記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

WBC開幕

昨日のキューバ戦は初戦ということもあり、かなり緊張感のある試合だった。
終わってみれば、11-6の勝利だったが、
ラストも1発グランドスラムが出れば1点差に迫られかねなかったし、
スコア以上にきわどい試合だったように思う。
確かに、向こうのチームのセンターの恐ろしすぎる守備範囲に苦しめられたり、
アホなファンによって哲人の1発が幻に終わったり、
自分たちの実力の範疇ではない部分もあったけど、
なにより投手陣と、それをやりくりするはずの首脳陣のビジョンのなさ。


7回、8回、9回の最も大事な後ろの3イニングをどうするのか。
則本は、プレミア12と全く同じ過ちを犯していたし、
それがわかっててなぜあそこまで引っ張るのか、
なぜあのタイミングで平野を降ろし、秋吉を1ポイントなのか。
ラストの牧田も心もとない。
そもそも、救援陣のメンツが、秋吉・牧田・宮西と、
かわすピッチングスタイルばかりで、一度捕まったら危険。
もう遅いが剛球でビシッと締めれるような違うタイプが
1人いてもいいんじゃないかと思う。
もし、9回牧田があのまま捕まって同点にされてたら、
次のイニングで投げる人がいなかったかもしれない。
全然計算ができてないのはやはり監督の采配経験の不足じゃないんだろうか。


一方で、打撃陣はようやく本番の刺激を受けていい感じだったのが心強い。
もちろん昨日のMVPは間違いなく熱男、松田。気持ちが乗ってました。
そして筒香。打席での佇まいからすごくどっしり4番らしく、
ボールの見極めも余裕をもってできていて、納得の一発だったと思います。
あとは、攻撃の口火を切った中田翔の盗塁からの激走!
攻めるんだという気持ちがチーム全体を鼓舞したからこその大量得点でした。
やはり足を絡めるというJAPANNの最大の強みを発揮してこそだと思います。
ただ打線は水もの、守り勝つという姿勢で挑まないと、強い相手には勝てない。