記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

阿部海太さん デッサン教室 at itohen

わが家の毎月の楽しみの1つが、

itohenさんで毎月開催される画家・阿部海太さんのデッサン教室。

このところ、奥さんと長女が参加して、

自分は仕事が遅くて間に合わずが続いていたのだけど、

久しぶりに一緒に参加することができました。

 

時世が時世なのですが(ちなみにこれも投稿より2週間以上前の話)、

マスク着用、消毒徹底、こまめな換気、

参加者同士で一定間隔を開けてと、

できる予防策を講じて開かれました。

(デッサン中はみな集中するのでおしゃべりもほとんどない)

 

今回のお題は紙風船でした。

基本的にはまあるいのだけど、その柔らかなフォルムと同時に、

素材の紙のワシャワシャとした凹凸感だったり、パリッとした質感、

あるいは、折り目やシワによって、

光と影が複雑に折り重なっている様などをどれだけ表現できるか。

簡単そうで、なかなか難しい!!

 

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みな思い思いのアングルを決めて描き始めます。

自分は、この2つの組み合わせがいいなあと思ったので、

時間制限の中で大変ですが思い切って2つ描くことにしました。

まずはさっくりと輪郭を描きますが、単純な丸ではなく、

いかにもハンドメイド感のある、微妙な凹凸を表現するのが難しい。

しかも鉛筆画なので白黒でそれぞれの色合いを表現した上に、

さらにそれぞれ光の当たる部分と影の部分との濃淡を出してと、

細部までを突き詰めていくと、

あっという間に時間が過ぎていきます。

(脇で自由を謳歌する次女をあやしつつ!!)

 

例えば、紙風船が下敷きにしている白い紙の部分に作り出している

影の部分を見てもらうとよくわかりますが、

同じ影でも、影の濃さが部分部分によって違うのが

写真でもよくわかると思います。

(影と思っていても実は真ん中は抜けているのでピンクの光が指している)

 

時折、先生からアドバイスをいただきながら筆を進めていきます。

顔になるところ、空気を入れる穴のところをよりはっきりさせて

そのフチにある銀紙のメラメラ感が表現できたら、

なおGOODですよとのことで、最後の20分はそこに集中です。

 

ということで、あっという間にデッサン時間が終了しました。

奥さんも長女も、久しぶりに息継ぎをしたという風な感じで、

集中を解いてフッと息をして筆を置くような感じ。

それぞれの持ち味がうまく絵にも出ています。

 

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デッサン終了後は、ドリンクをいただきつつ、

先生の総評をもらいます。

先生は絶対にどこどこが悪いとかマイナスのことは言わず、

その絵のいい部分を引き出してくれたり、

さらに良くするにはどうしたらいいかという

前向きなアドバイスをくれるので、

ものすごくモチベーションが生まれます。

 

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ということで、ひさびさのデッサン教室、

とても楽しかった!!