記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

アワ2 2周目

ああ、やることが多すぎて…
そして帰宅すると眠くて…
ブログ停滞ちう。


さて2周目。
極寒オールナイトライドの1周目を終え、
遭難寸前の状態で岩屋港に駆け込んだのが7時前。
トイレをすまし、手持ちの貼るカイロ3つで武装し、テレビの前のベンチでとにかく仮眠する。
が、キンキンに冷え切った室内の寒さと言ったらとんでもなく、
また、ここまでかいた汗もあって、急速に体が冷たくなっていく。
寒さと格闘しながら、とにかく目をつむる。
中に着ていたパーカーとレインウェアのフードを被り、
その上からネックウォーマーをつける。
あらゆる手段を講じて防寒を施すが、足もとから上がってくる冷たい気配が、
ボロボロのシューズカバーの中から侵入してきて、全く寝付けない状態。
寝ているのか起きているのか、まどろみ状態で時間が過ぎて行く。
8時過ぎにうめさんからメールで、kurubiさんと一緒にすでに岩屋に到着していると連絡。
そろそろ動かねばと体を起こすが、この1時間程度で信じられないくらいに具合が悪化している。
よく、冷え切った浴室に入って心臓発作を起こすお年寄りが多いが、
それと同じでまるで冷凍庫の閉じ込めらてたかのような待合室での待機は
心肺に相当に負担がかかったようだ。
ずんぐりと起きて、色々体を動かすが、心拍の乱れが激しくて気分が悪い。
眠気や筋肉的な疲労は全然問題がないのだが、この状況だと走りだすことすらできない。
とにかく温かいものを飲んだり、落ち着かせる。
序盤、慎重に入らないとヤバイぞ。
なんとかマシになってきたので表に出て、2人を探すと、駐車場の方からやってくるのが見えた。
予定時刻よりも早く待機していたことに、うめさんが冗談めかして
「もう1周してきたんちゃいますのん?」と言ってきてドキッとする。
さすがウメさんだ…。
しかし、不調の言い訳にはしたくなかったので、
「あはは、前のフェリーになんとか間に合いまして〜」とかなんとかお茶を濁す
hideさんが予定通り8:35着のフェリーで登場。しおアニキは発熱のためDNSとのことで、
今回のチームライドはこの4人でということになりました。


8:45。kurubi教官を先頭にいよいよスタート。
自分はさっき死に物狂いで来た道を戻る2周目に突入です。
この極寒の中のビバークに近い休憩でダメージを負った心肺の具合はまだ油断を許さない状態。
脚の具合も冷えっ切って固まっている状態でキレが全くない。
ウォームアップがてら、走りだしは慎重にいきたいのだが、
早くも快調に35kmペースからスタートする。
がんばって最後尾からひっついていきたいのだが、心肺が急激な展開に全くついていかず、
このままではまたヤバイ事態に陥りそうな感じで、それ以上出すのが怖くてできず、
単身ズルズルと後退していく。
幸い信号で何とか追いつくも、明らかに調子がおかしい。まさかこんなはずでは…
夢舞台までのわずかに上っているところでもペースが出せずにズルズルと後退…
胸がハネて、飛び出そうだ…気分が悪く苦しい…
他の3人も一体どうしたことかとかなり心配している様子。
そこで、うめさんが最後尾に回ってサポートを買って出てくれ、
ひとつ前のhideさんが先頭のkurubiさんのペースと後ろのペースをうまく調整してくれる。
ああ、情けない…申し訳ない…
35kmものハイペースにはついて行けないが、
必死で回しているうちに体も温まってきて32,3kmくらいならどうにかこうにか。
ただそれ以上は無理だ。前で曳くなんて言うのもとんでもない。
山たま練で鍛えているkurubi教官なので、おのずとペースが上がり、
そのたびに、車列の間隔が開いては、ペースを落としてもらいを繰り返す。
東浦の辺りで、前方にローディー集団が待機しているのが見える。
よく見るとシルベスト御一行様。てnちさんをはじめ、今日は精鋭部隊の様子。
挨拶を交わしてそのまま先行し、久留麻の手前でR28をはずれて裏道へと入る。
観音様のところでR28に復帰。
この観音様もふるさと創生事業の際に地方に大金がばらまかれた際に建てられたまま、
廃墟となり、いつ崩落してもおかしくないなあと話してたのだが、
帰ってニュース見たらトンネル崩落の大事故があってびっくりした。


