記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

はじめての山の日、はじめてのアルプス 子連れハイク 蝶ヶ岳

今年から制定された国民の休日である「山の日」に
長女と北アルプスに2泊3日で行ってきました。
今年に入ってすっかり山行の相棒となった長女と、
夏休みには一度アルプスに連れていくという約束をしていて
入門編である蝶ヶ岳に無事登頂しました♪


蝶ヶ岳登頂♪


↓絶景かな〜


8/11の当日は上高地に皇太子さまをはじめ
海外からの要人なども押し寄せて、
交通規制や宿泊施設の大混雑などがあるため、
それを避けて前日の8/10に上高地入りをして
1日目はいつもの上高地ハイウェイを10km歩いて横尾泊。
2日目は横尾から蝶ヶ岳まで4時間の登りで、
娘は初めて標高2600m越えでヒュッテ泊。
3日目は三股登山道をずんずん下りましたが、
思ったよりしんどい道でした。
初めての高所登山で、
高山病が出るか出ないかとか心配もありましたが、
3日とも超元気、ノリノリで、
山を楽しんでいたようです。
むしろお父ちゃんの方が、
わずか3日前の山行からの間隔が短すぎてバテバテでした。


蝶ヶ岳ヒュッテ


↓蝶槍にて


↓槍つまみます


蝶ヶ岳をチョイスしたのは、
せっかく山に興味をもってついてくるようになって、
初めての本格登山で、
記憶に残る満足を味わってもらいたかったから。
これで悲惨で苦しい山行になって
トラウマになってしまったら、山嫌いになってしまうので、
難易度や満足度をいろいろ考えた結果、
やっぱり彼女にはあの大感動の槍・穂高の山並みを
まずは一番最初に見てほしかったのだ。
そしてもうひとつは、
朝が生まれる瞬間のあの感動を一緒に味わいたかったこと。
夜から朝になるにつれて変わっていく空の色合いや、
雲の織りなす不思議な景色に、
娘も固唾を飲んで見入っておりました。
この3日間は本当にお天気もよくて、
夜も星空を見せてあげることができてとてもよかった。


↓初めてのご来光


↓モルゲンロート


↓夜景


あとはオマケとして、
ひょっこり顔を出した雷鳥の親子や、
三股の新マスコットとして最近人気が出ている
ゴジラのような木を見たり、
色々な見どころもあって楽しめました。


雷鳥さんもお出迎え


蝶ヶ岳の新マスコット、ゴジラみたいな通称「ガオさん」


緊張感や非日常を味わうような
スリリングな山行も楽しいですが
娘と一緒に山の醍醐味を共有できたのが
本当に素晴らしく嬉しい経験で、
非常に思い出深い山行になりました。


↓山行ルート


参考記録
●1日目:3時間32分
06:30出発⇒07:03JR新大阪駅⇒7:52JR名古屋駅8:00⇒
10:05JR松本駅10:45⇒11:15新島々バスターミナル11:35⇒
12:40上高地バスターミナル13:10⇒⇒13:15河童橋13:20⇒
13:50明神館13:55⇒14:56徳澤園15:15⇒16:12横尾山荘泊


●2日目:8時間50分
06:25横尾山荘⇒07:05槍見台07:10⇒07:54なんちゃって槍見台08:00⇒
09:35標高2500m地点⇒09:37⇒10:13稜線(常念岳分岐)10:15⇒
11:00蝶ヶ岳ヒュッテ12:20⇒12:30蝶ヶ岳12:40⇒13:35蝶槍14:10⇒
15:15蝶ヶ岳ヒュッテ泊


●3日目:4時間43分
06:25蝶ヶ岳ヒュッテ⇒06:35蝶ヶ岳06:45⇒07:00大滝山分岐⇒
07:20最終ベンチ⇒08:05第1ベンチ(2350m)⇒08:55蝶沢09:00⇒
09:35まめうち平09:40⇒10:15ゴジラの木10:30⇒
10:45三股登山口10:55⇒11:08三股駐車場11:10⇒11:45JR豊科駅12:14⇒
12:40JR松本駅13:52⇒16:01JR名古屋駅16:11⇒17:03JR新大阪駅