記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

カレーなる日々

グルメ行脚もこつこつと継続中。


1軒目は中崎町で月曜日だけお店を開いている「谷口カレー」。
何度かチャレンジしたものの振られ続けてようやく。
メニューはカレーのみです。
マスターはおしゃべり好きのようで、色々話しかけてきてくれます。
月曜日以外は某Kンテでバイトがてらカレーの探究をして、
その成果を出す場にしているとのこと。
ちなみに昼はチキンカレーのみ、夜は今のところ野菜カレーのみ。
大盛り、辛さUPはオプションあり。
しばらく待っていると、なんともかわいらしい盛りつけのカレーが出てきました。
動物系の油を一切使わず、豆を炊いて作った自信作なんだそうです。
そのためか結構サラサラな感じ。
なかなか意欲的なカレーでしたが、
本人も認めるようにまだまだ発展途上といった感じでしょうか。
辛い感じがほとんどなかったので辛くすればよかったかなあ。
あとピクルスがうまい。みょうがときゅうりをマスタードで和えたのかな?


↓月曜限定の谷口カレー


↓夜は野菜カレーのみ(700円)


2軒目は空堀にあるアララギさん。
ここはカレー以外にも、ベトナム料理やタイ料理のメニューも豊富で非常に悩む。
初心貫徹でカレーと言うことで、豚ミンチのキーマ。
なかなかやんちゃそうなアニキ2人が切り盛りしているのでさぞかしスパイシーかと思いきや
めちゃめちゃ優し〜お味でびっくり。これなら子供でも食べられます。
でも味気ないというわけではなく、
色々と試行錯誤したうえでたどり着いたんだろうなという感じ。
ひよこ豆と、クラッシュナッツが食感にアクセントを与えてくれてそれがまたよい。
付け合わせにはピクルスとともにドライバナナチップ。
これを途中で噛み噛みしつつカレーを食べると、味が変わってフルーティーになり、
それもなかなかおいしい。
カレーだけでも7,8種類あるし、ガッパオパッタイなど気になるメニューがたくさんあるので
また足を運ぶことになるでしょう。


アララギ


ひよこ豆入り豚ミンチのキーマカレー大盛り(850円+100円)


今回トリを飾るのは、南森町の3モリのラスト、「辛口飯屋 森元」さんです。
裁判所裏の雑居ビルの奥にひっそりと怪しく佇むお店です。
ドアを開けると、ママが迎えてくれます。
なんか場末のスナックのような雰囲気がたまりませんな。
メニューはチキンとビーフのみでどちらも800円。
ですが、ここはルーのお代り自由でしかもチキン・ビーフどちらでもOKなので
メニューはあってないようなものです。
どちらから攻めようか、まず辛いの行っておいて後からマイルドな方がよいかと思って
ビーフを注文すると、ママがチキンから入った方がよろしいワヨというので
アドバイスに従ってやっぱりチキンにしておきます。


↓辛口飯屋 森元


↓ママのアドバイスに従ってまずはチキン


で、出てきたのがこれです。
2本のチキンのお肉がのったかなりシャバシャバなカレーです。
ママいわくキチンの方は全然辛味がないらしく、
辛そうな薬味を渡されてこれを混ぜながら
ビーフに向けてなじんでいけばいいワヨとのこと。
食べてみると確かにほとんど辛味がなく、ちょっと変わっています。
大量の玉ねぎを使用しているのかマイルドな甘みが広がります。
少し物足りないので、例の辛味UPのものをどばっと入れる。
おおう、ホットホットネ〜。
少しずつルーに混ぜ混ぜしながら楽しみます。
そろそろルーが足りなくなってきたかなあという頃に、
ママがおかわりはいかがデスノ?とジャストタイミングでお伺い。
ではでは、激辛と言われるビーフをいただきましょう!


↓ルーお代わりでビーフにシフト


お皿を手渡し、ビーフのルーがよそわれます。
これまたお肉や玉ねぎが原形をとどめないほどに煮込まれた少し赤みがかったルーです。
味が凝縮されたルーは確かにかなり辛いが、でも耐えられないほどのもではなく、
なかなかウマ〜です。
モリモリ食べていると、ママがビーフにはもっとおいしい食べ方があるのだけれど、
オススメしてもよろしいかしら?と言ってくるので
それは何でしょうと尋ねると、おもむろに冷蔵庫から白いソースのようなものを出して
ルーの上にド〜ンと盛り付けてくれました。
その正体はタルタル!
本当はトッピングに50円かかるのだが、お兄さんにサービスしておきますわと言ってくれました。
タルタルをルーに混ぜながら食べるというのは、かの「宝石」でしか体験したことがありません。


↓タルタル投入〜


早速ルーに混ぜ混ぜして実食……んっ!
最初にほのかな甘みが広がって実に食べやすくなる。
が、辛さがそれで軽減されるのではなく、逆に辛さが際立って後味がヒーハー!
ママを見るとうれしそうな顔で、「ねえ。おもしろいでしょう〜」。
確かにこれは食べてみないことには何とも説明がしづらいのだが、
確かに病みつきになる旨さだ。
ノーマルで食べた時はそうでもなかったのに
タルタル投入後は辛さのあまり汗びっしょり。
それでもおいしくてあっという間に完食。
「またいらして。」というママの声を聞きながら店を後にするのだった。