記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

仏生山温泉という名の極楽

つい先日の香川出張で、とても素敵なスポットを教えていただきました。
高松市内から「ことでん」にコトコト揺られること10分足らずにある仏生山温泉。
その文字面から鄙びた古めかしい温泉宿をイメージしていたのだが、
見事に覆され、とってもオシャレで可愛らしい日帰り温泉施設でした。
なんだか倉敷や京都北山あたりにある雑貨屋さんのような
優しくて雰囲気のあるたたずまいで、とても居心地がよい。
2005年にスタートした温泉ということで比較的歴史は浅いのだが
すでに地元の人たちのコミュニティーの場として根付いているようで
そういう人とのつながりとか営みがちゃんと色に出ていて素晴らしい。


↓仏生山温泉


ほんの少しですが実際にお湯につかったのですが、このお湯がまたよくって、
少しぬるっとした泉質で、すごく滑々と肌触りが優しい。
温度も少しぬるめなので、長湯にはぴったり。
しかもここはユニークなサービスがあって、
なんと浴室に本の持ち込みOK、湯船につかってゆったり読書できるのだ。
受付の前には地元の人が読まなくなった本を集めて、
100円程度で売られていて、それを買ってお湯へドボンなんてことも可能。
こんなの家の近所にあったら絶対通ってしまう。


↓ここは入浴しながら読書が可能なのです!スバラシイ!


↓居心地のいい空間です


仏生山温泉はなかなか小さなエリアですが、
そのパッケージのサイズ感がとてもよいし、
ゆったりとした時間が流れるお気に入りの場所となりました。
町ぐるみでアートな取り組みをされていたり、今後にも注目。