記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

味噌づくり

2年前にこさえた味噌がついに売り切れになってしまったので、

今年新たに仕込みます。

ということで、家族総出で味噌づくり。 

前回の味噌があまりに美味しく、深い味わいだったので、

今回も同じところの米糀を取り寄せました。 

5kgとありますが、豆も糀もてんこ盛りで届きました。

 

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まずは、おまめにたっぷりと水を吸わせます。

一晩水に漬け込むことで、まん丸だった大豆が、

ふくっとします。

それをお鍋で炊くのですが、

あまりの量なので大なべを3つ出してきましたが、

火の口が2つしかないのねん…

途中で、圧力もかけながら、

じっくりじっくり柔らかくなるまで炊きます。

 

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3時間ほど炊いてようやく、

指でもすりつぶせるくらいに柔らかな仕上がりに。

前回は平日の夜中に慌てて仕込んだので、炊きが甘くて、

次のすりつぶす工程で難儀しましたが、今回はいい感じです。

茹で汁は、あとで味噌玉を捏ねる際に、

固さ調整に使うので残しておきます。

 

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お豆は粗熱を取ってから、ボールに移して、

手でしっかりすりつぶしていきます。

しっかりとペースト状になるまでみんなで作業。

子どもたちも粘土遊びの要領で楽しみながらお手伝い。

 

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すりつぶした豆のペーストに、

今度は糀をしっかりと混ぜ込んでいきます。

糀さんにたっぷりと栄養を与えるのです。

ぱさぱさと硬い仕上がりになってしまうと、

ひび割れてそこから空気が入り、雑菌の繁殖する原因となるので、

さっき取り置きしておいた煮汁で程よい硬さに調整をしつつ、

しっかりと混ぜ込んでいきます。

それにしてもこの分量なので、どんどん混ぜ込んでいくと、

とてつもない量になって、ボールがいくつあっても足りない!!

テーブルの上がものすごいことになってきました。

 

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ようやく豆と糀を全部混ぜ込んだら、

それを味噌玉に仕上げていきます。

それをアルコール消毒した容器に隙間なく敷き詰めて、

隙間を埋めるように潰しながら慣らしていきます。

とにかく余計な空気が入らないように、丁寧に丁寧に。

最後にラップを口周りにしっかりかけて密封して完成です。

 

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ということで、3リットルの瓶詰を2つに、

1リットルのタッパ2つ分の味噌が完成。

あとは糀くんがしっかりと仕事をするのを半年ほど待てばOK。

好みに応じて、途中で冷蔵庫に入れたり、火入れして、

糀の成長を止めれば、浅い味噌になるし、

放ったらかしでどんどん発酵が進めば、

真っ黒でコクのある深い味噌になる。

自分は深い味噌の方が好みだったので

まだまだ首を長くして待たないといけないけど、

また少し先の楽しみができました。

 

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