↓観音様助けて〜


さて、ここから4kmは海岸沿いの快走路。
kurubiさんは、思わぬシルベストの登場に熱が入っているようで、
できるだけ先行するためにペースが自然と上がる。
これがしおアニキがいたならば…
きっと、じゃんじゃんペースを上げて40kmオーバーの超特急トレインになっていたであろう。
そうなればもう完全にやばかった。
それでもこのペースでも、ついていけないわ…とも言えず、
必死のパッチで踏み倒す。死ぬ〜。
でも2周目と言ういい訳はするまい、無理なら自分だけショートカットしようと決める。
佐野で山側へ上がっていくR28を見送り、そのまま直進で県道175号へ。
どうも昨夜からの北からの風は健在のようで、追い風基調でどんどんペースが上がる。
生穂でR28に合流する。
まだ朝だが、大型のトラックなど交通量がそこそこあり慎重に進む。
オノコロパークを過ぎると、再び海岸沿いのラインが7kmほど。
追い風基調で前の2人はびゅんびゅんペースを上げて行き、どーんと差が開いてしまう。
もう自力では追いつけない状態。
すると後ろでサポートしてくれているウメさんが
するすると前へ上がってくれて、曳いてくれる。
なんとかそれに報いようと、真後ろにベタつきして追い上げモードに入る。
が、洲本まであと2,3kmというところで、とたんにパワーがなくなり、脚がふにゃふにゃ。
いかん、どうした、踏め!走れ!とやるのだが、
体はうんともすんとも言うことを聞かない。
うめさんからもずるずると後退していくので、
次の洲本市街地に入る分岐を伝えて、千切れる。
それでもこれ以上離されてはいけないので、なんとかうめさんの背中を捉えながら、
分岐で待機してくれていた先行の2人と合流する。
この時点ではもう、1周するのは半ばあきらめ気味でした。それほど最悪の状況。
とにかく休憩ポイントの洲本温泉のファミマまではあとわずか、
とにかくそこまでは行こう。そこで決断しよう…。
分岐から洲本港の対岸へ渡るちょっとした橋でさえ、激坂に感じる…
と、後方からシルベストの御一行が追い上げてきてパスしていく。
kurubiさんとhideさんはそれに自然とつられてペースをドンと上げて行くので、
この先片側一方通行があるのでと注意喚起しておく。
そして、うめさんにも大丈夫だから、
この先のファミマで合流しましょうと言って先行してもらう。
結局、工事区間の停車で追いつき、そこから僅かに下って、ファミマに到着が10:00。


まずは、メンバーにきちっと真相をお話してお詫びしなければなりません。
「大事な話があります。実は…もう1周やってきてるんです!勝手してスミマセン!」
というと、kurubiさんとウメさんは、「ほらあ、やっぱりおかしいと思ったよ〜」と呆れ気味。
hideさんはポカーンと開いた口がふさがらない感じ。
本当はそれをいい訳したくなかったし、帰ってからのサプライズにしたかったのだが、
もはやこれ以上御迷惑をおかけすることはできません。
全てをお伝えし、さてこれからどうするか。
とりあえず補給をしなくてはと、一人デカイお好み焼きを買ってきて、もくもく食べる。
食べ始めて、ようやくむちゃくちゃ腹が減っていたことに気づく。
そういえば5時に洲本でプリンを食べたきり、5時間何も口にしてなかった。
岩屋でもとにかく寝ることと、寒さをしのぐことしか頭になく、
いつの間にかひどいハンガーノックにかかってしまっていたようだ。
幸い心肺はここまでの走りで安定してきたし、冷えも収まって脚も動き始めている。
ハンガーでペースが落ちたのなら、がっつり食べて行けばある程度はペースを回復できる。
となると、前を曳いたり、アタックをかけたりと言うのは無理でも
なんとかついて行くだけならこなせるのではないか。
ということでとりあえず行けるだけ行くことにする。
福良までは逃げようがないが、そこから厳しいようなら、
チームの帯同から離れ、湊までショートカットするとか、R28で洲本を目指すとか、
最終的にはつじつまを合わせることはできる。
とにかく福良まではなんとかがんばろう。
栄養の補給に加えて、うめさんからロキソニンを処方してもらい、
ダブルで対策をする。


