祖谷旅
先週の中日は、お仕事で西阿波エリアへ行っておりました。
日本有数の秘境、日本の原風景と称される山深い祖谷渓の集落は
やはり風情がありますが、
インバウンドの波はここにまでやってきていてびっくり。
1日目は、世界農業遺産に認定された2つの集落をめぐりましたが、
そのうちの1つ猿飼集落は、
農耕限界斜度と言われている斜度32%もの斜面をそのままそば畑にしていて、
これがまたすごい。
当然、大型の機械などが入れないので、すべて手作業になるわけなのだが
もう御年80,90のおじいちゃんおばあちゃんが、
実に健康的に生き生きと暮らされているのがとても印象的でした。
夜は祖谷温泉でまったりと。
地元のお酒・三芳菊は大好物のお酒。
すっきりクリアで飲みやすい日本酒が主流の中で、
ここのお酒は独特で攻撃的な造りをされていて、大好きなお酒です。
翌日は祖谷渓の主だったスポットへ。
かずら橋は、思った以上に足場の間隔が空いていて
スリル満点でした。
落合集落はみごとな絶景。
集落の一番上と下で標高差400m近いとか。
こんなところでも大昔から細々と 暮らしが営まれていて、
今でもそれがしっかりと受け継がれているというところに、やはり心が動かされる。
豊かさとはなんでしょう。
大歩危の遊覧船。こちらは平日でも大盛況で、ほとんどが外国人観光客。
御客だけでなく従業員の方もインバウンド向けに、
外国の方々が頑張っておられる。
この大歩危小歩危では急峻な山を切り裂くようにして流れる激流。
ちょうど紅葉とも相まって、見事な造形。
やはり自然の造りしものには敵わないなあ。
帰りは観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に乗車。
贅沢で大人のしつらえで落ち着きます。お食事もどれもが美味。
途中の停車駅や沿道、そこかしこから
お見送りのパフォーマンスや手を振る姿があって、それがまた嬉しい。
途中、徳島と香川の県境に近い、四国随一の秘境駅で、
四国はどこまでも山深く奥深い。
わが家の土産にと、大歩危駅前の歩危マートさんで購入した
わらじのような油揚げと、
コロコロコミックを2冊重ねたくらい超BIGサイズの田舎豆腐。
果たして食べきれるかなあ。