記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

日本酒ドロップキック2019

田植えのあとの家族とのおでかけを

一人中座して、上洛。

年に一度の決戦の日でございます。

そうです、毎年、深刻な悪夢を繰り返す

地獄の日本酒ドロップキック!

うめ夫妻からの決闘状を受け取り、今年も参加です。

ロングライドや縦走山行も過酷ですが、

毎年ダントツで一番の荒行@@

今年も完走よりもまずは、無事に帰る!それが目標!

 

今年はスケジュールがかぶってしまい、

スタートの12時からは無理でしたが、

17時に京都へと降り立ち、

すでにスタートしているうめさん達と途中合流して、

ラスト21時までできる限り挑みます。

例年20弱の飲食店×酒蔵のタッグをめぐるのですが、

今年はなんと27に参加店舗が増え、エリアも拡大。

毎年コンプリート完走しているうめ夫妻もさすがに、

今年は無理と言っていましたが、

お2人の圧倒的な実力を毎年見せつけられているので、

自分としては途中参加のハンディキャップで

ちょうどよいはず。

 

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17時に四条に降り立ったのだが、

うめさんが電話に出てくれないので

その間に、かけつけ一杯ということで、

「26 和洋旬菜 月陽KARASUMA × 片野桜(山野酒造)」へ。

片野桜と言えば、強烈なパンチ力のある大阪は交野の酒で、

毎度お世話になっているところ。

大好きなお酒です。

ドロップキックは今回初参加ということで、

ぜひとも一献。

山野酒造の山野社長じきじきにお酌をいただきます。

随分前に「半殺し」という限定品を呑んだことがあり、

それがまあ、強烈モーレツで印象に残っているので

それについてお話ししたところ、

話が大いに盛り上がりました。

ついで、名前の表記についても、

交野桜ではなく片野桜としている理由なども聞くことができました。

地元の人以外「かたの」と読むのが難しいため、

全国的なシェアを見込んで、読み重視に変えていっているとか。

なので、交野桜⇒片野桜⇒かたの桜と、

色々試行錯誤されているようです。

相変わらず超辛口の重量パンチをかっ食らって、

今年の戦いの幕が切って降ろされました。

 

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そうこうしているうちに、うめさんから入電。

ほど近いエリアに潜伏中ということで、

ひとまず店を出てダッシュで駆け付け。

「23 酒バルJINSUKE × 川鶴(川鶴酒造)」さんです。

川鶴と言えば、おなじみ讃岐のおさけでございます。

うめ夫妻は、お決まりの通り、

「亀山学」さんからスタートしてに

すでに10軒ほどクリアしておられます。

調子が悪いと言いつつ、さすがのハイペース。

クピっとひっかけて、次へと参ります。

 

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今回は数も多く、完走は望めないということもあり、

初参加でなじみのないお店や好きなお酒のところを

うまくチョイスして巡ろうということになり、

今回エリア拡張した二条城方面のお店を攻めることに。

 

途中、亀山学さんのところを通ったら

ものすご行列で、ご挨拶だけ済ませて

都を北上。御池通を過ぎて、釜座通を上がり、

「2 大衆すし酒場 丸福 本店  × 南部美人南部美人)」へ。

 美人どころか、なかなかのワイルドマックスな

杜氏さん?がお出迎え。

岩手県は二戸の地酒・南部美人にあわせるは、

うなぎ棒寿司。

ぐびぐび、プハア~~~@@

 

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そこから、さらに上がって、今回最北のお店、

「1 肉酒屋 輪っか × 雁木(八百新酒造)」へ。

雁木と言えば、山口は岩国の川の河口近くに

美しい酒蔵を構える名門中の名門です。

いつもお世話になってます!

ここは初参加ということもあってか、

なかなかの行列。

12時スタートの皆さんはそろそろ仕上がってきているので

ここでフィニッシュの方も多かったのかな?

