記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

2018Gパトの夏 カチ割大会

さて、そろそろ朝日小屋での生活も慣れてきました。

毎朝4時には起床し、5時前から朝食の段取りをして

6時前にご飯を食べ、6:30にはラジオ体操をして、ミーティング。

これが体になじんできました。

 

この日も午前中は小屋のお手伝いをして、

布団の上げ下ろしや、

今晩のお客さんに合わせて部屋のセッティングに大掃除と

あくせく働きます。

 

この日は、前日上がってきた地元の消防隊員さんの指導の元、

消防訓練がありました。

小屋での火事はそれこそ死活問題なので、みんな真剣モード。

なかなかレアイベントに立ち会うことができました。

 

そのあとは休憩。おやつはパン!!

小屋の食事はとても恵まれていて、

魚も野菜も肉も酒も至れり尽くせりなので、

むしろ下界よりも正しい食生活を送れている気がするほどですが、

人間、欲張りなもので、そういうときほど、

菓子パンとかおやつとかジャンクな食べ物が恋しくなります。

 

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休憩をはさんで、お昼まではキャンプ場の掃除。

ちっちゃな食べクズや、

包装物(一番多いのはアメちゃんの個包装の切れっぱし)、

ペグの抜き忘れとか、ジャンジャン発掘されるガラス片とか。

それから余計な小石などを除いて、

トンボかけて使いやすい状態に。

お昼ごはんの声がかかり終了。

この日はチャーハン。

 

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午後からは、重要ミッション。

翌日に地元の中学生らが学校登山で

北又小屋から一斉に登ってくるという、

毎年恒例の朝日小屋の一大イベントに備えて、

そちら方面の道の整備に駆り出されます。

県警のKさんと、秀光さんと一緒に、

ツルハシやらスコップを担いでまいります。

 

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小屋を出て、夕日ヶ原を経てイブリ山までの区間で、

大きく残っている雪渓を崩したり、ステップを切ったりして、

子ども達が転倒したり、足を取られるようなことがないように

地慣らしをしていきます。

遠慮なくガンガンと打ち込んでは大きな氷の塊を剥いでいきますが、

調子に乗っていたら、みるみる乳酸が溜まっていきます。

それにしてもKさんの破壊力は抜群で、

一振りでごぼごぼっと粉砕していくのですが、

途中で煩わしくなったのかツルハシを放り投げて、

拳で割り出したときはもうあ然ですよ。

素手でバシバシと硬い氷を割っていく。

山の男すげー。真似できん。

 

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夕陽が原の中ほどの大きな雪渓をやっつけて、

来た道を引き返しつつ、

少しでも危険な箇所があれば手直しをして小屋へと戻りました。

 

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小屋に戻ってからは夕飯の仕事をして、晩ごはん。

いやあ、がっつりと力仕事をした後のおビールは旨い!

みんな、学校登山の受け入れ準備に

バタバタと大忙しで大変な一日でしたが

翌日の本チャンはもっともっと大変な一日が待ち構えているのでした。

しかし、まさかあんなことになるとは…

 

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