
途中で、おばあさんと小学生くらいのお孫さんの2人組が上がってくる。
道を尋ねられたので詳しく教えてあげる。
どうも地図も持っておらず、横尾の標識で3kmとあったので、もうすぐ蝶ヶ岳かと聞くので
とんでもない、まだ1/3も上ってないですよと答える。
あの2人、あそこで引きとめるべきだったろうか…無事かどうか心配です。
槍見台から約30分ほど歩くと、うっそうとした緑の中に横尾山荘が姿を現した。
これで安全地帯まで無事に生還できたことになるのでかなり安堵しました。
↓樹林帯にエスケープ
横尾まで下りてくるとたくさんの登山客でごった返し。
雨模様の中みな色とりどりのレインウェアを着てカラフルです。
山荘でしばらくお土産を買ったり補給をしたり。
足の具合はというと妙に興奮してアドレナリンが出ているせいか、
軽く電気が走るような痛みはあるが、それほど気にならない。
足は曲がるし、回るので、深刻ではないだろうということでカマセをはずす。
周辺をくるくる歩いてみるが問題なさそう。
一応安全地帯まで戻っては来たが、帰ってきたわけではなく気を抜くことはできない。
何せ、ここから上高地までは11kmもの道程がある。
この辺りから帰りのバスのことについて頭を巡らせる。
今が10時前、頑張って昼にたどり着ければ
ひょっとして大阪直行のバスに空きがあるかもしれない?
それが叶わなくても一本でも早い便で松本まで出て、大阪に向かいたい。
こんなところでもう1泊など無意味なので。
ということで、ちょっとペースを上げて歩くことにする。
10:00に出発をし快調にペースを上げて他の下山客をどんどん追い抜いていく。
足も負傷の痛みは多少あるが、今日はほとんど距離を歩いていないので体力はキレキレ。
ズンズン、ドンドン、まるで大阪の地下街を歩くようなペースで進む。
と、しばらくして気付いたのだが自分の真後ろでぴたっと追走してくる気配がする。
どうも対向者に挨拶の声を出している人が同じで、自分も結構なペースを出しているのに
その声との距離が一向に広がらないのだ。
気になって振り返ってみると赤いレインウェアに身を包んだ4人組の隊列がぴたっとついてくる。
おお、これはなかなかやるなあ。こっちも負けられへんでと、
まるでR2で他のローディーに出くわしたかのようなテンションで、さらにピッチを上げていく。
こちらがピッチを上げると向こうもピッチを上げ、にわかにデットヒートの様相を呈してきた。
相手は決して自分を抜こうとはせず、こちらのペースアップに合わせて徹底マーク。
そっちがその気ならと、上り口でペースをガシガシ上げるが敵もさる者。
まさに意地と意地のぶつかり合いである。
まるでいつぞやのトゥルマレ峠でのコンタとアンディによるバトルのようだ。
そんなこんなで他の登山客とは別次元の歩きで
気付けば徳沢までわずか15分足らずで到達してしまった。
そこでいったんこの4人+1人の高速トレインは一旦解散。
相手を見てみると、ザックカバーに大きく大分・竹田高校山岳部とあったので、
高校生の合宿だったのでしょうか。
高校生相手におっさん、健闘したと思います。
徳沢で少し補給をして、それから土産物を物色。
昨日のハイドレ暴発と今日の雨で手持ちの衣類が全て水没してしまっているので、
このままバスに乗って冷房を浴びたら完全にアウトなのでと思って
徳沢のオリジナルTシャツなんぞを購入する。
あとは自分のみやげに山バッジ、娘には買い物の時にほしがってた熊除けの鈴、
奥さんはご当地の手ぬぐいを収集しているのでここでもゲット。
そうこう10分ほど休憩ののち歩き始めます。
と、トイレのところでさっきの竹田高校のトレインが休憩中のところを目撃する。
向こうも気付いたようでこれはひょっとして第2ラウンドか?
こちらは全く気にかけるそぶりを出さず、しかし追いつかれてなるものかと
リスタート後も全力で歩く。
途中で追い抜いたおばちゃんが後方で、
「あの兄ちゃんは韋駄天や韋駄天や」とはやしたてられました。
高校生軍団にある程度マージンを築けたかと思い少しペースダウンする。
というのは明神では休憩をはさまずに直接上高地BTを目指すノーピット作戦だからです。
そうこうしていると途中の下りで予想通り彼らが追いついてきたので、
今度は手並み拝見とあえて道を譲り先行させる。
乱れのない見事な隊列を組みながら、かなりのペースで歩いていきます。
自分も遅れまじと一定間隔を保って追走する。
もう高速トレイン状態です。
向こうもこちらが譲って終戦、おっさんがついに根を上げたぞと思ったのでしょうが、
ちらちら振り返ると意外とついてくるぞという表情をして、
そこからまた一段ギアが上がってペースアップ。
チッチッチ、甘く見てもらっちゃあ困るぜよ。だてに過酷ライドしてないぜ!