↓洲本温泉のファミマにて。コンディション最悪なのにスペックも最悪…


チームのみなさんにも状況を理解していただき、迷惑をかけて心苦しくも、
少し肩の荷が下りたような安心感もあり、
ただ、ここからは2周目と言うのがいい訳にならないようにがんばらねば。
リスタート直後はまだ、食べたばかりで胃が圧迫され、息が苦しい。
早朝のイメージが残っていて由良は相当暴風だろうと身構えていたのだが
随分風は収まっている様子。そもそも向きも逆なので問題ない。
由良大橋で、後方からど〜んとうめさんが勢いをつけて駆け上がっていくのを見送る。
元気ですなあ。
kurubiさんはどうもアウターで縛っているらしく(淡路島ではインナー禁止らしい)、
まったりペースで上がっているので、どうにかこうにかついていく。
で生石高原の分岐点で一旦停止。
今回はガス抜きとして、ところどころスプリントポイントを設けてみたのだが、
その1ポイント目のスタート地点です。
そんなポイントを作っておきながら、ワタクシはTTには参加せずまったり上ります。
疲労具合もあるが、前後コスカボ+超ロング装備で、
スペック的にもかなり不利なので勝負にならんす。おそらく3kgは重い。
なのに、ここでまた無理をして、その後の海岸線で後れをとるといかんので。
距離的には相川のピークまでがいいのだが、きっとナゾパラで撮影する人がいるので
そこまでを第1区間として分割することにする。


早速スタート。
少し先の分岐点までは緩い上りなのだが、早速そこから1人遅れる。
そこを右へ緩く曲がるといきなり急坂開始。
上の様子をのぞくと、kurubiさんとhideさんが競りながらどんどん小さくなっていく。
少し遅れてうめさんがえっほえっほと上っていく。
最序盤から完全に一人旅です。
遅いのは仕方がないが、かといって待たせるのもいけないので、徐々にペースをあげ気味で。
1回大きな左ヘアピン、立ちあがって大きく右へカーブ。
その辺りから斜度は少し緩む。そこを抜けると道幅が広くなり、上り終了。
カーブを緩く下りながらナゾパラの緑の大玄関へ行くが、誰もいないゾ?
と、対岸を見るとドライブインのところに人影を発見。
すぐにしゃーっとそちら側へ下ると、3人とも写真をぱしゃぱしゃやっている。
ここで自分も停車して一斉にリスタートしたら、また1人遅れて迷惑をかけるので、
hideさんに手を振って、1人先行してピークまで向かうことにする。
次の谷筋までペースを落とさず下り、そこから鈍い上りが再び始まる。
夜中来た時は周囲が見えない上に、左右がやけに騒がしかったが、今は静かな山間。
できるだけ休憩の時間を稼ごうと、できるだけプッシュしているのだが、
疲れ切った脚で重い重いコスカボちゃんを引っ張り上げるのは骨が折れる。
二度三度左右にカーブで降られ、そこから少しの直線区間
一応後ろを確認するが上がってくる様子はない?
直線の終わりから再び斜度が鈍く上がり、緩いヘアピンをじわーっと上がるとゴールが見える。
えっちらおっちら上がりピークにマシンを置き、一呼吸。
後方を確認するとすでにヘアピンの少し下に3人の姿が!
休憩する余裕もなく、慌てて携帯を取り出し3人のゴールシーンをぱしゃぱしゃ。
hideさんが途中から抜けだし、ラストスパート!
その後方ではうめさんとkurubiさんのバトル。
といっても、うちはしっとりまったりタイプです。


↓hideさん先行!


