記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

新春 黒岩詣で

去年に引き続いて元旦一発目の山行。
山始めは決まって黒岩詣で。
本当は初日の出を見たがったが、具合が悪く断念。
その代わりに初日の入りを見に行ってきました。
15時に家を出て、芦屋川駅に着いたのが15:40。


↓15:40山行スタート


すでに夕暮れが迫ってきているので、
最短ルートで目指すことにします。
高座の滝から裏ルートに入る。
もうほとんど人がおらず、静かな山歩き。
堰堤の先、ロックガーデンの直下は
大崩落していて谷が荒れていました。
と、そこででっかいクジャク?がつがいでいてびっくり。
どっかから脱走でもしたのかな?


↓ロックガーデン


↓大崩落


崩落した岩や大木を縫ってキャッスル。
そこから脇へ入りC-4へ進む。
森の中はずいぶん薄暗いので急ぐ。


↓キャッスル


最後の登りを登っていると背後からオレンジ色の光が照らします。
陽が沈んでしまう前に到達するために、必死で急登を登り切り、
駅から50分で黒岩にとうちゃこ。
日暮れにもなんとか間に合いました。


↓黒岩


当然こんな時間に他の登山客はおらず独り占めです。
西の空はなんとも見事な夕焼け。
絵で描いたような真ん丸な太陽がまばゆい。
空気も澄んで、下界の様子もよく見えます。
ほとんど風もなく穏やかな黒岩は本当に最高です。
正月なのでワンカップをあけて祝杯。
30分ほど静かな日没を楽しみました。


↓見事な夕景


↓暮れなずむ阪神間


↓祝杯


元旦から素晴らしすぎる日の入りを見て満足し下山します。
ここからは周囲が暗くなるのはあっという間。
急ぎ足で下山を開始。
まずは荒地山の山頂までひと登りし、そこから魚屋道へ出ます。
緩やかなトレイルに出てペースを上げ、風吹岩まで来ると
下界ではぽつぽつと灯りが点り始めました。


↓風吹岩


ここから真っ暗闇になるのは時間の問題。
安全に下山するため、保久良神社ルートを選択。
風吹岩直下のガレた下りをこなしたら
後は足場の悪いところはなし。
ただ刻々と暗闇が迫って、あっという間にナイトハイク。
振り返ると真っ暗闇。
だけど、前方には百万ドルと称される明かりが見えているので
不安もなく、ノーライトで淡々と歩く。
春には桜並木が見事な階段場に出ると、
夜景が丸見えで思いがけないオマケとなりました。


↓真っ暗だぜぃ


↓百万ドルの夜景


保久良神社まで到達するとあとはもう安全。
舗装路を歩いて岡本駅にてフィニッシュ。
晩の宴に間に合いました。
元旦から素晴らしい山始めができました。
今年もよい山歩きできますように!


↓保久良神社