記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

黒岩詣で

23日の祝日は久々に山行。
といっても黒岩までコーヒーを飲みに行っただけだけど。
最近は年末の大忙しさと寒さなんかで、なかなか腰が重く、
結局家でダラダラと出発のタイミングを逃してしまうパターンが続いてしまっていたので
それを振り切る意味でも、無理矢理に午後から出動。
阪急芦屋川駅に降り立ったのがすでに14:30。
当然、ガラガラです。
のっけからペースを速めて、住宅街を突っ切る間、
ポツポツと下山してくるハイカーさんとすれ違います。


↓ガラガラの高座の滝


茶屋を抜けて滝上の分岐で高座谷へと分け入ると、
さらに人影が無くなり、期待通りの静かな山行になります。
2つ目の堰を越えたところからの道がなぜかいつも迷ってしまって、
うまくC-2に抜けられたためしがないのだが、今回は問題なく。
というか、なぜ今まであんなに苦労していたんだろう???
そこからキャッスル方面へと進むと、
キャッスルの南側の斜面が崩壊しておりました。
キャッスルでは1組のペアさんが練習されていました。
ご挨拶をして、横の巻き道で城山尾根に出ます。
そこから荒地山ボルダーに突入。
岩梯子を登り、新七衛門嵒をくぐる。
振り返ると今日は空気もきれいではるか遠く二上山まで見える。


↓岩梯子


↓新七衛門嵒から振り返る


ボルダー群をかすめて荒地山のトップへ。
そこから脇道を少し下って、本日の目的地、黒岩に到着。
約1時間で来ました。
ひさびさの黒岩はやっぱり落ち着きますなあ。
やっぱりこのくらいの遅い時間帯が一番心地よい。
持参したコーヒーと、
カンテ・グランテのタンドリーチキンサンドで遅めの昼食を頂きます。
いつもはそよそよとした風が抜けて、この時期は寒さを感じるのだが、
この日は凪いでいてとても穏やか。
ガスで白むこともなく、対岸の和泉葛城山系から友ヶ島、淡路島と、
大阪湾をぐるっと一望でき、壮観でした。
体調や前夜の酩酊具合にもよるが、
ここに初日の出を見にきてもいいなあと思ったり。


↓黒岩にて


↓カンテのタンドリーサンドでコーヒーブレイク


↓本日は晴天なり


30分ほどのんびりさせてもらって、
暮れなずむお山を満喫したら下山開始。
荒地山に登り返してから魚屋道へ出て、そこから風吹岩へ。
ここもすでに人っ子一人おらず。


↓風吹岩


そこから引き続き金鳥山方面へと下っていく。
いつもは保久良神社から下山をするのだが、
たまには違う道をと思って分岐を直進してそのまま魚屋道を進む。
ロックガーデンの奇岩群を左手にわずかに望みながら進んでいくと
突然道の真ん中に大きな岩が鎮座している。
蛙岩というらしい。


↓蛙岩


ここを直進すると会下山遺跡にでるのだが、
今回はここを右折してラストまで魚屋道をトレースしていきます。
この道は大昔からのメイン道だからさぞかし歩きやすいのだろうと思っていたが
予想に反してなかなか歩きづらいコースでした。
雨も降っていないのに、路面がぬかるんでいるし、
ほとんど人が通らないのか結構荒れている。
うっそうとしたくらい谷底の道で
おまけにここはイノーさんの巣窟らしく、
歩くたびに前方の山の斜面から荒い鼻息が響き、
怖がって逃げてくれるのはいいのだが、両サイドの斜面の上部へと駆けていくので
上から細かい岩やら枝やらが降ってくるのでめちゃくちゃ怖い。
ようやく最後の砂防ダムを抜けて住宅街に出て山行終わり。
住宅街に出て、芦屋女子大の脇をかすめて急坂を下り、甲南山手駅へ。


↓魚屋道終わり