記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ご近所めんライフ 「ラーメン鱗」「手打ち麺やす田」「五山ラーメン」「すなお軒」「大和」

GWはほぼほぼ仕事詰めでしたが、世の中は連休。
そうなると、もともと飲食店の少ない会社周辺でお昼ご飯にありつけるのは
ラーメン屋しかない。
ということで、GWに食べたご近所ラーメン屋さんを。


まず1軒目は言わずと知れた「塩元帥」。
いまや一大グループに成長し、色々なところで見かけるようになりましたが、
この本店と、天六の醤大将はやはり別格なのです。
といいつつ、塩ではなく濃厚醤油を注文しちゃいました。
このお店、どの駅からも遠いのにいつでも人でにぎわってます。
お店の人も気合入っているのは分かるんだけど、
仕切りを任されている人の声が馬鹿でかすぎて、
こちらが起こられているような錯覚をおぼえるほどなのは勘弁してほしい。


↓塩元帥にて濃厚醤油


2軒目は、食べログでの評価急上昇中の「ラーメン鱗」。
上品な塩味のスープに、鶏節が見事にマッチ。
麺もアルデンテで噛み応えが心地よい。
この界隈で一番好きなラーメンかも。


↓鱗


↓塩


続いてはちょっと足を延ばして、新大阪駅の東側へ。
まずは、「手打ち麺やす田」さんに久々の来店。
ここは本当に丁寧なお仕事をされていて、
澄み切ったスープは滋味よく、後味にふんわりとイリコが香る絶品もの。
麺のプリプリ感との相性もばっちり。


↓手打ち麺 やす田


↓塩+焼豚丼(小)


つづいては、その「やす田」さんの2軒隣に新しくできた「五山ラーメン」さん。
東京の有名店「五厘舎」の流れをくむお店らしい。
店は南国風のカフェをそのまま居ぬきしていて、
一見して本当にラーメン屋?と不思議な感じ。
定員さんも、妙に派手なお姉さんとインド系のおじさん、
それからロッカーな店長さんの組み合わせで、ますます怪しい。
ラーメンは、鶏白系とトマトラーメンの2枚看板という、これまた不思議なアピール。
初回はデフォルトを注文することにしているので、
五山ラーメン「極」を注文。
うーん、普通においしいけど、
この新大阪・南方のラーメン激戦区で
あまりここに来なきゃという個性は感じられず。
むしろトッピングのねぎが、大きさバラバラで刻んであったり、
色々雑さを感じるところが多かった。


↓麺や五山


↓五山ラーメン「極」


続いては、おなじみ西中島の一大勢力「すなおや」グループから
「すなお軒」。
これまでは海鮮丼とラーメンの2枚看板で勝負されていましたが、
本業とより明確に違いを打ち出すことにしたのか、
はたまた快晴ん丼のほうが人気がありあすぎて、
本来のラーメンの伸び悩みにいよいよ本気を出したのか、
海鮮丼をメニューから外して、ラーメン一本で勝負するように
業態が変わってました。
元々個々の中華そばは素朴な味で好きだったのだけど、
どうしても海鮮丼に目移りしてそちらを頼んでしまうことが多かったので、
海鮮丼食べられないのは残念だけど、
まあ本来の店のコンセプトに原点開始するのはよい選択だと思います。
で、新メニューに加わっていた本枯れ節ラーメンを注文。
いつもの中華そばよりも、渋みと味わいの深さがプラスされて
ちょっと大人なビターな味わいで、自分は結構好き。


↓すなお軒 本枯れ節醤油


ラストは、ちょっと番外編。
ご近所を離れて、ミナミは木津市場へ。
ここには有名なうどん屋さん「大和」がございます。
昼時を避けて遅めに来たのだけど、かなりの行列で、30分ほど待ちます。
なにせ市場の一角にお店を構えているので、
10人も入ればいっぱいいっぱいの小さなお店なのです。
でもそのお店の沖さとは裏腹に、料理は実に太っ腹なのです。


↓大和


色々メニューも豊富なのですが、ここは名物のカレーうどんを注文。
しばらくして出されたのがこれ!
写真では一見わかりづらいですが、
まるで生け花をする花瓶のようなサイズでどど〜んと。
なんでカイワレが1パック丸々入ってんの?
コレマジ食えんのかよと、さすがの大盛りフリークでもびびります。


↓海老天カレーうどん


まずは上に乗っている大量のカイワレとネギを
カレーに沈めていこうとするのだが、全然沈んでくれない。
それもそのはず、その下には、牛肉やら何やら他の具材がぎっしり。
見事に聳え立っている超大海老ですが、
実はこのスープの中にもう一体潜んでおります。
この海老を食すだけでもかなりお腹いっっぱいになります。
もうね、うどんは何処いったん?
迷子なってしもとるよ。
どれもこれも揚げたて茹でたてで、ハフハフ汗をかきながら食べ進めます。
もううどんを食べに来ている感覚ではなく、
がっつり大鍋を一人で食べる感じ。
それでもお出しが効いて味はしっかり本格でおいしゅうございました。
ゲフッ。