記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

『いただきます みそをつくるこどもたち』 by オオダヴィン監督


土曜日。音楽教室の後、
十三のシアターセブンに家族で映画鑑賞。
先日、1つ上の第七藝術劇場に映画を見に来た時、
気になる作品を見つけてやってきました。
『いただきます みそをつくるこどもたち』という映画です。


舞台は福岡の保育園。
そこでは、知育・体育・保育の全ての根源は食育にありということを
30年以上前から理念として取り組んでこられている施設で、
昔ながらの日本の食卓にのぼっていた和食を推奨し、
生きた酵母を摂取することのできる
重要なタンパク源として味噌と納豆、
玄米に旬の無農薬野菜を積極的に食べることをしています。
しかもその味噌を園児が自分たちでこしらえるのです。
そして驚きは、この保育園では毎日、給食は100%完食。
飽食、偏食の時代にこれは極めてすごいことなのです。
食べ残しゼロで、園児たちは元気いっぱい。
アレルギーもなく、インフルエンザにもならない、
元気で生命力の高い子どもたちの姿を見ると、
こちらも元気をもらうようでした。


日本人は、明治の文明開化までの時代、
1000年近くほぼほぼ肉食をせず、
魚は別としてベジタリアンに近いような食文化を続けてきた民族。
その歴史は我々の体にDNAとして刻まれていて、
現代の欧米型の食事、
つまり肉を食べ、乳製品を取るような食生活は
そもそもそれに適応した内臓を
持ち合わせていない日本人には不向きで、
さまざまな病気や疾患、アレルギーを引き起こすのだと
科学的にはっきりと証明されているそうです。
食を改善することで、そういった弊害を取り除くことができ、
また生き生きとした生活を起こることができる。
まさに食べたものがわたしになる,ということなのです。


我が家も小さな娘たちのことを考えて、
できるだけ旬のものを使った料理、
和食中心を心がけてはいますが、
どうしても共働きで忙しい毎日だと、
なかなか難しい側面もあります。
昼は昼で外食はラーメンだったり、丼ものに偏りがちで
多々反省しなければ!!


そしてびっくりしたのは、
エンディングテーマが、坂本美雨 with CANTUSのみなさん!
しかも『星めぐりの歌』!
こんなところでみなさんと再会できるとはいと嬉し。



今年は順調に映画鑑賞に通っているが、
いわゆるハリウッド大作とかじゃなくて、
こういうドキュメントはかかせない。
話題作とかは、いずれソフトが出たりTVでやったりするけれど、
こういうドキュメントはまずソフト化されることがないから
上映している間に観ておかないと
次またいつ観れるかわからないのだ。
ある意味アウラな体験。