記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

酒場探訪記  復活!幻の名串

このところ、バーガー詰め込みなどもあって
これ以上食が乱れると控えている健康診断でドえらいことになりかねないと、
ちょっとお酒セーブ気味…
のところへ、驚きのニュース。
ここの焼き鳥を知らない人は天満呑みのモグリだと言われる
伝説の「とり坊」さんが営業を再開しているではないか!
おそらく天満一、いや大阪一うまい焼き鳥屋さんなのだが、
とにかくここは不定期の休みがとても多く、
しかもここ半年ほどは店を閉めておられて、
いよいよ閉店か?と心配していたところだった。
それがたまたま通りがかったら、
いつものように店内からモクモクと煙がでているではありませんか!?
しかも、まだ少しスペースに余裕がありそうで、思わず飛び込みました。
お店はもう、中央の焼き場を立ち飲みカウンターが囲んでいる
10人そこいらはいればいっぱいいっぱいの小さなお店で
いつも超満員で、お隣の人と肩をぶつけながら飲むといった感じ。
ここはマスターがすべてお一人で仕切っておられて、
それがもうお客から見ても大変そうなのです。
常に焼き場に注意しつつ、お客さんからオーダーを聞き、
串をこしらえたうえで、一品を出し、サーバーから酒を注ぎ、勘定もする。
よくまあ、オーダーを間違えないなあと思うほど、
本当に千手観音のごとき立ち回りで、黙々と串を焼いていきます。
こちらはマスターの様子を確認しつつ、タイミングを計ってオーダー。
キャベツでビールをシバきつつ、待ちます。
せせり・皮・ハツを2本ずつ注文し、
焼き上がった順にポンポンと皿へと出されます。
早速パクッ!んんんんんん〜やっぱウメ〜!!!
お肉のプリンプリンなジューシーさに、神業とも思える絶妙な塩加減。
これが1本130円とか、本当にありがたい。
ここは入店は3人までだったり、長い無用の店なので、
この余韻を楽しみつつ、スマートにお勘定。
ごちそうさん
必ず店が開いているとも限らず、
開いていても店内ギュウギュウで入れないこともよくあるのだけど、
それでもやっぱりここの串は食っておいたほうがいい。


↓とり坊(店内は撮影NGよん)