記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

北穂チャレンジ Feat. Mr.K  1日目

ブログ全然追いついていませんが、1つ1つ。

 

8月末日。毎年恒例となっているK大先生との登山の日です。

千丈が岳、槍ヶ岳鹿島槍ヶ岳などを登頂し、

去年は自分がGパトとしてフル出動していたのでお休みして、

2年ぶりの今年狙うのは、標高3106mの北穂高岳です。

K大先生何気に穂高岳に上るのはお初。

岩の殿堂の穂高はどこでも険しい道のりで、

前の週くらいからずっと登れるかなあ~と

ずっとソワソワしているK大先生でした。

一方自分は天気の具合がちょっと心配で、

台風やら前線やら、予報も刻一刻と変わっていきます。

ひとまず1日目は横尾までなので問題ないが、

翌日のコンディション次第では北穂を断念して、

涸沢止まりでもいいし、あるいは蝶ヶ岳へ転戦するもよし。

ひとまずは現地へGO!!

 

早朝、車でピックアップしてもらい、

そのまま名神~東海北陸と進みます。

途中、ひるがの高原SAで小休止。

大日ヶ岳も綺麗に見えております。

 

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順調に高山までやってきてお昼時。

先日定休日で振られてしまった「ちとせ」リヴェンジ!!

いつもは特急電車に焼そば弁当を持ちこむので、

店内で食べるのは2回目。

せっかくなので中華そばを注文したいが、

こないだ食べられなかった焼そばも食べたい!

迷いに迷って、禁断の麺に麺!!

中華そばが思った以上に美味しくてびっくり。

正直高山ラーメンはほぼほぼお店行きつくしているけど、

どこもそれほどハマらなかったのだけど、

意外や意外、ちとせはなかなかでした。

焼そばはむしろシンプル過ぎて、

自分で追いソースしてべちゃべちゃに食べるのだけど、

これはきっと、長い山行で素朴な食事に慣れ切った後に下山して、

濃い味、ジャンクな味恋しというシチュエーションで食べるからこそ

欲する味なのでしょうな。

 

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腹パンで、高山を後にして、平湯温泉のあかんだな駐車場へ。

我々の工程は土日から1日外して、日月(平日)としたのと、

8月末~9月初の時期は夏休みが終わり紅葉より早いという

つかの間のスキマ時期に当たるので、

駐車場もそれほどいっぱいではなかった。

恐らく自宅を出発する時間を甘く見過ぎていて、

すでに13時を回っております@@@

13:20のバスに乗って、上高地着が14時。

そういえば、よくよく考えると、

上高地を訪れるのは2016年夏以来なので3年ぶり???

自分でも意外ですが、

他の山域や登山口からのアプローチばっかりですっかりご無沙汰でした。

 

出発の前にまずは登山届を提出します。

届けを出す箱の裏手に、

実はワンコイン(500円)の山岳保険自販機があって、

そこで領収書の印字シールを購入して登山届に貼り付けるだけで

手軽に山岳保険に入ることができます。

面倒な手続きや記入もなく、ほんと簡単。

これで保証期間1か月、事故1回につき有効で

遭難時の救助費用として最高100万円の補償が受けられます。

万一、民間ヘリ出動とかの場合に安心ですね。

まあそうならないことが大切ですが、備えあれば患いなし!

山に登る際はしっかり保険に入りましょう。

自販機がかなり裏手のひっそりしたところにあるのだけど、

もっと目立つ部分に置いたらもっと加入者増えると思います。

 

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さてさて、時間が時間です。

この日は横尾までとはいえ、

山荘の夕食の準備等々もあり迷惑はかけられないので、

遅くても17時前にはたどり着きたい(それでも本当は遅い。申し訳ない!!)

グズグズもしていられないので、もろもろを済ませて出発。

事前の天気予報や、前日のライブカメラの様子を

まるっきり裏切るような快晴具合で、

しかも雨が大気中のゴミを洗い流してくれたのか、本当に空気がクリアで、

いつもの河童橋の光景もスペシャルに綺麗!!

(ただし梓川の水量と水勢はいつもよりも激しかった@@)

 

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ハイキングをしている観光客を快調にパスしながら、

上高地ハイウェイをドンドコと進んでいきます。

14:47に明神館に到着し、小休止。

K大先生もいい感じの足取りで問題なさそうです。

ここからは観光客は一気に減り、

どこかの山を目指すハイカーばかりになりますが、

流石にこんな遅い時間なので、人はまばらです。

 

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徳澤園についたのが15:30。

先を急がねばならないので、 

名物のソフトクリームはなしでスルーします。

ここからはさらに往来も減り、

林の中を黙々と進んでいきます。

 

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横尾着が16:15。

ほぼ2時間でやってこれました。K大先生、がんばりました!

早速、宿泊の受付。

この日は横尾でも人は少なめで、

同室のベッドも半分空いている状態。

翌日3WAYに分かれる大きなツアー客が賑わう以外は、

結構この週末は山へ入る人は少なそうでした。

 

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寝床を確保し、荷物を整理したら、いざ風呂へ!!

横尾の素晴らしいのはこのお風呂があること。

たまたまタイミングよく貸し切り状態で

ゆっくり浸かることができました。

 

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夕食は17時から。

相変わらず品数の豊富な栄養満点のごはん。

おかわりもいっぱいして、

ビールも飲んで、大満足でございます。

 

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ということで、ひとまずは無事に山入りすることができました。

しっかり寝て、翌日の本番に備えます。

つづく・・・