ちょいとエスケールまで
ひさびさに自転車を引っ張り出す。
年明けに京都まで走って以来だから10か月ぶりのロード。
なかなか用事がないと自転車に目がいかなくなってしまっているのだが
今日は用事があったので。
チャリは全くメンテナンス出来ていない状態だけど、
まあ走れるようなので空気入れて13:45に出動。
まずは長柄橋で淀川を渡り新大阪を抜けて、天竺川沿い。
そこから裏道を伝い、大阪空港の南側をかすめて猪名川CRへ。
神津大橋で対岸へ渡り、県道334号でJR伊丹駅をかすめる。
そこから昆陽池の西を通過する。
ここまでで1時間ほど。
そういえば、年始の時からサイコンが全く反応せず、
今自分がどのくらいのスピードを出しているかさえ分からないが、
別にもうタイムを計測する必要もないので、
体感と、時間さえ把握していればええかと、そのままにしている。
昆陽をかすめ鴻池南、西野と折れてバス通りに出て、
武庫川新橋の手前で、武庫川左岸の裏道へ。
自分が子供のころは、週末ともなると
ものすごく混んで動かない尼宝線の裏道といえば、この道しかなかった。
かつてあったチボリカラカラテルメは当に閉鎖され、
今ではマンションが立ち並ぶ。
小浜公園に出て、そこから市役所側へ渡る。
そこから住宅街を抜けて宝塚南口。
宝来橋に着いた時のが15時ごろ。
もう本格的に走っていた頃から3年も経過しているが、
道は忘れることがない。東京までなら地図なしで行ける。
しかも覚えている道は大体古くからある道なので、
この間、周囲の様子が変わったり、新しい道ができたりしても、
なくなったり見失ったりしない。
右岸の県道337号をずんずん進み、
生瀬でいったん交通量の多いR176に出るので、
信号二つ分全速力で抜けて大多田橋に到着。
ここからはTTコースにも登録されている本格的な蓬莱峡の登り。
TTをするわけでもないし、途中の船坂で折れるので
マイペースでえっちらほっちら。
途中降りてくるローディーさんや、
足つきしているローディーさんにあいさつしながら登る。
途中座頭谷のバス停はバス待ちのハイカーさんでいっぱいだった。
ひさびさのガチ登りで疲れたが、足つきもなく、淡々と。
20分ほどで船坂の小学校前まで上がってきました。
するとちょうど船坂ビエンナーレがはじまったところみたいで、
せっかくだしと少し寄り道。
16時までOPENということで、20分ほどしかなかったので、
ざっと一通り。
この小学校は2010年の3月に閉校し、
その後は地域交流の場として地元の方々が今での大切にしている場所。
そこで2009年のプロローグに始まり、
2010年から隔年で開催されているのが船坂ビエンナーレというアートイベント。
阪神間の市街地から、ほんのわずか山間に入ったところにある
小さくてかわいらしいこの船坂という里山で、
地元の人たちの長くて深い想いの詰まった小学校校舎に、
様々な想いを表現した作品たちが教室に並んでいて
それはとても愛らしいものでした。
↓船坂ビエンナーレ2016
作品とともに、この廃校となって間もないこの小学校にはまだ、
子どもたちが学んでいたころの息遣いがまだかすかに感じられ、
それぞれの教室や、黒板に刻まれたメッセージ、
校長室の様子や、ギシギシとなる板張りの階段を踏みしめるのが、
とても味わい深い体験でした。
ほんのちょっとだけの滞在でしたが、
また期間中近くに寄ることがあればまた覗いてみよう。
小学校を出て、船坂の交差点を右折し、
そこから一気に金仙寺湖までのダウンヒル。
交通量も多く、路肩の凸凹もそこそこあるので慎重に下る。
どうもマシンがフレているのか、バランスが悪く、
バタつくマシンをどうにか両手でねじ伏せながら下るのだが、
長いブランクで、このダウンヒルの感覚が一番鈍っているなと感じた。
でも、ここで無理してクラッシュしても仕方がないので、
自分の行ける感覚の範囲内でペースを抑えつつ下る。
そこから山口町の住宅街を下って、
今日の目的地であるエスケールさんに到着したのが16:15くらい。
寄り道も含めて2.5hほどで来れました。
早速マシンを止めて2Fのカフェへ。
時間的にすんなり席へ通されます。
ちょうどテラスに、オーナーのM沢さんがいらしたのでお声かけ。
先日のバーガー宴の審査員としてご一緒させていただいた方で
関西のパン業界の重鎮さん。
また今月ご一緒する機会があるのでご挨拶がてら、
美味しいハンバーガを食べに来たわけです。
バーガー宴でどっぷりバーガー漬けになって以来、
初めてのバーガーはここでと思っておりましたので、
ベーシックなベーコンチーズ。
お値段も1200円と決して安いわけじゃないし、
わざわざ遠方まで足を運ばないといけないけど
その価値のある逸品。
実際、休みの日は大行列になってしまうほどです。
大変おいしくいただきました!
お忙しいのに、M沢さんがわざわざ席までお話に来ていただいて、
あれこれと楽しく40分ほどお相手いただきました。
ありがとうございます!
↓エスケール
17時を少し過ぎて、帰路に付きます。
暗くなる前に山を抜けて宝塚にはたどり着きたい。
山口町から船坂まで渋滞する登りを折り返す。
船坂からはほとんどの車は西宮北有料道路へ直進。
すでに薄暗くなった蓬莱峡の長い長いダウンヒルは、
暗くて見通しが悪いうえに、
結構路面が荒れているのでビクビクしながら下る。
ブレーキングと、前傾姿勢キープで、
山歩きではほとんど使わない、上半身の筋肉が一気に疲労します。
R176まで下ってくるとそこも渋滞しているので、
脇道に入るまでの短い区間をスプリントで駆け抜ける。
宝塚南口からはバス通りを行くが、
自転車専用のブルーラインが仁川の競馬場まで敷かれていて安心。
ただ自転車が走行することを前提としてたら、
あんな走りにくい工事の縦溝ラインがずっと続くのはいただけないけど。
新幹線の高架下で折れ、甲武橋で武庫川を渡る。
交通公園経由で故郷の武庫之荘をかすめ、
塚口・園田・神崎川とおなじみのルートを通って19:30までには帰宅。
ひさびさに山越えありきのコースだったが
無事にこなすことができました。
整備が非常に億劫なので、いまだ腰は重いが、
何かの用事にかこつけてちょいちょい出動してみよう。
走行距離:76.7km
獲得標高:573m
TOTAL:407.45km