有馬氷瀑改め滝見ハイク feat. カメちゃん&姫
このあいだ、同じGパト朝日・白馬班としてひと夏を共にした、
カメちゃんとT姫と一緒に有馬紅葉谷界隈へ行ってまいりました。
本当は毎年定点観測している氷瀑を見るつもりでしたが、
折からの暖冬で全く空振りで、滝めぐりとなりました。
9時に大阪駅集合で、Gパトの解団式以来の再会。
そののち閉山まで上高地の山小屋で働いていて、
シーズン終わりとともに
大阪の某有名山ブランド勤務に復帰していました。
ここ最近の人気ぶりで、あまりの人の数に思わずびっくり。
インバウンド効果もありますが、
それ以上に若い女性グループや年配の団体さんが多かった。
温泉街の人込みを抜けるようにして、3人はお山へ。
ロープウェイのところは相変わらず崩落により
登山道が閉鎖されていました。
いつもの広い河原につきますが、
もはや雪も氷も全く期待できません@@
温泉街の方でも雪が積もり、道が凍結という年もあるくらいで、
例年でもせめてこの広場の先くらいからは
アイゼン装着しないといけないような場所なのだけど…。
関西ではしっかりと冷え込んだ日が少なく、
むしろ春かと思う様な暖かさが続き、
おまけにこの数日前には本格的な雨も降ったので仕方ありません。
白谷第二堰堤をすぎ、河原を歩いた先から紅葉谷道の上りに入ります。
迂回路の長い階段がしんどい。
そこから道を外れて、谷の方へ。
あいかわらずの激下りでゴルジュ手前の谷の出合に降り立つ。
脇には大木が根っこむき出しでゴルジュの入り口をふさいでいる。
去年来た時にはこんな風ではなかったので、
あの台風の被害だろうか。
こんな巨木がこんな様になるのだから自然の脅威は本当に恐ろしい。
ゴルジュを抜けた先の谷の行き止まりが七曲滝。
ですが案の定全く凍り付いておらず、壁面が完全むき出しでした。
それなりに水量がありびちゃびちゃと撥ねています。
ここでしばしの休息タイム。
谷底はやはり少し気温が低く、ちと冷えました。
同じ道を引き返しても面白くないので、
ゴルジュの先の出合のもう一方の谷筋へ。
この辺りも年によっては結構ふかふかの雪が
くるぶしあたりまで積もり、
滝の飛沫がそのまま氷の結晶になっていたりするのだが、
冬の手がかりすら見つからないような感じで、
それよりもむしろ、台風の被害と思われる倒木が流れ着いたのが
谷を敷き詰めている様が広がっている。
いつもなら雪を足掛かりにして越えていくクモ滝も、
狭い岩をロープづたいに。
どんつきの滝をくるっと翻って、
上部へと続く急登の目印を見つける。
ここは本当に無理やりにつけた道なので、相当に急です。
一応怪しくロープが垂らしてありますが、全然頼りないし、
いつのものかわからないので触らずに、
斜面を這い上るようにして進んでいく。
ひとまず難所を脱し、そこから小さな沢まで下る。
流れに沿って少し進めばさっきの七曲滝の上部に出ました。
そこから、大崩れのヘリをなぞって紅葉谷道にでたら、
すぐに百間滝と以位滝の分岐へ入っていきます。
しかし、少し歩いたところで道が崩落で寸断されていました。
さすがにこれは通れそうにないので引き返すと、
姫が途中で迂回路を発見。
細尾根をむりやりに切り開いたような道でしたが、
どうにか崩落地の先へ。
迂回場所を過ぎ、元の道に合流したら、
あとは滝の真横をぐぐっと急下り。
そうして百間滝の滝つぼに出ます。
せっかくなのでその奥に見えている以位滝も合わせて。
しかし、ここはほぼ六甲山上~旧極楽茶屋の直下に当たるのだが
これだけの水量はどこから流れてきてるんだろうか。
ここも同じ道を引き返しても芸がないので、
そのまま流れに沿って谷筋を下ります。
急なゴルジュが連続する場所で、
雪がないかわりに水量があるため、
ドボンしないように慎重に足場を確認しつつ進みます。
1つ目の急落のところ、
誰かが岩場を設置してくれて通り抜けやすくなっていましたが
振り返ると、油断した姫がドボン!!
まあ足元だけですが浸かっておりました(笑)
その先、もういっちょ鋭く切れ落ちた岩間をくぐり抜けていきます。
ここはこちら側とあちら側で少し高さがあるので、
さっきみたいに油断して落ちると怪我をしてしまうので、
1人1人慎重に下りました。
ということで、アドベンチャーコースは一通り脱して
白石の広河原に無事に帰ってきました。
そのあとはポカポカ陽気の中を有馬温泉街まで戻り、
ビールで乾杯してピザランチ。
自分がケツカッチンだったので、15時のバスに乗って帰りました。
ということで、時間の都合上ショート山歩きになりましたが
その分、野趣あふれるコースを堪能しました。
ということでGパトプチ同窓会でした。
またね~。