↓アウター縛りのkurubi教官vs最強雨男うめさんのバトル


水仙峡ピークにて


さて、ここからはテクニカルな下り、車間距離を保ちながら慎重に下っていきます。
ここは漕がずに低空飛行で脚を貯めて温存しておきます。
下りきって海岸線。夜中とは打って変わって追い風基調のマーボーナス。
モンキーセンターで休憩しているシルベスト御一行様に挨拶しながらパスしてスルーします。
天気はあまり良好とは言えず、薄雲の中に太陽が隠れたままで気温が上がってこない。
どんより鈍い曇り空に、鉛色の海が広がり、
いつもの淡路島と比べてもなんとなく寂しい感じ。
天気予報では午後から雨の確立が上がる。予想では17時ごろまでにはゴールしておきたいところ。
そのため追い風にも乗ったkurubiさんの曳きで、ペースは自然と上がり、38kmくらいまで。
1周目とはまるで天地の差で快調に南へと進む。
追い風効果もあるが、さっきファミマでがっつり食べたことで、
体力が徐々に戻ってきているという感触がある。
上り区間は遅れてしまうだろうが、なんとかなりそうだ。
すると後方から、ゴリゴリ〜と地響きを鳴らしながら、シルベの方々がパスしていく。
みなええチャリに乗ってる上に、平坦TT仕様。みなさすがに速い。
どうも2人1組になりながらトロッフェ風味にこの快走路を進んでいる様子。
みなそれを追っていきたい様子だったが、ヘロヘロな自分がいるから見送る感じ。
そらあ、いくら向こうの方が圧倒的に速いと言って、
ただ抜かれるというのは悔しいもんです。
すんません…。
それでも戦前の予想を上回る快調ペースで水仙峡ラインを突っ切る。
次の灘急斜面の前に一旦ブレイクということで土生港へピットイン。
すると、先行していたシルベスト御一行様も先にブレイク中。
御挨拶がてらに軽く言葉を交わします。
こちらは自販機でドリンクを補給したらすぐにリスタートするつもりだったが、
次の上りでごぼう抜きされるのも格好悪いので、
シルベストさんが先にスタートするのを待ってリスタート。
リスタートしてすぐ約2kmの灘の上りが始まる。
最初は鈍い上りでちんたらと行きます。
そこから少しテクニカルな下りをやっつけると、2ケタ%の上りがどーんと来る。
えっほえっほと上がっていきます。
上の方にはシルベストさんが連なっていて、意外と追いつけそうな勢いです。
まあ向こうはガチTT仕様なので上りがキツイのでしょう。
公会堂の付近までの激坂部分はどうにかこうにか集団にくらいついていたのだが、
残り斜度が緩むところでいっぱいっぱい。
3人とも先行して進んでいくのを見送って、なんとか目視できる距離を保ちながらピークまで。
ピークで集合かと思いきや、シルベストと一緒になって先へ進んでしまっているようなので
下りに入って思いっきり上げて、どうにかビニールハウス群のあたりで追いつく。
そのまま下り基調で阿万の平たん部を進む。
2つ目の信号で左折です!と前方のkurubiさんに伝える。
で、その信号でシルベストさんは先行部隊がオーバランして混乱している様子。
弘法も筆の誤りでしょうかね。
待機している横を、我々は左折し、県道25号へ。
そこからさらに二股でホテルニューアワジの標識に従って左手に進路をとる。
少し進んで吹上浜キャンプ場の前から、3つ目のスプリントポイント、押登岬の1.5kmの上り。
ここもドン尻で、ちらちらとうめさんの背中を追いながら上る。
早くも燃費切れのようで、じぇんじぇん回りませんわ。
どうにかこうにかトリプルTTラウンドは終了。これで完走率は高まります。
ここは鳴門大橋が一望できる絶景ポイント。しばし撮影会です。
シルベストさんはどうやら、県道25号直登したようで、上がってきませんでした。
それにしても気温が上がらず寒い。早く福良で温かいものを食べたいっす。
押登岬を後にしてリスタート。巨大風車の真下を通り、
そこから若人の広場まで短い距離だが上り返し。これが意外と急斜面で20%近くあったみたい。
そこから県道25号と合流し、急なヘアピンをいくつかやっつけて、福良市街に突入。


