記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

祖谷旅

先週の中日は、お仕事で西阿波エリアへ行っておりました。

日本有数の秘境、日本の原風景と称される山深い祖谷渓の集落は

やはり風情がありますが、

インバウンドの波はここにまでやってきていてびっくり。

 

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1日目は、世界農業遺産に認定された2つの集落をめぐりましたが、

そのうちの1つ猿飼集落は、

農耕限界斜度と言われている斜度32%もの斜面をそのままそば畑にしていて、

これがまたすごい。

当然、大型の機械などが入れないので、すべて手作業になるわけなのだが

もう御年80,90のおじいちゃんおばあちゃんが、

実に健康的に生き生きと暮らされているのがとても印象的でした。

 

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夜は祖谷温泉でまったりと。

地元のお酒・三芳菊は大好物のお酒。

すっきりクリアで飲みやすい日本酒が主流の中で、

ここのお酒は独特で攻撃的な造りをされていて、大好きなお酒です。

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翌日は祖谷渓の主だったスポットへ。

かずら橋は、思った以上に足場の間隔が空いていて

スリル満点でした。f:id:arkibito:20181128084900j:plain

落合集落はみごとな絶景。

集落の一番上と下で標高差400m近いとか。

こんなところでも大昔から細々と 暮らしが営まれていて、

今でもそれがしっかりと受け継がれているというところに、やはり心が動かされる。

豊かさとはなんでしょう。

 

 

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 大歩危の遊覧船。こちらは平日でも大盛況で、ほとんどが外国人観光客。

御客だけでなく従業員の方もインバウンド向けに、

外国の方々が頑張っておられる。

紀伊水道へ注がれるときにはあれだけの長大な吉野川も、

この大歩危小歩危では急峻な山を切り裂くようにして流れる激流。

ちょうど紅葉とも相まって、見事な造形。

やはり自然の造りしものには敵わないなあ。

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帰りは観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に乗車。

贅沢で大人のしつらえで落ち着きます。お食事もどれもが美味。

途中の停車駅や沿道、そこかしこから

お見送りのパフォーマンスや手を振る姿があって、それがまた嬉しい。

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途中、徳島と香川の県境に近い、四国随一の秘境駅で、

スイッチバックのある坪尻駅にも停車。

四国はどこまでも山深く奥深い。

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わが家の土産にと、大歩危駅前の歩危マートさんで購入した

わらじのような油揚げと、

コロコロコミックを2冊重ねたくらい超BIGサイズの田舎豆腐。

果たして食べきれるかなあ。 

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