と、一片のスキも見せずにぴたっと追随していく。
他の登山客からしたらこの集団は一体何?こんなところで何やってる?となってたでしょう。
それくらい超ハイペースで歩いて、10:45には明神館に到着。
横尾から休憩含めて45分です。
高校生たちは、あまりに速いペースでここまで来たことに歓喜を上げ
ベンチ荷物をおろして、スゲースゲーと騒いでる様子だった。
うんうん、すごい確かにすごい!しかーし!甘い!
ゴールはここではない!そのちょっとの油断が命取りになるのだ!
こちらははなから明神で休息をとるつもりはなく、
荷を下ろしている彼らを置き去りにしてさらに進みます。
向こうを見るとアレ?休憩しないの?といった表情。
がっはっは。してやったりじゃ!(なんて大人げない…)
慌てて追走してくる可能性は捨てきれないので、ここが勝負どころと定めてピッチを上げる。
ここまで10km近く超ハイペースで歩いてきたので結構足が削られている。
そういえば右足の負傷のことなど夢中で一切感じなかった。
あとになってツケを払わされるのだろうけど。
とにかくずんずんとペースを落とさずに歩き続ける。
最後、もうテン場が見えてくる頃に、連中の1人が走って追い抜いて行った。
リーダーだろうかきっと何かの手続きを先行してやっておくためだろう。
でも走るのはダメ〜。失格です。
次いで後方からもう1人が追いついてきたので、ここは競り合いを制する。
後の2人はどうも脱落したようだ。
こんなアホなことをしたおかげで、横尾から上高地BTまでわずか1時間15分で到達。
うちの山地図での表示だと少なくとも3時間はかかる行程だから相当速かったと思います。
これが行きだと翌日以降多大なダメージが残るからこんなことはできないが
不完全燃焼で帰路に着いたので、もう翌日立てなくても問題ないし。
めちゃんこ疲れたけど、思いがけず面白かったしトレーニングになりました。(おバカ)
さて、まずは帰りのバスの確保です。
窓口へ行って新島々行きの次のバスはと探していると、
案内板にさわやか信州号大阪行き(グリーンカー)が残席わずかとあるではないですか!
まさか残っているとはラッキーとしかいいようがない。
これがスタンダードなら8時間も苦行に耐えれないので迷うところだが、
ゆったりグリーンカーならこれで帰るっきゃないでしょ!
と、大急ぎで窓口に並び、席をゲット!これでもう何も心配ありません。
バスは14:00集合14:30発なので、2時間あります。
といっても悠長に上高地観光できるほど体力が残っていないので、
とりあえず昼飯と土産物さがし、そして荷物と身なりの整理整頓をせねば。
BTにある食堂ではありきたりもののしかなかったので、少しバックして河童橋へ。
食堂は激混みで無理そうだったので、ご当地名物の山賊弁当とビールを買って、
どっか外で食べることにする。
色々と土産を買いこんで、BTに戻り、外のベンチでさあいただきますと思ったとたんに、
バケツをひっくり返したような大雨が降り始め、一斉に非難。
山上で未練タラタラ、グズズグして帰りつくのが遅かったらやばかった。
飯を食ってインフォメーションセンターで荷物整理して、
徳沢で買ったシャツに着替えてとやっている間にお時間です。
↓土砂降りの上高地。手遅れになる前に撤退を決めてよかった〜
14:00すぎに上高地BTを離れ、30分かけて沢渡へ行き、バスに乗り換え。
3列シートは、前後の幅も広く取ってあって、思いっきり背もたれも倒せるし
足を多くステップもありかなり快適。
乗り換えとともに爆睡してしまった。
次に起きたのは高山ICに入ろうかという地点。西日がまぶしくて起きたのだが
ということは天候が回復したのか?もしくはこちら側は晴れだった?
ちょっとモジモジしていると、1回目の休憩地点ひるがの高原から再び雨が降ってきた。
やっぱり一時的なものだったか。
天候もそうだが道路交通事情も気になる。
東海北陸道はまだ対向2車線の区間も多いのでところどころでつまり気味。
まあこれは仕方がないとはいえ、問題は名神高速。
予定通り小牧から名神に入ると、八日市〜大津30km渋滞とある。
まあここから距離が離れているので問題ないか。
運転手さん結構アグレッシブなようで追い越し車線を積極的に使って結構いいペース。
黒丸PAでいったん休憩後、草津で新名神との合流地点で少し渋滞につかまったものの
順調にこなして大阪駅には21:30に到着しました。
到着したのはいいがこちらも大雨で参った。
そんなこんなで、色々あった2日間の山行。いろんな意味でいい経験ができました。
ただ常念へ行けなかったことがものすごく悔しいのでいずれ必ずリベンジします。
まあひとまずは無事に帰ってこれてよかったです。