Open Storage 2015 at MASK (MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)
1日戻って、土曜日。
この日は娘の学校が創立記念の行事で学校。
午前はゆっくりさせてもらって、昼から水泳教室。
自分も2週間ぶりに泳いだのだけど、少し開くと本当に疲労がハンパない。
水の抵抗の中で泳ぐ・動くというのがいかにエネルギーを使うかがよくわかる。
水泳の後は、娘とちょっとおでかけ。
ちょうど丸井倫太郎さんの告知を見て、
おもしろそうなイベントがやっているようなので懐かしの北加賀屋へ。
パラドール北加賀屋や、CCOクリエイティブセンター大阪などは
学生時代に結構出入りしてて、なじみのある場所。
昔、ここにはプロミュージシャンのリハスタがあって、
大物の人が大阪公演する際には必ずここでリハーサルしてはりました。
でこの日は、「Open Storage 2015 見せる収蔵庫」というアートイベントで、
普段倉庫に眠っているアート作品のその倉庫での様子や、
作品展までに作品を完成させる作業工程をまんまみせちゃおうという、
バックヤード的なアプローチ。
言ってみれば、大人の秘密基地に潜入するようなワクワク感でした。
約1,000 ㎡の工場・倉庫跡に、造りかけ、
あるいは作品展から戻ってきて収蔵のために解体された状態のアート作品が
敷地のあちらこちらで無造作に安置されていて、
ちょっとしたホラーな雰囲気も漂わせ、妖艶で奇奇怪怪の世界。
一見してアートなのか、あるいはスクラップなのか。
博物館・美術館での理路整然と着飾ったアートの佇まいとはまた一味違った
アングラ感ぷんぷんでおもしろい。(天井桟敷を連想させる)
対話型のガイドさんが、これはこうでとわかりやすく教えてくれたり、
実際に作家さんが敷地内で、ノコを振り回して作品を鋭意制作中だったり、
手作り感というか、ライブな現場で、
まるで学園祭前夜の校舎を思い起こさせます。(ラムちゃんはいなかったけどね)
娘に、これは学校とかでやってる工作の発表会の大人がやるやつやで〜と紹介すると、
えええ?こんな大きなのどうやって作るの?とか、
あれは何でどうなってるのとか、工作の鬼として大変興味を示していました。
アートというのは、その作品の持つ意味や作家性を読み解くということも大事ですが、
それ以前として、まず興味を起こさせること、
イマジネーションを刺激するというのが第一義。
訳の分からないものであっても、そこに興味が湧いて、
なんだろう?どうしてこんなだろう?と”考える”こと、
脳みそを刺激して働かせることが大事なのです。
そういうところをしっかりとコンセプトとして打ち出して、
おもしろく、そして子供にもわかりやすくアートに親しんでもらおうというのが
よくわかるイベントでした。