記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

夜ポタ 大山崎の夜

日曜日。家族と晩御飯を食べ終わったら、自由時間。
ということで、シリーズ化決定で、夜景ライドに繰り出します。
19:30に出動して、今日は南京都へ。
リュックに一眼と三脚を背負いこんで、城北公園通りを爆走。
背中の重さには慣れたが、パッキングが雑だとガサゴソずれて走りづらい。
それでもショートコースなので最初からギンギン40kmペースで進む。
レーニングも兼ねているというのもあるが、何より撮影に十分な時間がほしいのです。
太子橋からはパナソストレートをぶっちぎり。
大日で左折して、いったん淀川CRへ。
もうじき開通予定の守口JCTを撮影しようかと思ったのだが、
まだ照明なども整っておらず暗かったので断念。
ただ、R1のオレンジ灯の並びがきれいだったので何枚かしたためる。





そのまま淀川CRを行こうかと思ったが、土手から見下ろすと、
どうも雨の影響でいたるところがぬかるみと化しているようだったので、
これはあきらめてR1に入ってひたすら爆走。
そうして枚方に到着。



そこからはいつものごとく府道13号を淡々と北上していきます。
この日は若干の追い風というのもあって順調に進行します。
樟葉を過ぎ、橋本のところの信号でいったん土手道を降りて
男山に広がる住宅街に分け入っていきます。
撮影ポイントを探しますが、住宅街の迷宮にどっぷりはまり込み、
袋小路に阻まれて上ったり下りたり、ショートショートのTTの様相。
そんなこんなで悪戦苦闘の末、絶好の撮影スポットへたどり着きます。
ここからは対岸に天王山と島本町から続く高槻の街並み、
その手前に黒く淀川の帯があり、樟葉のマンション群と枚方の街並み。
なかなかの眺望である。
早速三脚をセットして、バシバシガンガン写真を撮る。
が、三脚の立てつけがちょっとよくなく四苦八苦しつつもあれやこれや。






撮りに撮ったりで、次へと向かいます。
大通りへ戻り、このまま土手道へ復帰するかどうか迷ったが、
せっかくなら普段とは違うルートを散策するのも楽し。
ということで、このまま男山を越えて八幡へ向かいます。
西山和気で左折をして、ストレートののぼりを全力疾走でゼエハア。
そこから八幡市内へと一気の下り。
山へりを沿う旧道を縫って、八幡市駅前に出る。
そこからくいっと上って御幸橋着。
今日は桂川CRには入らず、そのまま13号をトレースし、
京守で高架に乗り上げて桂川を渡ります。
渡りきったら今日のメインディッシュ、大山崎JCTが見えてまいりました!
ヨッ!
さっそく怪しい横道に入って、できるだけ面白いアングルを探すために
ちょこちょこ動き回ります。
思い立った場所でセッティングをして、撮影。そして移動。の繰り返し。
ここはJCTの間を新幹線が貫く珍しいスポットなので、それがわかるスポットを探す。
どうにか双方が入るスポットを見つけて撮影。
時間も遅いので、新幹線もそろそろ終電。
ということで、タイミング逃すまいとかたずをのんでスタンバイしたり。
そういうのを何か所かで繰り返しているとあっという間に時間が過ぎていく。
楽しいね。こういうのね。
で、無我夢中で撮影に没頭していたのだが、途中から三脚の具合が悪くなり、
何がおかしいのかとチェックをしているといきなりパーツがポキッ…
おおおおい!ストッパーの部分がバカになってしまい、台座がグラングラン。
これではもう三脚の意味をなさないではないかっ!
高校時代から使い続けてきて経年劣化してもやむなしだし、
望遠付きでバカ重い一眼にしては華奢なモデルを使っていたので仕方がないか。
しかしまさかこのタイミング…
ということで今宵は強制終了です。



三脚がぶっ壊れ、カメラの充電がなくなり、時間も23時を回り、
これはもう帰るしかありません。
本当はもう1つの雄である久御山JCTへも立ち寄ろうと思っていたが
これはまたのお楽しみにしておきます。
大山崎JCTを再びぐ〜るぐると回り込んで、来た道へとカムバック。
R478で桂川を渡り、渡ったところでCRに入ってくぐって御幸橋
そこから府道13号をひたすらシバいていく。アゲインストの風が心地よいねえ。
で、なんだかんだ消耗していたのか、お腹がものすごく減ってきた。
枚方まで我慢しようと思っていたが、たまらず枚方三栗住宅のところのすき家にイン。
丼をががががっとかき込んで復活!
そこから再びアゲインストの中を飛ばして南下南下。
行きと同じくR1をしばいて守口JCTまで来たら、あとは例によって阪神高速高架下で。
時間もすでに日付を越えていたので、いつも面倒な信号が一斉に点滅式になりスムーズ。
結局帰宅したのは1時を少し回っておりました。


前回もそうだが、毎度毎度走り慣れて、
もっといえば普段なら目にも止まらないような通過点でしかなかったスポットですが、
こうやって別の視点や新しい試みで見直すことによって、
見慣れた光景に新しい意味や価値を見出すことができて楽しい。
超ロングに出られなくなっても、近場でもこうやって十分遊べますな。
楽しさはどこにでも転がっていて、
それを見つけることができるかどうかは自分次第ってことですね。
ただ、この遊び、19時くらいの出発で日付が変わるころに帰宅を目指そうとすると、
主たる撮影ポイントはがんばっても一晩で2か所、
距離にしてせいぜい80kmが限界。
あとはその場その場で大急ぎでロケハンしているので、
もっといい撮影ショットがあるかもしれないと思うと、
すでに撮影したスポットでも何度か足を運ばないといけないな。
ということで、超ロングができない分、しばし夜ポタが充実しそうです。


走行距離:72.88km
TOTAL:1015.18km