記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

カレーなる日々

さあさあ、レースシーズンもそろそろですがはりきって食べますよ。


まずは、南森町にある「辛口料理スズメバチ」。
ここは去年閉店してしまった南森の伝説の激辛カレー屋さん「ハチ」、
そこの常連さんが、その味を復活すべく立ち上げたお店です。
前は営業時間が限られていたので難易度が高かったが、
その辺も含めて大分敷居が低くなりました。
ここのメニューはカレーしかありません。玉子を入れるか入れないか。
ルーもごはんも言えばお代り可能です。
さっそく頂きます。まずはスパイスの風味がやってきてなかなかいい線行って…
ウゲ〜辛い!ヒ〜辛い。
まさしく蜂に刺されたかのような強烈な刺激がいきなり襲来します。
この辛さは水を飲んだら報復が待ち受けているのは間違いなく、
そのまま我慢して食べ進めるしかありません。
徐々に額には冷や汗が出てきて、目が飛び出そうになります。
時々、先代から変わらぬにんじんピクルスにレスキューを求めつつ、
どうにか完食。これだけカレーで汗かいたのはひっさびさです。
でもこの辛さが病みつきになるんだな。
ところで、知らぬ間にこのスズメバチ、複数店舗化している様子です。
その辺、あのおばちゃんどう思っているんだろうか。


↓辛口料理スズメバチ


↓カレー900円


お次は京都二条の町家に店を構える「森林食堂」さんです。
こちらは長年出張ケータリングカレーとして色々なイベントに出展してたのが
去年いよいよ店舗化されました。
なかなか気さくでゴッドマザー的な姐さんが
ちゃっきちゃきっと切り盛りされております。
1人いてた常連客さんとワイワイわいわいしてはって、
話を聞いていると横のつながりが広いようで、
京都のアーティスティックな面々の溜まり場にもなっている様子。
まるで立ち飲み屋のように壁にメニューの短冊が並んでおります。
メニューは豊富で色々悩みますが、ここはお姉様のオススメを聞く。
今日はチキンほうれんそうがよく炊けたらしいので、
「チキンほうれんそうカレーとダルのあいがけ」に、
面白そうなので焼きトマトのトッピングでお願いします。
町家を改装しているので居心地はバッチリです。
待っている間、窓の外の通りの様子を眺めているとゆったりとした時間が流れます。
しばらくして、カレーがやってきました。
おお、見た目のインパクトはなかなかのもの。
さっそく頂きます!
まずはチキンほうれんそうの方をパクッ。
ほうれんそうカレーって、ほうれんそうが前に出過ぎて、
あまり味気のないものになりがちなのだが、
これはちゃんとスパイスの風味がちゃんと生きていてウマシ。
途中香ばしいのが横切ったのは、何だったか、アーモンドオイルか何かかな。
ダルの方は少し酸味が効いていてこちらも好みの味。
パパドゥにのっけつつ食べるとよいですな。
トマトを崩しながら食べると、また味が変わって面白い。
お米は黒米か何かで、これがルーとマッチしていい。
最後にはそれら全部をごちゃまぜにしてもまたウマシ。
大満足でごちそうさまでした。
ここはカレーも店の雰囲気も、お姉様のキャラも全部バッチシ。
帰りには「また来てや〜、気にしてや〜」と言いながら、
オーガニックな飴ちゃんをくれました。
京都に来たはずなのに大阪のど真ん中な感じ。
いや、この感じ嫌いじゃないわよ。


↓森林食堂


↓チキンほうれんそうカレーとダルのあいがけ+焼きトマトトッピング


最後はおなじみ讃州うどん。
めんライフから思い切ってカレーに移籍です。
今回はカレー釜玉食べましたが、カレーありきで考えるとなかなかおいしいのです。
麺全体をコーティングする黄身の具合が、
カレーとうどんを絶妙に仲人してウマシ。
このちょっと甘めのルーは大阪人にとってはどんぴしゃだったりします。


牛しゃぶカレー釜玉