記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

酒場探訪記 「たこ梅」「濱屋」「マッスルホルモン」「最」

体調不良以前の分で溜まっている酒ネタを放出。


まず1軒目。おでんが恋しい季節になってきました。
ということでキタの老舗おでん屋といえば「たこ梅」さん。
しっぽりビールを頂きながら、
あっさりと上品なお出汁の効いたおでんをハフハフ。
あ、名物のタコは食べるの忘れてた。ま、えっか。


↓たこ梅


↓おでん


お次もおでんを求めて、路地裏へ。
裏DDハウスの昭和な路地裏にポッと灯る赤ちょうちんに誘われて、
「濱屋」さんへ。
なかはカウンターのみで8人入ればいっぱいというくらいの狭さ。
そこで赤々とした電飾の元、味のあるお母さんが料理をされていました。
壁にはたくさんの通行手形がびっしりあって、味わい深い。
この古めかしい店の雰囲気はなんだか、『深夜食堂』のようです。
お通しは、イカナゴの釘煮と、タラコの炊いたん。
どちらも上品で優しいお味。
寒いのでおでんをいただきます。
じゃがいもとガンモドキ、それからワカメがなかったのでこぶ巻。
余談だが立ち飲み屋のオッチャンたちの、
おでんでのワカメの注文率は異常に高い気がします。
ここではトロロ昆布が振りかけられて、さらに味わいアップ。
TVのクライマックスシリーズの中継の音だけが店に流れていて、
なんとも昭和の時間へタイムトリップしたかのようでした。


↓裏DDにある濱屋


深夜食堂のような渋い店内。なぜか通行手形がたくさん


↓突出し


↓おでんはとろろ昆布が乗る


お次は毎度のマッスルさん。
元気をつけるにはここが一番。
やっぱりここのモツ煮は最高やね。


↓マッスルもつ煮


ラストは、ミナミ。
ちょうどこの時は濱口さんのライブ終わりで、
心斎橋から少し歩いて、
たくさんの酒場で賑わう道具屋筋界隈にある「最」さんへ。
オープンなお店で入りやすく、ジャガジャガと賑わう雑踏の中で
気軽に日本酒が頂けるスタンド。
酒の注文はカウンター後ろの巨大冷蔵庫から指名式。
ちょうど奥のカウンターに陣取ったので、ラインナップが見えやすい。
獺祭などの高い酒から、リーズナブルな本醸造酒まで幅広い品揃え。
色々迷ったが駆けつけ一杯で、定番の小左衛門の雄町。
これを赤ウインナー炒めで味わいます。
ここは料理もなかなかです。
お次は滋賀は高島の酒、その名も「雨垂れ石を穿つ」。
雨垂れとは感嘆符の「!」のことですね。
高島といえば琵琶湖の名水に恵まれた土地で、
ガツン、ピリリとした酒でした。
これは冷やではなく燗でいただくとなおよかったかも。
LO間際だったので2品しか楽しめなかったのが残念でしたが、次の楽しみに。
ミナミは手軽に地酒が楽しめる立ち飲み屋が一気に増えて
なかなか魅力的になりましたなあ。


↓最


↓小左衛門 雄町


↓赤ウインナー


↓雨垂れ石を穿つ


↓ハムとドライトマトのグラタン