記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

なんだかなあ

正しく道を、信号を守って、ルールを守って歩いていても、
時々、気性の荒いドライバーがスピードを出しながら
ビビビッとクラクション鳴らして、暴走してきて、
危ない目に遭ったり、不快な気分になったりという経験は
誰しも時々あったりすると思う。
そういった目に遭った時に、
いくら自分の方に否がなく、
普通に正しいしていたとしても、
お前が間違っとるやろがっ!と車に対抗することなんてできない。
とっさに、道を譲るか、逃げるか。
できるのはせいぜい、バカヤローと文句を上げるくらいだろう。
だって、万一そんなことをして車がぶつかってきたとしたら
大怪我をしたり、命を失ったりするのはこっちの方だから。
もし、そんなマナーのないドライバーが、普通の乗用車ではなく
大型トラックやダンブを乗り回すようになったら、どうだろう。
そんな根が腐っている人間でも、
教習所で免許を取って、正しい手続きさえ取れば、それは可能だ。
でも地域住民からしたら、それは安全を脅かす脅威でしかない。
警察に相談したって、きっと実際に事故が起こるか、
明らかな交通違反が証明されない限り、
何もアクションは起こしてくれないだろう。
最悪な事態が起こった後で、
ああ、いつか事故が起こると思ってたんだと悔やんでも後の祭り。


このように相手側に圧倒的な力ある場合、
正しいことは必ずしも優先されるのではなく、
その力加減が物事を左右するということは
悲しいかなこの世の現実である。
今の政権はまるでこの状況だと感じる。
権力を持つ者に、さらなる権力を与えてはいけない。
まして権力を欲する者に、権力を与えてはいけない。
それは歴史が証明している。