記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ご近所めんライフ 福岡ラーメン二大巨頭対決 「一蘭」「シロマルベース」

ひさびさの麺ライフ。
こんかいは福岡ラーメン二大巨頭対決と行きます。


1軒目は東通りに新しくできた「一蘭」さん。
個々の特徴はラーメンうんぬんより、その注文システム。
店内で食券を購入したら、1席1席仕切られた個室のような席へ。
そこで、ラーメンの具体的な好みを用紙に記入し、
席の前のスダレの隙間から注文をする。
しばらくすると、ラーメンが運ばれてきて一箸入魂で黙々と麺をすする。
客がラーメンの味に集中できるように、
できるだけほかの客や従業員との接触を避け、
ラーメンと対峙できる空間を目指しているらしいが、
見方によっては、サービスや接客自体を店が放棄してしまっているともいえる。
もっとも、過剰なサービスや、店側の強いプライドを強要されるくらいなら、
放っておいてくれたほうが楽かもしれないが…
オートマティック化されたファストフードや回転寿司よりもシステム化され、
カプセルホテルに缶詰めにされたような無機質さ。
欧米人からしたら、「WOW!近未来的!」と変にウケるかもしれないが、
個人的には”美味しさ”とは、単に料理の味だけの問題ではなく、
食にまつわる総合的な評価に基づくものだと思っているので、
あまり好みではない。
1人孤独にごちそうを食べるより、
スーパーのお惣菜でもいいから家族そろって食卓を囲む方が美味しいと感じるものだ。
そもそもラーメンはしょせんラーメン。
そこまで真剣に食べるほどのものか?と思ってしまう。


一蘭。密室空間でただ丼と向き合う


2軒目は梅田の一風堂の2Fにできた「シロマルベース」さん。
博多発の有名店、一風堂の原点メニューである白丸を
より発展させるというコンセプトの店舗。
注文は卓上のアンケート用紙みたいなのに、チェックを入れていきます。
今回は初なので、ベーシックに特濃のバリカタ、そこに煮玉子トッピングしました。
見るからに濃厚そうなクリーミーな豚骨スープは味わい深く、
硬めに仕上げられた極細麺との相性もバツグン。
同じ濃厚でも豚骨と鶏白湯ではギトギト感が違うのか、
こってり苦手な自分でもこれはおいしい。
さすが豚骨の老舗だけあってうまく処理されているのでしょう。
替え玉は食べるラー油をプラスした辛麺にします。
すると、ラー油がスープに解けて、スープの味が変わってこちらもGOOD。
これぞ豚骨ラーメンの王道、お手本といったお味でした。
お値段もリーズナブル。
福岡2大巨頭対決はこちらの勝ちかな。


シロマルベース


↓上(680円)、特濃、バリカタの煮玉子トッピング(100円)


↓替え玉は辛麺(150円)で味をチェンジ