記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

3.11に想う

あれから5年が経ちました。
起きてしまったこと、それも人類の英知を越えたところでものについては
どれだけ受け入れがたくても受け入れざるを得ない。
だけど、それによって失った多くの命や大切なものについては、
やはりそれだけでは片づけざるをえない。
そのやり場のない感情や思いを、
せめて次の災害への教訓、次の世代への糧、
これからの地域発展のエネルギーとしてほしい。
あの日芽生えた、防災への意識、あるいは支えあいの精神、
物資不足の中でもつつましく生きることの美徳、
そういったものが5年経った今、どうだろうか。
3.11(そして1.17も)は決して過去の出来事として捉えるのではなく、
あの日から始まって今なお一繋がりで連続した出来事なのだと、
改めて胸に刻みたい。