記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

Fleche Hiroshima 2019 「俺たち、大海峡またぎ~ズ」 <第2区間:淡路島(岩屋港~洲本~西淡志知)/54km・200m>

さて、無事に第1区間をクリアし、

ジェノバラインで1つ目の海峡またぎである

明石海峡をまたいで、

淡路島に上陸したズッコケ3人組です。

第2区間はここ岩屋港を出発して、

南あわじにある陸の港西淡までの54km。

ただいま時刻は13:15、バスの時刻は16:23。

輪行作業を考えると16時くらいには到着しないといけないので

3時間弱で54km。

ave18kmペースでいいので、

第1区間に比べれば少し余裕がありますが、油断禁物。

では出発です。

 

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R28に入ると、事前の宣言通りに野菜さんがトップに躍り出て、

32,3kmペースで快調に牽いてくれます。

左手には青々とした海が広がり、爽快そのもの!

淡路夢舞台を過ぎ、東浦ターミナルのところで、

再び野菜さんのペットボトル爆弾を食らいます!

野菜炒めにしてやろうかっ笑

 

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久留麻からは毎度アワ1のように裏道へ。

のどかな漁村を抜けていきます。

釜口のところの大観音様でR28復帰。

しかし、これも去年の台風にさらされて、

いつ倒壊してもおかしくないといわれてるけど、

いまだに踏ん張ってますなあ。

 

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海を見ながら、ハイペースで進んで、

佐野から再び若干の裏道。

生穂南からR28に復帰して、

津名の街を抜けていきますが、

この辺りは交通量は相変わらず多いので注意して。

おそらくONOKOROパークのと思われる

大きな帆船が沖合に停泊しておりました。

そこからうめさんの牽きに変わって、

さらにペースアップしていきますが、

ちょっと私ハンガー気味でタレてきました。

洲本に入り3回目のCPでファミリーマート洲本海岸通店へイン。

時刻は14:30。

1時間15分で33kmといいペースで稼いで、

残り21kmを2時間弱でOKとなり、

随分プレッシャーもなくなります。

レシートをきちっともらって、補給とトイレ休憩。

 

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リスタートして、洲本市街地を縫って、千草川を渡り、

中島で左折して県道473号へ入ります。

大体淡路島ライドと言えば、

島の外周を回るアワイチがもっぱらなので

内陸部へと分け入っていく道が新鮮なご様子なお2人。

実は淡路島は内陸部もめっちゃ面白いし、

走りがいのある道の宝庫なのですぞ。

緩やかな登り基調をこなしたら、広田までぐいっと下ります。

 

混雑するR28をまたいで、県道125号へ入ります。

高速と並行する辺りまで若干の上りをやっつけ、

あとはダラリと下る。

高速をくぐった先で、

今さっき横を抜けていったトラックが、

狭い轍道へ左折するのにセンターラインを越えて

オーバー気味に曲がろうとしているところに、

危うく後続車が突っ込みかけている場面に出くわし、

間一髪。

 

この辺りから若干アゲインストの埃っぽい風のせいで

咳が止まらず、見かねた梅さんがミンティアをくれる。

掃守の交差点で左折し県道66号へ入る。

もう十分時間の余裕があるので、

ルートを少し外れて寄り道。

日本最大級の大鳥居がどこからでも目立つおのころ神社へ。

ここは”日本発祥の神社”と称されていて、

古事記日本書紀に記された国生み神話によれば、

イザナギイザナミの2人の神が

天の浮橋の上に立って天の瓊矛で青海原をかきまわし、

その矛先からしたたり落ちた潮が凝り固ってできたのが

この自凝島(おのころじま)で、

それが日本列島のはじまりとされています。

それにしてもでかいぞ!

引いても引いても画角に納まらないぞ!

 

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さて、おのころ神社を後にしリスタート。

この南あわじ一帯は一大農作地帯で、

そろそろ収穫をも変えようとしている

玉ねぎ畑の緑が一面に広がる中を走って行きます。

県道66号を南下し、小榎列で右折、県道477号へ入れば

あとは一直線。

賑わう県道31号との交差点をまたいで、

高速道路くぐれば、4つ目のCPである陸の港西淡に到着です。

 

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時刻は15:45。寄り道をしつつも、

余裕をもって2つ目の関門をクリアです!

しかしこれだけのマージンを築いても、

バスの時間は決まっているので、結局リセットとなります涙

ここはレシート等がないので、写真チェックということで記念撮影。

ここまでで走行距離は約115kmということで、

全行程の約1/3をクリアしました。

距離的なものもそうですが、

序盤の2つの関門を無事にクリアできたことが何より大きい!

 

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時間までは各々休憩タイム。

野菜氏は隙があれば1分でも2分でも睡眠タイムに入ります。

なにせ、前回のフレッシュでも、東京⇒大阪でも

野菜さんにとって睡魔が最大の敵なのです。

そろそろ時間となって、少し先の高速バス停の入り口まで移動し、

輪行作業。

2人とも輪行に慣れていないようで、早めに到着していて正解でした笑

そうして、高速バス停へ。

事前に方々への根回しをしていましたが、

あくまで予約不可なので、

もし万一、バスが乗客で溢れて乗れなかったり、

トランクがいっぱいで荷物を積み込めなかったら、

その時点でDNF確定です。

まあ、この路線でそれだけの人が乗ることはほとんどありませんが。

数分前に高松行のライナーがやってきて間違って乗りそうになったが、

他のお客さんになるとはもう1本後のバスだよと教えてもらいセーフ。

そうして少し遅れて、淡路交通バスが到着。

輪行自転車をトランクにというと、

ちょっと運転手さん面倒くさそうでしたが、

無事に積み込み、出発!

 

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そうして、「俺たち、大海峡またぎ~ズ」は

2つ目の海峡またぎ、鳴門海峡を無事にバスでまたぎます。

窓から見下ろすと、橋の下では、

鳴門の渦潮がダイナミックに渦巻いているのが見えます。

この鳴門海峡をいかにしてわたるかというのを

ああだこうだと半年ずっと考え、

色々な問題を乗り越えてきたので、

ここを渡った時は本当に感慨深かったですねえ。

 

そうしていよいよ新たなステージ、四国へと上陸します!

徳島・鳴門をスタートして香川の山間部を横断し、

愛媛県に入れば、あとは燧灘をなぞりつつ今治まで。

そしてサイクリストの聖地・しまなみ海道へ渡り、

早朝の宗方港発のフェリーに間に合わせる長丁場の245km。

ここからはナイトライドへと突入していくとともに、

疲労と睡魔との闘いが待ち受けます。

いよいよここからが真の本番!

つづく…

 

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<第2区間:淡路島(岩屋港~洲本~西淡志知)/54km・200m>

13:15岩屋港⇒(R28)⇒久留麻⇒13:42平和観音⇒(R28)⇒

津名⇒(R28)⇒14:30★CP3(ファミマ洲本海岸通店)14:40⇒

県道76号⇒中島⇒県道473号⇒広田⇒県道125号⇒掃守⇒

15:24おのころ島神社⇒県道66号⇒小榎列⇒県道477号⇒

15:45★CP4(陸の港西淡)

 

◆第2関門:淡路交通バス(海峡またぎ)

  16:23西淡志知バス停⇒鳴門海峡またぎ⇒16:47小鳴門橋バス停

  

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