記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

2017年走り納め 舞洲周回と自転車湯

昨日の晩、少し早いですが2017年の自転車走り納めをしてきました。
毎年恒例の〆はやはり舞洲
ということで淀川左岸を行くのですが、
昨日の海風は強烈で、酉島から常吉までのストレート区間
目いっぱい踏んでも全然前へ進めないどころか、
目を開けてるのもつらいほど。
先日のキャノボの名古屋の時よりもひどかった〜@@
誰もいない夕陽ヶ丘で、しっぽり。


今年は、年間トータル距離はわずかに1200kmちょいと、
全盛期の1/10程度しか走れていませんが、
おかげさまで、何本か印象的なロングを走ることができ、
充実した自転車ライフを送れました。


やはり、一度スッパリとやめたものに対して、
もう一度腰を上げるというのは相当なエネルギーが必要で、
そのエネルギーを作り出すには、
それだけのモチベーション、動機が必要なんですが
そういう意味で、娘が一緒に走ってくれるというのが、
復帰に当たっては何より大きかったです。


自分の中では、例えばタイムを上げて鍛錬するとか、
人より速くなるとか、リザルトを競うなどという、
今の自分からすれば極めて労働的なものに映るやり方は、
何のモチベーションにもならなくて、
もうかつてのように、ストイックに毎晩練習に没頭したり、
いちいち数字とにらめっこして他人様と勝った負けたというような
走り方はしようとも思っていない。
そもそも、もうサイコンすら外してしまったし。


じゃあ何が自分の中でエネルギーになったかというと、
やっぱり、自分自身の足、人力で、
見知らぬ街、見知らぬ道を走るワクワク感だったり、
空の青と山の緑の中を風を切って進むことの純粋な楽しさ、
苦しい道のりを抜けた先に広がるまだ見ぬ絶景に素直に感動すること、
そしてそれを気心知れた人たちと共有することの面白さです。


そして、それを自分だけではなく、娘に伝えてやる、
そうして自分の足でコツコツ稼いだ先に待っている
感動を実体験として積ませてあげたり、人の輪だったり、
そういうことが彼女の人生を少しでも豊かなものにしてくれたら、
という思いが一番大きかったです。
実際彼女はこちらが思っている以上に
頑張ってくれたし、面白がってくれて
たくさんのことを吸収して、人としての成長を見せてくれました。


そうやって彼女と走ることを通じて、
逆に自分がそれらの思いをつくづく感じることができたので、
多分それが自分にとって一番ハッピーな自転車ライフなんだろうと、
気づけただけでも大きな大きな1年でした。


来年以降も、
決して週末ごとに絶対乗らないかへん!みたいな
根拠のない強迫観念に囚われることなく
乗りたいときに、行きたい場所へ、
自由の羽をはばたかせるような具合で、
走り続けていきたいと思います。
また、来年魅力的なライドを企てられたらいいなあ。


舞洲


さて、吹きすさぶ舞洲を離脱しますが、
帰りはチャンスタイムで、
漕がなくても前に進む〜〜。追い風サイコー。
で、今日はこのまま直帰はせずにちょっと寄り道。
高見タウンで右折をして、千鳥橋駅をくぐり、
商店街を進んでたどり着いたのが千鳥温泉。


↓千鳥温泉


サウナの梅湯の湊君情報で、
2017年9月に脱サラをして1
0月から千鳥橋で銭湯屋を始めた方がいるとのこと。
で、調べてみると、裏屋号に自転車湯と銘打っているではありませんか。
ポタリングの合間やライドの〆に立ち寄ってもらえるように、
ロビーに自転車スタンドをこさえて、
マシンの心配を全くすることなくお風呂を楽しめるようにしてくれています。
銭湯好きのローディーとしては、
こらいっぺん行っとかなアカンと思っていたのですが、
なかなかそっち方面へ向かう機会がなく、年末に滑り込みセーフ。
閉店の30分前で入った時には他のお客さんがはけるタイミングだったので
貸し切り状態でお風呂をいただきました。
少しぬるめのお湯で、じっくりゆっくり浸かるにはもってこいです。
舞洲練の後にひとっ風呂というのもなかなか乙ですな。


↓ロビーに自転車スタンドがあって安心


風呂上がりにご主人と自転車の話や、銭湯の話など。
で、2年前の京橋のユートピア白玉温泉での
丸山さんのライブ・ペインティングの話になって、
そちらにも行かれてたみたいで、
所蔵している丸山さんの絵を特別に見せていただきました。
しかもその絵をうらっ返すと、
なんともう一人のペンキ絵師・中島さんの絵が。
リバーシブルで二人の巨匠の競演とはなんとも贅沢な。
これを時々、自宅の風呂に貼り付けて楽しむんだそうで、
いやあ、それぜひ我が家でもやってみたいです。
こうしているうちにも、
伝統ある公衆浴場が廃業に追い込まれている時代に、
まだ若いのに脱サラをして、
銭湯文化を継いでいくと決められて、
銭湯好きとしては微力ながらぜひ応援していきたいと思います。


↓丸山さんのペンキ絵


↓中島さんのペンキ絵


ということで、今年の自転車はこれにておしまい。
また来年!


<2017年リザルト>
◎子連れツーリング 住吉さん(26.7km)
◎子連れツーリング 緑地公園(23.1km)
◎子連れツーリング 淡路島ライド presented by 回転木馬(101.8km)
◎めざせ市島製パン研究所(200.7km)
田切駅伊那市駅 1hour Bicycle Tour the 6th
轟天号を追いかけて”2017/第六天魔王降臨(37.6km)
◎子連れツーリング あっちょん家(25.25km)
山田錦のふるさとライド 〜類をたずねて四十里〜(167.1km)
◎なんちゃってキャノンボール ズッコケ三人組 (579km)


走行距離: 33.2km
TOTAL: 1219.45km
総TOTAL: 46504.71km