オオサカン 秋の音楽会 at 緑地公園音楽堂
たまたま、何かの音楽関連のニュースなどを見たときに、
見覚えのある名前を見つけた。
小学校時代、同じ団地に住んでいた幼馴染の名前。
フィルハーモニック・ウインズ 大阪、通称オオサカンと呼ばれる
吹奏楽団の理事と指揮を担当しているらしい。
そこに映っている恰幅のよい、エビス顔はまさに松尾君だった。
自分は中学から電車通学で地元ではない学校に通っていて、
そのうちに団地からも引っ越しをしてしまったし、
地元にはまず帰らないので、小学校時代の人たちとの交流は全くない。
誰がどういう人生を歩んでいるのか全然わからないのだが、
偶然とはいえ、よく遊んだ友達が、
音楽という道でそういう立派な立場で活躍しているのを知れば、
観に行かないわけにはいかないだろう。
あまりクラシックなどのアカデミックな音楽には疎いのだけど、
たまたま、文化の日に無料のファミリーコンサートがあるらしく、
それならば気兼ねなく行けるだろうと、楽しみにしていました。
京都ライドから戻り、色々と野暮用を済ませてのち、
家族で緑地公園へ。
すでにイベントは始まっていて、最後のセクションにどうにか間に合う。
音楽堂はなかなかの人の入りで、賑わっていました。
ドラえもんの歌や、ダンシングヒーローなど
子どもでも一緒に楽しめる曲や、一般に知られている曲など、
親しみやすいレパートリー。
オーケストラの中央で、迫力満点で指揮をしているのは
間違いなく松尾君でした。
これだけの所帯を一手に束ねているのだから、素晴らしい。
指揮のノウハウはよく知らないが、力強くリズミカルに指揮をする姿は迫力があり
また曲中のトークも軽妙で、なかなかの人気者ぶりでした。
途中、大阪の楽団ならではか、六甲おろしもあり、
娘たちも配られたジェット風船を飛ばしたり楽しんでおりました。
終演後、出口で、カンパのお願いに立つ松尾君に声をかけてみる。
向こうも仰天という感じでしたが
「同じ団地に住んでた●●君!????」と覚えていてくれて、
20数年ぶりの再会を喜びました。
そのあと、少し公園で子供たちとボール遊びをしたり、
ドングリ拾いをしたりし、
前から行ってみたかったblackbird bookさんへ寄る。
こぢんまりとした新古書店でしたが、
なかなか筋の良いラインナップで、ついつい長居をしてしまいました。