記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

3.11

6年目の震災の日。
何かできることはないか、何かやってみたいと思って
何かやってみても、それはただの自己満足でしかなかったり
それでもいいから何かをやって、わずか足しになっても
それは寄り添うということ以上のことではなくて。
でもその寄り添うことって、
人間にとっても大切なことで、
誰かのために想うこと、誰かのことを想うこと、
誰かに想われること、必要とされることが、
誰かの背中を押したり、潰れそうな気持ちを支えたり。
幾つもの困難が津波のように押し寄せても、
私は一人じゃないんだということが、どれほど心強いことか。
忘れずに記憶すること、あの日あの時に思いを馳せること、
大切な誰かのことを想うこと、
それはいつでもどこでも誰でもできること。
そうやって、誰もが明日を生きてゆく。