↓押登岬より鳴門海峡大橋


↓阿万を一望


いくつか昼食の候補はあったのだが、やっぱり温かいものを食べて暖まりたい。
ひとまず福良港へ行く。
さすがに淡路島の最南端の中心だけあって人が多い。
どこで食べようかと思案しながら歩いていると、フェリー乗り場前で屋台が並ぶ所で
3人ぐらいのおばちゃんが山田花子ばりに「カモ〜ン、カモ〜ン(はあと)」と手招きしている。
もはや無視してスルーできそうにない勢いに押されて、そのままその店へ。
ええい、ままよ!
おばちゃんは「自転車の人はたっぷりサービスすることにしてんねん」と、
ホットのペットボトルのお茶をサービスしてくれる。
色々メニューは豊富だが、せっかくなら名物を食べたい。
店先で網焼きしている香ばしい匂いがたまらんので、あなご焼も食べたかったのだが
結局、4人一緒のあなご天丼にする。味はまあ普通です。やっぱ焼きにしたらよかったかな?
とりあえず腹は満たされました。これでまた少し回復しそうです。


↓福良港の屋台にて昼飯


↓あなご天丼(1000円。観光地価格だな)


さて、リスタートをする前に、作戦会議です。
kurubiさんの情報や、目視した天気の様子を総合すると、
どうもこの後雨に降られる可能性が高い。
しかも今日はまだうめさんが雨男の本領を発揮しておらず、パワーをチャージしている(笑)
多少は覚悟の上とはいえ、このままだと16時〜17時あたりには本格的に降られる可能性が。
ということで色々検討した結果、アップダウンの多い阿賀那の南エリアは今回は断念し、
八幡から直接湊までショートカットして30分ほど稼ぐことにする。
さてルーティングが決まったら、トイレなども済ませリスタート…
と、はす向かいのシフォンケーキ屋さんに見慣れたピンク色集団。
これはもしやと、そちらへハンドルを向けると、
やっぱりそうでした先日のハチ北でも大活躍のチームサカタニの皆さまでした。
梵天○さん、yasuさんにご挨拶をして少し談笑です。
相変わらず仲良しはっぴぃライドのようで、楽しそうですなあ。


↓最強サカタニ軍団のみなさま


さて、サカタニの面々とお別れをして、残り70kmをやっつけにかかります。
R28に入り、福良口までは鈍い上り。
そこからしゃーっと下って八幡で左折し、県道31号に入る。
ここは西淡三原ICに続く道なのでおこそこ交通量が多い。
少し砂をかぶって白くなっている県道をkurubiさんを先頭に隊列をなしていく。
川にぶつかって方向転換し、湊交差点で右折をしたら、
あとはこのサンセットロードをひたすら北上するのみ。
風の具合は、アゲインストではあるが、予想していたよりもひどくはなさそうである。
慶野松原を過ぎ、五色の手前で軽い上りをやっつける。
天気はどんどん悪くなる感じ。
14時になり、一旦ブレイクということで都志のファミマにてピットイン。
朝の時点に比べたら疲労のピークは過ぎて、脚が回り始めていたのだが、
積極的に先頭を曳くほどの気力を持ち合わせておらず、
加えて、ここで調子に乗って無理に曳いてあとで迷惑がかかってはと思うと
どうしてもブレーキがかかり、結局ずっと甘えっぱなしで3番手、2番手をヒラヒラ。
今日はずっとkurubiさんだけが前を曳き続けていて大変申し訳ない…。


