渥美半島 菜の花まつり
せっかく愛知に来たので、
なにか見れるものはないかなあと思案の2日目。
元々は違う目的地があったのだけど、
それは別に今回じゃなくてもいつでもよくて、
春らしいところはないかなあと思っていたら、
topcymさんのブログで、
渥美半島で菜の花が満開という記事を見つけて、
これだ!と思って行ってみることにします。
ただこの時点ですでに三重苦を背負ってます。
まず所持金。
前日のテーマパークでせっかくなのでと
娘2人にお土産を買ったらええ値段で汗。
しかもこの後乗るバスの運賃が結構かさむうえに現金払いのみ。
次に時間。
今回も公共交通機関を使うわけだが、
渥美半島の先はバスしかなく便数も少ない。
菜の花まつりだけではもったいないので、
そのあと近くの山を登るのだが、下山時刻がぎりぎりで
15:09のバスに乗る予定だが、それを逃すと次の便は17:09。
何もない場所で待機だけは避けたいので、グズグズできない。
そして、運賃と時刻を入念にスマホでリサーチしていると、
電池残量がみるみる減って、朝の時点で30%台。
いろいろヤバイが、所持金はなんとか全部はたいても1000円は残るし、
時間もいつものペースで行けば大丈夫でしょう。
行くっきゃないよなと、朝6:00に起床。
↓笠寺駅出発
笠寺駅7:13発の普通に乗り込む。
大府で快速にに乗り換えて8:07豊橋に到着。
個々のホームは不思議で、端から新幹線⇒在来線⇒名鉄線⇒飯田線と、
なぜかJRと私鉄と混合した状態でホームが利用されている。
ん〜ナゾだ。
豊橋駅から少し離れたところにある豊鉄の新豊橋へ。
豊鉄に乗るのは初めてです。
8:15に渥美線の菜の花号に乗り込み、
8:50には終点の三河田原駅に到着。
前日の台湾ラーメンの逆襲にあい、トイレ駆け込み。
↓はじめての豊鉄
9:00田原駅発のバスに乗り、渥美半島の先っちょを目指します。
以前flecheの際に走って以来の渥美半島はなんとも空が広く、
海を間近に感じられる、のどかでいい場所でした。
駅の待合所でもらったイベントのチラシでは、
臨時のバス停で止まってくれるはずなのだがよくわからないうちに
通り過ぎていたみたいで、結局恋路ヶ浜のバス停で気づいて
慌てて下車。時刻はすでに10時。
運転手さんに聞いても要領を得ないので、
自力で会場を探すことにします。
このバス停からは2ルート分かれていて、
今バスが来たR259を戻るか、あるいは南側のR42を進むか。
チラシの会場は堀切海岸の方だったのでR42を進むことにする。
しかし結構な断崖の道なので、
こう配8%の上り坂をえっちらおっちら…
11:30頃の戻りのバスには乗らないとあとの予定が狂うのですが、
予想以上に歩かされることになり、ちょっと焦ります。
ずんずん伊良湖ビューホテルの建つ高台へと登り、
振り返ると、恋路浦とその先の伊良湖岬の絶景。
そして海の向こう側には答志島と三重県は鳥羽・伊勢が見えます。
予定外でしたが、回り道をするといいこともありますね。
↓伊良湖岬。海の向こうは鳥羽
この道は渥美サイクリングロードとなっていて、
絶景を見ながらロードを走らせることができるので、爽快だろうなあ。
でも歩きだと、なかなかの距離です。
ビューホテルの先へぐるっと回り込むと、
標識が立っていて断崖をそのまま向こうの
堀切海岸へ下ることができるようです。
途中、椰子の実記念碑がありました。
島崎藤村の詩『椰子の実』のモチーフは、
実は柳田國男からこの地に流れ着いた椰子の実の話を
聞いたことが元になっているのです。
ブルースのアニキ、濱口さんがライブで必ず歌ってくれるのですが、
叙情豊かなすばらしい曲ですね。
↓オマケ
さて、さらに階段を下って浜辺に降りると
日出の石門というところに到着。
眼前に、ドーナツのように穴の開いた大岩があり、
きっと季節によってその中に朝日がぽっかりはさまるのでしょう。
そのまま東へと続く長い長い海岸線を進んでいきます。
けれど行けども行けども、まつり会場のようなものが見えず、
かなり焦ります。
たまたま歩いていた地元のおじいちゃんに道を尋ねると
もっともっと向こうだよと教えていただき、
そこからペースアップしてようやく会場に到着できました。
↓菜の花まつり会場
浜側から会場に入ると、防風林の先に一面の菜の花畑!
思っていた以上に広くてびっくり。
まばゆい黄色一面で、まさに春爛漫、心がうきうきします。
菜の花畑の間に作られた小径を歩いて、
色々とカメラを構えてバシバシ。
先に小高い丘が設けられてあって、そこからもバシバシ。
あまり十分な時間が取れなかったのが残念だけど、
しっかりと春を感じられて大満足で会場を後にします。
といっても、バス停がわからないのだが、
とりあえずR259へ出るために、黙々と田畑の間を歩きます。
R259に出ましたが、やはり臨時のバス停を見つけることができず、
仕方なくシーパーク方面へと歩きます。
結構歩いて伊良湖神社の信号の所に明神前バス停を発見。
バスが来るまで15分ほどあったので、ベンチで小休止。
朝が早かったのに、ここまで結構な距離歩いたので
すでにお疲れモードですが、
なかなかここまで足を延ばすことがないし、
もういっちょ気合を入れていきます。