記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

バーガー宴

この連休はお仕事で鳥取は大山へ。
先月の予選会に引き続いて
ハンバーガー日本一を決める特別審査員として出席。
各地区のバーガー協会の会長の面々、日本を代表するフードソムリエの方、
有名なコ○モン協会のK会長さん、○ゃらんの西日本の編集長さん、
讀○テレビの名物Pさんなどなど、層々たるメンバーの中で、
果たしてそんな大役いただいてもよいのかしらんと思いつつも、
しっかり職務を全うしてまいりました。
個人的な活動としてバーガーも含めてグルメ探訪もしていますが、
それがこんなお仕事につながるなど思いもしませんでした。
何事もやってみるもんですね。


↓お仕事お仕事


2日とも残念ながら雨模様でしたが、
会場はたくさんのお客様であふれ熱気むんむん。
出展者の皆さんもとても気合を入れて、
バーガーにかける熱い思いや地元愛を存分に発揮していて熱かったです!
なにより運営スタッフさんの努力と連携が本当に素晴らしくて、
イベント自体が本当にクオリティの高いものでした。


↓雨…でも…


↓大盛況!


↓2日で3万人が来場


2日間で食べたバーガーは実に31個。
つい2週間前には飢えと飢餓に苦しんでいたのが嘘のように、
この週末はシャツのボタンが吹っ飛んでしまいかねないほど、お腹ギッチギチ。
真逆の限界チャレンジでしたが、
こちらも手抜きなしでしっかりジャッジするため、しっかりいただきました。
どれも一食入魂で、斬新なアイデアや試行錯誤、
地産地消などへのこだわりの詰まった逸品ばかりでした。
ごちそうさん


審査は、純粋にグルメとしてのクオリティ=おいしさはもちろんなのですが、
単発のイベントで終わらない事業の継続性と、
地域性の高さもジャッジの重要な要素となっています。
昨今、全国各地で様々なご当地グルメが振っては湧き降っては湧き、
瞬く間に消え去ってしまっていますが、それでは全然意味がありません。
ただ単にイベント用に急ごしらえでメニューを用意するのではなく、
地元の人たちをしっかりと巻き込んで、そのグルメを土地に根付かせ、
ちゃんとビジネスとして定着させて、
地域を活性化させることが最終的な目的なのです。
そこの明確なビジョンがしっかり描けているか、
あるいは実際にそのビジョンに沿って活動できているかが大きな審査要件となります。
例えば、単独のお店がそこだけ儲かってもそれはただ単に点でしかありません。
地元産のものを使うことによって、土地の生産者が潤う、
地域の店舗を巻き込んで面的な広がりを作る、
行政や様々な団体と連携したり、バックアップを得たりしながら
地域内だけでなく全国にPRすることで観光客を呼び込む、
地元の学生たちにもアイデアを募集し、次の世代へバトンをつなぎ、
地域の担い手を育てること。
バーガーを通じて、地域創世を果たすというのがこのイベントの理念なのです。


↓Yo!


さて、一般のお客様の投票と審査員の得点の総計で選ばれたグランプリは、
ディフェンディングチャンピオンの「紀州梅バーガー」さんでした。
V2達成おめでとうございます!
味はもちろんのこと、去年のGP獲得以降、
破竹の勢いで今や和歌山グルメの筆頭まで登り詰め、
地域に多大な貢献をされてきましたし、
イベント中もとにかくオペレーションが素晴らしい手際の良さで、さすがでした。
ぜひみなさんも、和歌山にこのバーガーを食べに行っていただきたい!


↓まるごと!?紀州梅バーガー


↓ベスト10


グランプリのほかに、僭越ながら私の方からも特別賞の授与がありまして、
地域性の高さを重視し、観光資源としてのこれからの可能性、将来性を期待できる、
「たじま魚(とと)カツバーガー」を選びました。
おめでとうございます!
これからもっともっとバーガーとしてのクオリティをアップしてもらうとともに、
販路拡大、全国への積極的なPR活動をしてもらえればと思います。


↓たじま魚(とと)カツバーガー


ほかにもたくさんの魅力的なバーガーがありましたが、
1つ1つの評価は数が多いので控えます。
全体的な感想としては、ネーミングってとても大事だなということでした。
お金もそれなりにかかるし、胃袋だって無限じゃない。
食らべれても普通はせいぜい4,5個でしょう。
なら31ある選択肢の中で、その4,5個に入るにはどうしたらいいか。
事前に詳しく下調べしていなければ、来られたお客さんは、
もうメニュー名こそが唯一ほとんどの判断材料なわけです。
そこでいかに端的にバーガーのウリを表現できているか、
パンチある表現で、わあ!ちょっと食べてみたい!と思わせるか、
勝負はすでにそこから始まっているのです。
逆に、せっかくヒキのあるネーミングをしているのに、
実際食べてみて、全く期待はずれだったり、名前負けしているものもありました。
メニュー名というのは本当にコンセプトそのものですから、
それが忠実に実行されているかどうかというのは極めて重要です。
これはグルメに限らず、例えば就活の面接とか、企画プレゼンとか、コンペでもそう。
限られた時間、限られた予算、限られた環境でいかに人を惹きつけるか、
あらゆる事柄に共通する大事なことですね。


でわ、ざっと写真だけアップ!
(なぜか「宮城!鳥取の復興!コラボバーガー」「パルコロバーガー」だけ画像撮り忘れ…スンマセン!)


↓国見バーガー


琴浦あごカツカレーバーガー


↓高槻バーガーSP


↓大山鶏ひた×ぶた大根バーガー


↓沖縄ぎのざ産紅豚とからし菜の完熟マンゴーソースバーガー


↓竹原たけのこのテリヤキ牛コロッケバーガー


↓美濃やまがた元気玉バーガー


↓奥日野きのこのコンフィバーガー


↓武蔵野ヤキトリバーガー


↓あわじ島オニオングラタンバーガー


↓NEW大山Gバーガー 大山豚のやわらかステーキ クロケット野菜ソースバーガー


↓大山地ビール


↓長州 燻しブタバーガー


↓上林鶏の枝豆つくねバーガー 〜丹波黒枝豆のずんだ&桑の葉バンズ〜


チキンラーメンざっくざく!!池炭バーガー


↓北海道元祖うにチーズバーガー


↓近江米バーガー茶漬け「うなぎ」


↓明石原人バーガー


↓米子バーガー贅 焦がし燻製醤油のベーコンと粗挽きビーフ100%のパティ


↓2代目米子がいなバーガー


↓たつのバジルチキンバーガー


↓大山僧兵バーガー”禅”


↓新・いなばのジビエバーガー 〜鹿ミンチカツと猪ミートソースの極上バーガー〜


↓牛タン100%ハンバーガ


↓わかやま国体のマスコット


グラノーラといちじくソースのクラッシュナッツバーガー


↓極上A4塾生丹波牛京九条ネギ玉 スペシャル味噌チーズバーガー


↓淡路島ゴールデンハンバーガ


↓倉敷ステーキバーガー


↓高槻マスコット はにたん


最後に、とってもいい経験と充実した時間でした。
ご一緒させていただいた人たちはみなものすごい経験豊かで、
何でも知っている方々ばかりで、ものすごく勉強になりました。
やはり狭い世界で小さな満足では人間成長しません。
何でもやってみよう!


↓頑バーガー!