記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

BACK TO 大阪

土日連休に今年最後の大勝負をかけて、仕事終わりで新幹線に飛び乗り、
向かった先は懲りもせずに日本橋
今月初めに敢行した東京ライドだったが、あれはあくまで往復を考えていただけに、
東京どまりだったことが少なからず心残りになっていたのです。
連続往復は叶わなかったが、せめてやり残した宿題は年内に終えたい!
ということで、再び東海道の旅に出たのです。
今回はあまりタイム云々は考えずに、寄り道をしたり、
普段使用している道以外のルート工作など(2014年のFlesheも一応念頭に)、
いろいろ楽しく走り抜けるというのをテーマにしました。


が、ロクな仮眠すらもできないままスタートしたライドは過酷そのもの。
出発前日に奥さんからウィンタージャケットをプレゼントいただいたおかげで
氷点下を下回る厳しい状況をどうにか乗り切ることができたが、
もうまさに命削ってる感バリバリ。
状況によってはほんまにこれが楽しいことなのかと我に返ることも多々。
早く家に帰りたい。嫁子に会いたい。布団にもぐりこみたい!
今までにないくらいツラいライドでした。
何しろ、


寒いけど暑い!
眠いけど覚醒!
空腹だけど食欲不振!
下痢なのに便秘!
楽しいけど苦しい!
全身激痛だけど快感?


相反する感情や感覚に揺さぶり続けられて、
体も頭も大混乱して、非常に危険なトランス状態。もう発狂ものです。
おまけに、


氷点下の早朝の厳しさ。
日没後に襲ってくる耐え難い孤独感。
容赦ないトラフィック地獄。
新ルート開拓で寄り道したら、災害通行止めでUターン…
悪質な浜松ローディーと一悶着。
そして、どこまで行っても静岡!静岡!静岡!


さすがに今回はちょっと厳しすぎました。
それでもがんばればその分ご褒美もあって、
特に朝焼けにワイン色に色づく大富士の絶景ははっと息をのみました。
毎度知っていながら通過するだけだった由比ガ浜では名物の桜えびに舌鼓。
最近定番となりつつある立ち寄り湯での至上の極楽。
そしてゴール手前でのチーム仲間からの温かいお出迎え。
本当にいろいろな人、いろいろな感動にどうにか支えられて完走することができました。
あーざっす。


↓一路大阪へ!


<第1区間:東京→戸塚→伊勢原→松田→御殿場→沼津→静岡>
獲得標高:991m
走行距離:194.2km


日本橋0:00→R15(第1京浜)→横浜→R1→戸塚2:00→県道22号(長後街道)→長後→
用田→門沢橋(相模川)→伊勢原3:30(マクド休憩)→上北ノ根→R246→桜坂→
新善波隧道→奉野→松田4:30→山北5:00(コンビニ休憩)→県道76号→谷蛾→R246→
生土→県道394号→小山町→森村橋6:00(産業遺産)→県道394号→杉原→県道78号→
御殿場7:30(コンビニ休憩)→県道394号→岩波→R246(裾野BP)→R414→
沼津9:00(コンビニ休憩)→県道380号→西門間→県道163号→東柏原→県道380号→
槍→県道170号→田子の浦→R1→新富士川橋9:30→蒲原→一般道→県道370号→
食堂さくら屋10:30(桜エビ三昧♪)→由比→太平洋岸自動車道→興津→R1→
清水→R1→静岡11:30



今回で大阪〜東京ライドは4回目ですが、
今回初めて箱根越をせずに御殿場ルートを試走してきました。
戸塚からR1を外れて伊勢原からR246。
交通量はR1とどっこいどっこいで、湘南とは違ってアップダウンが多いが、
箱根越よりもタイム的には稼げるのがわかった。
小山町で朝焼けに燃える富士が登場。
御殿場からは路面凍結するゆるく長いダウンヒルに全身バリバリ凍りつく。
由比ガ浜で念願の桜えびを堪能。
この辺りまでは順調そのもの。


↓赤富士とともに


富士川にて。絶景かな〜


由比ヶ浜にて。


<第2区間:静岡→宇津ノ谷→金谷→浜松→豊橋知立→名古屋>
獲得標高:667m
走行距離:193.9km


静岡11:30→R1→駿河大橋(安部川)→手越原12:00(コンビニ休憩)→
県道365号(長田街道)→県道416号→用宗→石部海上橋13:00→大崩海岸からUターン→
県道365号→太平洋岸自転車道→丸子宿→R1→平成宇津ノ谷トンネル1→県道208号→
岡部宿→R1→藤枝14:00→島田→県道381号→大井川橋→金谷→八坂15:00→
県道415号→R1→掛川16:00(コンビニ休憩)→沢田IC→R1(袋井BP)→七ツ森神社→
県道413号→三ヶ野→R1→磐田→新天竜川橋→