そこそこ待たされてようやくイン。

合わせるのは炙り牛肉のお寿司。

お肉は程よくスモークされて美味しかったけど、

ちょっと酢飯が効かせすぎなのがもったいなかったかなあ。

で、ちょうど仕込み終わったカレーの匂いが店内に充満。

思わぬ飯テロに、ついつい注文。

コクのある重厚な味わいでございました。 

 

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続いては御池通まで再び下って、おなじみの

「3 Ken蔵  × 招徳(招徳酒造)」コンビのお店へ。

酒は「昭和」ラベルと「平成」ラベルの2種類。

迷うことなく「昭和」で。

薄にごりの酒に合わせるは、酒粕のチーズケーキ。

 いいタイミングでのスイーツ♪

この辺りからさすがにうめ夫妻も酔いが回り始めている様子。

例年と比較も数的にはまだまだ大丈夫なはずなんだけど、

暑さやらなんやらで

やはりエンジンの具合が万全ではなさそうです。

 

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続いては、烏丸通を渡って、

「4 じじばば木馬亭 × 伊根満開(向井酒造)」さん。

リドにあるお店の系列ですね。

赤米推しの「伊根満開」ではなく、

地元民の酒である「京の春」をチョイス。

うめ夫妻はここはパスするというので、

ひとまずアテと酒をもらって、歩きながらいただき、

次へ向かいます。

 

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お次は一番エリアの東の端に位置する

「5 蕎麦と肴 周知 × 小左衛門(中島醸造)」さん。

 奥さんはすでにお酒はDNF宣言されたので、

しばしお待ちいただいて、うめさんと2人二階へ行き、

サクッと出る。

 

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お次は、おなじみの

「6 馳走いなせや × 月の桂(増田徳兵衛商店)」コンビ。

ここも奥さんが外で酔いを醒ましている間に、

さくっと入ってサクッと。

うめさんもだいぶ苦しそう。

こんなうめさんは今まで見たことがない!

(なぜならいつも確実に先にこっちが潰されるから笑)

  

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さてさて、ここらでもういっちょ肉でも喰らおうと、

そのまま柳馬場通を下って、

「7 和鉄板ぞろんぱ × 白龍(吉田酒造)」さんへ。

 奥さんも誘って3人で、うまーいお肉を一切れ。

旨みがジュワン。

奥さんの分の白龍も食らいます。

 

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そして気づけばイベント終了の21時目前!

残り3分で、次のお店に駆け込んでギリギリセーフ。

おなじみの「8 手水や × 美冨久(美冨久酒造)」さんで、

三連星をゲット。

ラストをジークジオン!で締めることができました。

 

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ということで、ジャスト10軒で今年は打ち止め。

うめさんたちは20軒近くをクリアし、

さすがに堪えたご様子。

3人でフラッフラになりながら、京阪に乗り込み、

命からがら都落ち

 

毎年この日だけは、本当に記憶も混濁し、ベロベロで、

翌日は地獄。

しばらく日本酒には近寄りたくない…

といいつつ、また来年も無謀な挑戦に挑むんだろうなあ。

 

<その他の参加店舗&酒蔵>

 9 BANSAN 京色 × 初桜(安井酒造場
10 まんざら亭 三条高倉 × 一本義(一本義久保本店)
11 居酒屋 たのしみ×  富翁(北川本家)
12 酒と焼鳥 坊や × 春鹿(今西清兵衛商店)
13 サケホール 益や × 萩の鶴(萩野酒造)
14 358 × 鳳凰美田(小林酒造)
15 食宴酒家マエダダイナスティー × 鶴齢(青木酒造)
16 夢処 漁師めし 雑魚や × 奥播磨(下村酒造店)
17 亀山学 × まんさくの花(日の丸醸造
18 ルミエール × 白木久(白杉酒造
19 Sushi Dining 大八 × 不老泉(上原酒造)
20 和ダイニング一政 ×  獺祭(旭酒造)
21 宗 SOU 西洞院店 × 篠峯(千代酒造)
22 魚と焼 参五八 × 三諸杉(今西酒造
24 日本酒とおばんざいの京酒場 みとき × 七本鎗(冨田酒造)
25 五黄の寅 × 玉川(木下酒造)
27 串鉄板ぞろんぱ × 羽根屋(富美菊酒造)