記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ひどい試合

ぬるい、しょっぱい、みっともない。
今まで見た中でもワースト3に入るひどい試合。
文字通り薄氷の勝ち点3。
内容的にこれほど負けに等しい勝ちはない。
勝てたからよかったものの、同点だったら完全に終わってた。
ホームでこのありさまだから目も当てられない。
最低限のノルマをギリギリクリアしただけで、
目先に転がり込んできたごっつぁん勝利を、
劇的勝利バンザイとはやし立てて何になるのか?


何よりチームとして問題点が全く改善されていない。
バイタルエリアに入ってからの致命的なスピード感の欠如。
不治の病である決定力のなさ。
チャンスなのに当たり勝って振り抜こうという意思すら見せずに、
ファウルをもらいに行く打算的な姿勢。
サイドをワイドに使わずに
人が密集してスペースのない中央突破で自滅する視野の狭さ。
そしていつになっても安定感を欠くディフェンス陣のふがいなさ。
どれ1つとっても改善されていない。
中盤でどれだけダイレクトパスをつないで連携を見せても、
全く意味がない。
それは手段であって、目的ではないのだ。


正直、今回リスクを冒してでも攻める姿勢を見せ、
次戦への希望が持てたのは
原口と山口蛍、長谷部の3人だけ。
原口の半ば強引とも思えるドリブル突破だが、
他人任せにせず、自力で決めるという姿勢は
今のJAPANに最も欠如している、
戦うにあたって最も必要不可欠な要素だし、
実際その強引さと当たりの強さはイラクの守備陣を圧倒していた。
山口蛍もラスト、あの時間帯、あの場面で、
他人任せにせず、きちっと振り抜く強い意志がゴールにつながった。
長谷部も、地味ながらも、
終始極めて冷静で、試合をそして審判をコントロールできていた。
清武は序盤はよかったが、
終盤では存在が消えてしまっていた。(なぜ代えない?)
ダブル酒井、吉田、本田はレギュラーはく奪してよろしい。
もしくは招集しなくても何ら問題がない。
サイドが全く機能していない上に、
最終ラインすらまともに形成できていないし、
単純なトラップミスがあまりに多い。
本田は相変わらずど真ん中しか狙えないし、
おそろしくスピードが遅いうえに、ボールをキープできない。


前にも書いたが、このチームは急ごしらえのチームではなく、
もう8年も同じメンツでやってきたチーム。
コンディション不足や、連携不足は全くの言い訳にならない。
スピード、技術、チームワーク、すべての面において
もはやピークを過ぎ、伸びしろがないチームで、
もはやその劣化を経験では補えないほどになってきている今、
もっとフレッシュな顔ぶれ、新たなチーム作りをすべきだ。
同じ本選に出られない(少なくとも現時点で出る資格はない)なら
後者の方がまだ未来に希望が持てるし、実りがある。
そのフレッシュなメンツさえいないというのであれば、
もはや日本はサッカー弱小国だと胸を張っておればよいが、
そのチャレンジすらしていない現状では、
選手チョイスの全権である監督に問題があると言わざるを得ない。
確かに前の前の前の監督からずっと問題は解消されていないのだから
問題の根本は監督云々ではない。
それに、無難なラインナップで挑むのは
それに後がない首がかかった立場なら
そうならざるを得ないのかもしれない。
でも、それは少なくとも前向きな判断ではないし、
個人的な立場などどうでもよい。
本来様々な選択肢がありうるチーム編成を変えないというのは
監督の問題である。
監督自身が、チャレンジする、
リスクを冒してでも攻める姿勢がなければ戦えるはずもない。