天竜川から浜松までの10km近く、悪質な地元大学生ローディー集団にからまれ、
それでも無視して辛抱していたが、
狭い生活道路でバス路線でのあまりに危険な行為の繰り返しに
堪忍袋の緒が切れて注意したら、逆ギレされて、1対8で小競り合いに発展。
最後は大説教の末に撃退。浜松ローディーのマナーは最悪です。
大阪のおっさんナメんなよ。
(ルートは県道314号→県道312号→R152→浜松、時刻は17:00頃)


連尺→R257→高塚→県道316号→舞阪→R1→弁天島18:00(コンビニ休憩)→
新居町→R1→昼夜食堂港町本店19:30→潮見坂→R42→一里山→R1→二川CB20:15→
豊橋→本宿→岡崎21:45→豊明22:30→笠寺23:00(湯〜とぴあで2.5h休憩)



静岡からは、また別ルート開拓ということで、宇津ノ谷越えではなく、
用宗〜焼津までの海岸線ラインにトライするものの、
まさかの災害普及工事のためUターンを余儀なくされる…トホホ…
通常ルートに戻ってからは宇津ノ木、日坂と細かい山間部を超え浜松。
前述の通りのありえないトラブルに見舞われ、モチベーション急落。
やめたろかいなと思いつつ、潮見坂のふもとの食堂のおばちゃんに励まされ復活。
豊橋〜名古屋のR1ハイウェイでの毎度のトラフィック戦争に耐え、
スーパー銭湯の看板を見つけた時は、ダーウィン並みの発見でした。
そこで、温泉&リクライニングシートで2hの休息。


<第3区間:名古屋→弥富→四日市鈴鹿→関→柘植→信楽→木津→大阪>
獲得標高:1018m
走行距離:193.2km


笠寺1:30→県道55号(環状線)→R247→道徳通→県道225号→内田橋北→
熱田神宮南→R1→中島2:30(松屋休憩)→R1→弥富3:30→四日市4:30→R1→
大治田一→県道103号(伊勢街道)→鈴鹿橋→鈴鹿6:00(コンビニ休憩)→
県道54号→近鉄田町駅(終着駅)→汲川原橋南詰→平和橋→県道641号→
井田川→県道28号→亀山→県道565号→布気東→一般道→関7:00(コンビニ休憩)
R1→R25→イシバシ工業8:00→R25→県道677号→柘植8:30→県道50号→玉瀧→
R422→立石橋→信楽10:00(コンビニ休憩・trekyさんお出迎え♪)→R307→
府道5号→和束→恭仁大橋→府道47号→木津11:30→R163→乾谷西(コンビニ休憩)→
けいはんなプラザ12:30(hideさん現る!)→府道72号→東畑→府道7号→
一般道→R168→トラウマ坂→交野13:30(コンビニ休憩)→第2京阪→巣本→三ツ島→
府道161号→R163→関目高殿→都島通→梅田新道15:00→15:15帰宅



深夜の名古屋を立ち、ガランドウのR1で弥富、四日市を孤独にライド。
鈴鹿からは底冷えに芯から体を冷やしながら、旧R25で、イシバシ越え。
ここからも新しい試みで、R163を使わず、
前々から走ってみたいと思っていた県道50号を行く。
のどかな田園地帯を行く最高の快走路で信楽へ。
昼間にのんびり走るにはいいが、東京ライドでは残念ながら遠回りなだけでした。でもいい道。
信楽でお出迎えいただいたtrekyさんと合流。
絶妙なアシストを受けながら府道5号を爽快ダウンヒル
そうして、けいはんなプラザで、哲朗号を駆るhideさんと合流。
トラウマ坂を経て交野までアシスト走行に感謝。
そこからいったん自宅をスルーしての梅田新道でゴール!
長い戦いを無事に終えることができました。


↓treky&hideさんのお迎えプレーにヒデキ感激!


↓乙〜


今は、自分史上最高難度の全身疲労にみまわれておりまして、
ビンッビンッと痛みの刺激が全身をかけめぐっております@@
今はキムタクより上手にロボットの動きができてます(ただし旧式)。
詳細はおいおい〜


走行時間:39h
獲得標高:2676m
走行距離:581.3km
TOTAL:8057.18km