記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

Music Life『恋泥棒はシューティングスター』 *オリジナル楽曲*

オリジナル楽曲第8弾が完成。
その名も『恋泥棒はシューティングスター』。
キリンジフリッパーズ・ギターのような極上のPOPSをと作り始めたのだが、
キーボード演奏のスキルがひどすぎてなかなか完成に至らず、
ずっとサスペンデッドしていたものを、ようやくどうにか形にしました。



このところ、どうも昭和歌謡のテイストが色濃くなりすぎていたので
今回は意識的に80年代の甘酸っぱ恥ずかし系のコテコテのPOPソングを目指しました。
例えば『ロマンティックあげるよ』(ドラゴンボールのエンディング曲)や
星空のBelieve』(Zガンダムのエンディング曲)のようなあの感じ。
そのイメージに沿った形でタイトルもダサかわで浮足立ったフレーズに。
詩の世界も曲のイメージに合わせて、甘〜〜い恋バナは既定路線だったのですが、
ただ好きとか愛してるだけじゃヒネリがないので、
さながらルパンと不二子ちゃんのような恋の駆け引きをストーリー仕立てで。
イルミネーション煌く冬空の下で華麗に繰り広げられる恋の話のイメージが広がるように、
アレンジはもっとゴージャスな感じにしたかったけど8トラックではこれが限界。
というか自分のスキルが限界。
だれか鍵盤頼む!


ジャケットはこのために新撮。
楽曲のイメージがカラフルなので、
ポイフルを大量に買ってきて撮影するが、それだけでは物足りなかったので、
グミを色とりどりの宝石に見立て、
そのお宝の中から、彼女の心を開く鍵が顔をのぞかせている
というようなイメージがわき、
鍵のオブジェをこちょこちょとこしらえる。
しかしこういう手作業は大の苦手で、悪戦苦闘していると、
横から奥さんが助太刀してくれて、あっという間にそれらしい鍵が完成!
それからいよいよ撮影なのだが、
鍵の置き方とか、グミの色の配分とか、カメラアングルだとか、
気になりだすと止まらず、夜中に1.5時間ほどあーだこーだ。
広告の写真撮影とかだとたった1枚の写真を撮るにも何時間もかかるというが、
それがよーくわかります。
こちとてただの遊びとはいえ手抜きは嫌なので本気で悩んでようやく完成。
画像はあえてキラキラ感を出さずに、昔のカラーブックスのような
ちょっと古めかしい色合いにして懐かしさをプラス。
自分も奥さんもこういうしょーもない製作活動に心血を注ぐタチです。



【恋泥棒はシューティング・スター】
作詞・作曲:arkibito


冬の街を彩る 青い宝石たち
色めく雑踏 ショーの幕開け


不意に目と目があった
君の視線が合図
ハートに火をつけた


ハレルヤ!
手の鳴る方へ
派手な撃ち合いの隙をついて
その甘やかな唇を奪うのさ


Shooting Star
鮮やかな手口で
今君をさらってゆく
包囲網を破って逃げろ!
さあ 夜のカーテンはためかせて
ハイウェイ抜けて このまま星空へと…


繰り出す口説き文句も
ヒラリかわされ
もはや弾切れ 万事休す


今宵 勝利の美酒は
冷ややかな手錠に化ける?
あけすけなカウンターパンチ


よこしまな笑みを寄こす
君は不二子かシンデレラか
一か八かダイズを放り込め


Shooting Star
鮮やかな手口で
今君をさらってゆく
金庫破りの要領で
君の心の鍵開けてみせる
摩天楼に鳴り響くサイレン 遠く遠く