リスタート直後、パラパラと小雨が降りだす。
いよいようめさんの雨パワーさく裂か!?
五斗崎のわずかの上りをやっつけ、あとは30km前後で隊列を守ったまま北上を続ける。
西の空は鈍色、風は相変わらず吹き付けて寒い。
雨は降ったりやんだりを繰り返し膠着状態。なんとか岩屋までもってくれい。
ここからは集落ごとにショートカットをはさんでいく。
分岐に達するとkurubiさんに後ろから合図を出して誘導していく。
明神、一宮、尾崎、育波、北淡と山側を迂回する県道31号を外れて、
集落内の道を進んでいく。
都志からずっとノンストップのまま、kurubiさんの曳きがただただありがたし。
北淡で少し交通量が増えるが、それも一時。
アナゴのかば焼きの匂いが漂ってきてちょっと魅かれるがスルー。
西日の乏しいうら寂しい海岸線を、渡り鳥のように淡々と列を乱さずに北上するトレイン。
まるでここは津軽半島かというような情景である。
対岸には加古川の一大コンビナートが浮かんでいるのが見える。
何度も島の舳先をくぐるが相変わらず姿を見せなかった明石海峡大橋がようやく登場する。
ああ、なんとか2周目も無事に終わる。嬉しや。


↓本日ラストの明石海峡大橋がお目見え


岩屋につくと、車組、フェリー組で解散となってしまうので、
そのまえにみんなでブレイクということで、道の駅あわじへイン。
お目当てのバーガー屋さんを探すが、店がたくさんあって探すのに苦労した。
自分は、キーマカレー淡路牛バーガー(400円)を注文。
キーマカレーをバーガーにしているってなかなか珍しいので食べてみたが、
うん〜ちょっとね〜残念。
具らしいものはほとんどなく、カレーソースだけ。
それも大量のマヨネーズでかさ増ししてあるので、マヨネーズの味しかしない。
ん〜駄目です。
待合所でバーガーを食べながらまったりしているとどうにも眠たくなってしまいます。
休憩中にシルベスト御一行様が県道31号の新道を駆け上がっていくのが見えました。
サカタニのみなさんは雨大丈夫かしらん。
ところで、本当はここから自走で帰ろうと懲りもせず思ってたのだが、
雨の具合がもうのっぴきならないので断念し、hideさんの車で送っていただくことに。
いつもいつもスミマセヌ…
家へのおみやということで、フルーツ玉ねぎを1ネット購入し、リスタート。
岩屋まではそれを担いで行きます。


↓道の駅あわじの売店コーナー


キーマカレー淡路牛バーガー(400円)


フェリー乗り場で、車組の2人とお別れします。
kurubiさん、うめさんありがとうございました!
次は無茶せずコンディション整えときますんで。
2人を見送って、hideさんと大急ぎでフェリー乗り場に飛び込むが、
16時台は20分発がなかったようで、40分まで待機。
待っている間に、MTBの団体さんが集まってきました。
係りの人に自転車は早めに桟橋へ誘導され、外で待機させられて寒い…
ようやくフェリーがやってきて出港。わずかですがすっかり爆睡してました。
フェリーを降りるとすでに本格的な雨が始まっています。
駅前の駐車場まで我慢して走る。寒い寒い!
そこからhideさんの車に乗っけてもらいます。
駐車場出るときに、思いっきりワイルドにバックしはるので、さすがやなあと思ったら
後ろに停めてあった車に気づいてなかったらしく、汗汗。
中国道へは向かわず、阪神高速で帰ることにし、須磨から乗るが、15kmほど渋滞中。
hideさんもお疲れのところ運転してもらっているのに、
自分だけ寝るのも申し訳ないなと思い、必死で目を開けていたのだが、
気付いたらすでに大阪市内に突入してた。
外はすっかり雨模様で、かなり降っている。
高速を降りてから道案内をして天六の交差点まで送っていただきました。
hideさんありがとうございました!
帰宅は19時ちょっとでした。


予想以上の夜の寒さの厳しさと風の洗礼を浴びて、
2周目のスタート時点ではリスタートすら厳しい状態でしたが、
無謀なるアワ2の挑戦はどうにか終了。
2周目はショートコースだったのと、帰り自走できなかったので不完全ではありますが
それはまた別の機会、もっと天気の時期にリヴェンジということで。
改めましてお疲れ様でした〜。